うめちゃんからの手紙 2021 No.008 私もまっちゃんに助けられている。

うめちゃんからの手紙 2021 No.008

まっちゃんとぴゅう太くん。

うめちゃんからの手紙 2021 No.008

まっちゃんと久しぶりに美術展にでも行きたいねぇという話題になりました。
コロナ禍前はお菓子やお弁当を持ち寄って上野などにも遊びに出かけていました。
美術鑑賞の後、私が用意した水筒の紅茶を飲みつつ、まっちゃんが焼いてきてくれたクッキーなどを公園のベンチで食べながらその日見た芸術についてあれやこれや語り合うのが私達の楽しみ方でした。

ちょうどコンスタブル展とアートフェア東京があったのでどちらかに2人で行けたらなと思っていたのですが、まっちゃんは出版社の方からのお誘いがありアートフェア東京はご家族と出版社の方と行く事になりました。
まっちゃんは非常に律儀な人なので最初に私と話が出ていたのやから2回観に行っても良いよと言ってくれていたのですが、さすがにそれは気を使いますし、私も職場の人ともアートフェア東京に行こうという話題が出ていたのでお互いの職場や家族の付き合いを尊重し、コンスタブル展を後日2人で行くという算段になりました。

まっちゃんのご両親が勤めている出版社に聾者の女性編集者さんがいて、時々まっちゃんと連れ立ってコーヒーを飲みにきてくださります。(この方とまっちゃんはアートフェア東京を見にいく予定が入ったのです。)
お名前は藤野さんとういう方で、まっちゃん一家同様に大阪出身なのですが、東京本社に転勤になる際に同じく聾者で会社の先輩にあたるまっちゃんのお父様が色々面倒をみた縁でまっちゃん一家とお付き合いがあるそうです。
藤野さんと東京で一番交流があるのもまっちゃんで、引っ越しの際の家電の購入からカーテンの寸法を測るのにもまっちゃんが付き合っていて、家電量販店での見積もりや値引き交渉をしたのもまっちゃんなのだそうです。
高い買い物をする時について行こうか?と提案してくれるまっちゃんのホーミー感が大好きです。
藤野さんもテレビや洗濯機を1人で買いに行くのは難しいし不安な事もあり、店員さんが一番売りたいやつを売りつけられそうだから屈強な意思を持ったまっちゃんがついてきてくれるのは本当にありがたかったとコーヒーを飲みにきてくださるたびに話してくださいます。(まっちゃんの手話越しに)
藤野さんが「本当は1人で上京して寂しさや不便を味わって人間的成長をしなくちゃいけなかったのかもしれないなぁ、まっちゃんに甘えすぎてしまったかなぁ」とおっしゃっていた事がありました。
マスターや他の出版社の常連さん達が「若いうちに苦労しろというのは旧時代的だよ。しなくて良い苦労はしなくても良いんだよ。結局しなきゃいけない苦労は必ず発生するのだから」とおっしゃっていてまっちゃんがケタケタ笑っていたのが印象的でした。

たまたま私の周りには身内やてるこさんをはじめ家電や機械にとても詳しい人が多かったのですが、一般的にはテレビの新規格であったり洗濯機の機能や採寸方法は難しく、詳しい友人がいると心強いようです。
私がお世話になっている美容師さんのお宅でも洗濯機のサイズを測り間違え電気屋さんとトラブルになった事があるとおっしゃっていました。
私はまだ一人暮らしをした事がありませんが、確かに単身大阪から東京に出てきて、いきなり新しく生活の基盤を作れ!となると難しいと思います。
出ていく金額も大きくオロオロしてしまい、しばらくはカーテンもない部屋ですごしお風呂のたびに洗濯物を手洗いして明かりのない部屋で過ごしてしまいそうです。

今はコロナ禍で無理ですが、また平穏な日々が戻ったらはとこのマリーちゃんを誘いコストコにも行きたいです。
大きなスーパーやショッピングモールにはとこを誘うととても喜びます。
私も人から誘っていただくととても嬉しいので積極的に身の回りの人を誘える人になりたいです。
私は積極的に人を誘いたいです。

うめこ


今日の一枚

Minolta AF-S Quartz Date / Vision3 50D / C-41

Minolta AF-S Quartz Date / Vision3 50D / C-41


今日の一曲

Mitainakoto

Yonige / みたいなこと


今日の一冊

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