画伯の雑記 – 2020年8月3日 Pen S / Eastman Double-X 5222 (HC110/ジェネリック品)

Pen S / Double-X 5222

Pen S / Double-X 5222

普段感材などを購入しているお店がHC-110の在庫を切らしていたので今回はジェネリック品を購入してみました。
後日すぐに在庫が戻っていたのでタイミングが悪かったのでしょう…
購入したものはHC-110と性能が全く同じで現像時間や希釈等の取り扱いも全く同じという触れ込みです。
Xtolのジェネリック品を都内にある大型家電量販店の暗室用品コーナーで見かけたこともありました。
本来であれば純正から試してみるべきかもしれませんが…意外とフィルムに現像用薬品、欠品している事が多いです。
過去に購入できたものが現在は入手困難という事も多々あります。

美大に入学した最初の年に買えた油絵具が数年後に販売禁止になり、大学院では使えなかったという事がありました。
単に廃版になるものばかりではなく、法律等が変わり販売されなくなる事もよくあります。
そのためジェネリック品や代替品などの後発品でも積極的に試してみる意義があると考えています。

ジェネリック品も実は難しく奥が深いです。
C-41の場合も、製造工場が全く同じでパッケージと価格が異なる中身が同じ商品がいくつか販売されています。
HC-110自体も途中から液体の粘度が変わった現像薬品です。
昔と全く同じだという人もいれば、異なった現像液になったという方もいます。
以前から販売される国によって粘度が異なっていた事が知られています。
現在販売されている純正のHC-110は粘度が低くなりアメリカ国外で販売されていたものやジェネリック品に近づいたと言われています。
コカコーラに似ていますね。笑
HC-110に限らず他の薬品でも、中身が同じでも版権などの関係から異なる商品名という事があります。
ジェネリック品は変化がないのに、本家は改良され少し雰囲気が変わるという事もあり得るわけです。

今回の投稿は試行錯誤のタグをつけておきます。


Olympus Pen S / Eastman Double-X 5222 / 30枚

使用したカメラ:Pen S
使用したフィルム:Eastman Double-X 5222
Generic HC-110 Dil.B Dev 16°C 9min, Stop Bath 30sec, Fixer 8min, Photo Flo

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

Pen S / Double-X 5222 / Generic HC-110

10年程前、韓国に行った時に現地で飲んだコカコーラがアメリカから直輸入されたもので驚いた事がありました。
国ごとにコーラの味は違うと言われています。
コーラがコーラたる様にしっかり管理されて作られていると思いますが、国ごとに厳密に同じ材料を揃えるのは無理です。
同じ日本国内で育ったお米なのに地方ごとに味が違うように、使われる砂糖が少しでも異なれば味に違いが出るのでしょう。
いずれ純正のHC-110も試してみたいと思っていますが個人的にはジェネリック品のHC-110も結構いいんじゃないかと思える結果が得られました。
今回の作例の後に異なる希釈度を試しています。
HC-110の魅力は濃縮液を”割って”色々な希釈度で現像が楽しめる事です。
希釈が前提ですから夏期は薬品を準備するのが本当に楽です。
水だけを冷蔵庫で冷やして置き混ぜる事もできますし、必要な液量だけを容器に準備し狙った液温に持っていけます。

使い切るのに時間がかかる量を買いました…じっくりこの現像液も楽しんでいこうと思います。

画伯


今回使用した現像タンク

パターソンの現像タンクが好きで、PTP117、PTP115(2つ)、PTP116と4つ持っています。
35mmが1本だけ現像できる最小サイズのPTP114というものもあるのですが、実用的なのは35mmが2本現像できるサイズのPTP115くらいからだと思います。
1Lで薬品を作られる方はPTP116、35mmが3本もしくは120が2本のタイプがちょうど良いかもしれません。

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