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ミノルタは裏切らへんなぁ〜
今まで色々な会社のカメラを買ってきましたが過去10年はどこの会社でも不良品を掴む事が多く、純粋にカメラを趣味として楽しめなくなってきていました。
原点回帰というわけではありませんが、では10年以上前はどうだったのか?と振り返ってみると10年以上前に使っていたのはミノルタとオリンパスのカメラでした。
10代や20代の頃は今よりは活動的だったのでカメラを丁寧に扱っていたかというと…恥ずかしながら雑に扱っていたような気がするのですが、それでもミノルタやオリンパスのカメラではトラブルはありませんでした。
少し前までオリンパスのAM-100というフィルムカメラがこのサイトでも大活躍していました。
残念ながらプラスチックの経年劣化は避けられずひび割れも修理の限界を超えてしまいAM-100は現在は引退しています。
そこでAM-100に変わるコンパクトカメラを探していたところMinolta AF-S Quartz Dateに出会ったわけです。
自分が初めて買ってもらったカメラもMinoltaでしたし、縁があるようです。
Minolta AF-S Quartz DateはISO感度が自分で設定できるという願ってもないフィルムを自分で巻いている人間にとって都合の良いカメラだったのです。
Minolta AF-S Quartz Date シネフィルム各種作例
使用したカメラ:Minolta AF-S Quartz Date Minolta Lens 35mm 1:2.8
モノクロはXtolでカラーネガはECN-2で現像しました。
Eastman Double-X 5222 / 作例 10枚
使用したフィルム:Eastman Double-X 5222
使用した現像液:Xtol
Xtol 1:1 / 18°C 12min12sec, Stop Bath, Fixer F96 6min, Wash 6min, Photo Flo (1:200) 30 sec
少しずつ引き伸ばし機関連の投資を進めていて、同時進行でモノクロフィルムの撮影本数を増やしていこうと計画しています。
今週もEastman Double-X 5222を3本撮影済みなので時間を見つけて作例を追加していきたいです。
Kodak Vision3 50D / 作例 16枚
Remjet Removal Presoak 30sec, Wash 1min, Dev. 7min42sec, Wash 1min, Blix 7.5min, Wash 6min, Photo Flo1:250 (41.5°C) (22,23,24)
Minolta AF-S Quartz Dateが発売されたのが1984年の9月と書かれていたのですが、僕よりも年上のカメラです。よくフィルムは昭和っぽく写るとか80年代90年代っぽく写るとか紹介されている事がありますが…50Dで撮影してスキャンしてみればそんな事はない気もします。最近だと昭和感を出そうと後で無意識に寄せていってる人もいるのではないかと勘繰ってしまいます。
ミノルタの歩み
(Minolta AF-S Quartz Dateの別バージョン、ミノルタAF-Sトークマンの紹介ページ)
Kodak Vision3 250D / 作例 10枚
Remjet Removal Presoak 30sec, Wash 1min, Dev. 8min6sec, Wash 1min, Blix 8min, Wash 6min, Photo Flo1:250 (41.5°C) (25,26,27)
Remjet Removal Presoak 30sec, Wash 1min, Dev. 9min, Wash 1min, Blix 8min, Wash 6min, Photo Flo1:250 (41.5°C) (28,29,30)(後半6枚)
現像日の異なる2本が混在
デート機能があるカメラなのでうっかり日付を入れてしまう事があります。うっかりというか知らない間にONになっている事が多々あり、最近ではボタン電池を抜いてデート機能を無効にして使っています。日付と時刻を設定しても振動か電池の緩みなのかわかりませんが1983年1月1日に何度もタイムスリップしてしまうのです…
Kodak Vision3 250D 1段増感現像 / 作例6枚
Kodak Vision3 500T / 作例8枚
Vision3のフィルムをECN-2で処理したものは何ものにもかえがたい発色の素晴らしさがあり、Minolta AF-S Quartz Dateのように安価で売られているコンパクトカメラでも十分に楽しむ事ができました。
下手をすればフィルムと合わせて買っても写るんですよりも安いMinolta AF-S Quartz Dateなのですが、任意のISO感度に設定できるという事で条件によって自分で露出を調整したり、増感や減感を楽しむ事もできるカメラです。
周辺減光は見られますが、絞り込まれた明るい時間帯の作例を見てみますと十分にシャープでピシッと写っています。
安価なコンパクトカメラでISO感度が設定できるというのは本当にありがたいです。
加えてレンズ部にフィルター用のネジが切ってあるカメラなのでお好みでフィルターを追加したりカッコいいフードをつけて活用することも可能です。
35mm F2.8というレンズもなかなか皆さんの琴線にふれるのではないでしょうか?
プラスチックが多く使われているカメラなので気をつけなければいけない点はありますが、とても良いカメラです、これからガンガン使っていこうと思います。
今回はモノクロはXtolでカラーネガをECN-2で現像しました。
現在は久しぶりにC-41現像に戻していてMinolta AF-S Quartz Dateで撮影したVision3のフィルムもかなりの本数をC-41で処理しました。
いずれはECN-2に戻すつもりでいますが、せっかくの機会なのでC-41処理した作例も後日掲載したいと思っています。
今日は以上です。
手軽に試してみるなら…
サンアイ CS8011_CINESTILL_800T135-36N
サンアイ CS5011_CINESTILL_50D135-36N
自家現像でVision3を処理するお供に
今回使用した現像タンク
パターソン スーパーシステム4現像タンク マルチリール3タンク リール無 PTP116