目次
シルクスクリーン印刷の雰囲気
露光装置も使わずガンタッカーのみで紗張りをした最も簡単な手作りスクリーンによる印刷
シルクスクリーンの露光からプリント、そして仕上げのアイロンがけまでの流れ
上級者およびDIY好きのあなたへ
シルクスクリーンの木枠の作り方
動画で見る ホームセンターで手に入る道具で木枠を自宅で作る方法
ガンタッカーを使わない接着剤を使うシルクスクリーンのメッシュの木枠への張り方。
Frequently asked questions
(以前運営していた梅子と僕で寄せられていた質問を抜粋しました)
Q.メッシュの種類と購入場所
A.お住いの地区によりますが関東近郊の方であれば印刷したいイメージ、使用したいインクのタイプをお店の方に伝えメッシュを選んでもらうのが確実だと思います。
僕がトレーナーを作った際はテトロン紗を三彩さんから購入しました(下記リンク参照)
一般的にシルクスクリーン用として売られているインクは目の細かいメッシュでもインクが通るとおもいますがその他のインク(モコモコになるタイプの発泡インクやグリッターが混ぜてあるような特殊なもの。)を使う場合は120番より大きい目のメッシュとかがいいと思います。
一般的に数字が上がるほどプリントする際のイメージを鮮明にすることができますが120番まであればの必要十分です。
(紙に印刷する場合はどうしても不利です…リンク先にエコバックを作った時と同じスクリーンで紙に印刷した際の画像が載せてあります。
白インクだけを使い黒い生地等に印刷する場合、白が目立たない等の理由から発泡インクを少し混ぜて印刷したほうが白が見えやすくさせるケースもあります。その場合は70番が確実です。
120でも目詰まりしなかったりするので…トライアンドエラーとしかいえませんが。
Q.使っている感光乳剤について
あくまでも自分の経験ですが…一番最初のコートで一番感光乳剤を使うのですが2回目、3回目はあまり使いません。
ただバケット等に乳剤を入れ均一にメッシュに塗布していこうと思うとメッシュに塗布される以上の一定量が必要になります。
使用しなかったものは直射日光等強い光線が当たっていなければ再利用が可能です。(ただ劣化は早まります)ジアゾ感光乳剤EX 250ml という名の商品の内容量でも十分だとは思いますが送料などを入れると3000円前後してしまい経済的ではないので1000mlのSD-40という商品を自分は使っています。
SD-40も送料などを入れると3000円前後してしまいますが容量が多いので慣れないうちは何度も練習ができるので助かります。
欠点はものすごい量の感光乳剤が余ってしまうことと処分する際に面倒なことです。
なかなかちょうど良い量で金額的にも理想に近い商品がない実情です。
美大時代でも1000ml程度入った大容量の感光乳剤を学校が買っていましたがそれでも使い切れてはいませんでした。
Q.もう少し簡単にやりたい
A.自分で全て作る自信がなければ、一度レトロ印刷JAMさん等を利用されてみるのもおすすめです。
一度シルクスクリーンの理屈がわかれば自分でどのような材料を揃えばできるのかがわかるので意外と近道かもしれません。
家庭でシルクスクリーンにチャレンジされる方がつまづきやすいのが製版作業と紗張り作業です。(露光時間等の仕組みがわかりにくい、安定した光源が得られないなど。)レトロ印刷さんの場合は製版もしてるので優しいと思います。
Q.少し変わった工具の入手方法
A.コーナークランプやVネーラーなどの工具はオフの店(株式会社オフ・コーポレイション )さんから購入しました。記事作成当時は見かけなかったのですが最近では一部ホームセンターやAmazonでも買うことができるようになりました。