うめちゃんからの手紙 2019 No.068 アニメが好きなはとこと叔母。

うめちゃんからの手紙 2019 No.068

うめちゃんの家に遊びにきたマリーちゃん。

うめちゃんからの手紙 2019 No.202

ヒロシが「うめちゃんはめっちゃすごい魔女ですねん!僕とはじめおじさんとうめちゃんで協力してシフォンケーキでできた食べられるベッドを作りましてん!」とリビングのソファーで素敵な寝言を言っていました。
ミクロキッズ然り、ドラえもん然り、自分が小さくなったり食べ物を大きくしたりしてお腹いっぱい楽しみたいという妄想は普遍的なものなのでしょう。
ヒロシは紅茶のシフォンケーキがすごく好きですからね。

今日の夕方にはじめおじさんたちが戻ってきました。
昨晩はマリーちゃんがうちに泊まりにきてくれていて今日のお昼過ぎまで一緒にNetflixでアニメを見たり宿題をして過ごしました。
時々マリーちゃんはリビングの大きいテレビを借りにやってきます。

たまえおばちゃんもそれを分かっていて不在の間に私とヒロシだけでお留守番しててさみしくなったらマリーちゃんを泊めてもいいからねと言ってくれていたのでした。
たまえおばちゃんとマリーちゃんは定期的に一緒にアニメを見ていて、2人の暇が重なる時はカードキャプターさくらマラソンであったりセーラームーンシリーズマラソンなどかなりハードに長時間2人でアニメ鑑賞をしています。
マリーちゃんは8年近く前にやっていた「輪るピングドラム」というアニメがすごい好きで、同じ幾原邦彦監督の最新シリーズさらざんまいや演出をされていた「セーラームーン」をたまえおばちゃんと一緒に見ています。
少し前までは京都が舞台になった「たまこまーけっと」にはまっていてマリーちゃんを連れてロケ地になったという出町桝形商店街などの聖地巡礼にも行ったりしました。
私も出来る限りマリーちゃんとたまえおばちゃんの会話に加わりたいので一生懸命一緒になってアニメを見ているのですが、2人が最近見ている「さらざんまい」に限ってはいまいちよくわかりません。
マリーちゃんとたまえおばちゃんが内輪ネタで盛り上がっている感じがして少し寂しいのですが、いちいち解説してもらうのも悪い気がするので横で黙って見ています。

マリーちゃんは決まって私の下宿に来る前にミニストップかローソンに立ち寄りお菓子とミントアイスを買ってからやってきます。
いつも気を利かせて私の分のミントアイスまで買ってきてくれますが、私の希望は特に聞かれません。
去年の夏もそうでしたが、マリーちゃんはミントアイスが本当に好きで、雪見だいふくとかも美味しいよと勧めるのですが、最終的にミントアイスに回帰しています。

私の母もアニメが好きだったので私も一緒になって子供の頃から見ていて、アニメ鑑賞は好きだったのですが、最近は昔好きだったアニメが苦手になったりと心の変化を感じる事があります。
セーラームーンもカードキャプターさくらも好きなアニメだったのですが、最近はちょっとしたセリフでも拾ってしまい心に響いたり落ち込んだり、結構影響を受けてしまう事があるので正直に言えば見るのがしんどいアニメになってきました。
たまえおばちゃんがぐっとくるというカードキャプターさくらのクロウカード編も私のへっぽこメンタルにはかなりしんどいです。
たまえおばちゃんが以前はまっていたシュタインズゲートというアニメやエウレカセブン、ブラッドプラスというアニメも一緒に見ていたのですが、かなり心をえぐられるシーンなどがあり視聴に大変に体力を必要とするアニメだったと記憶しています。
かなりヒーヒーいいながらでしたがエウレカセブンはなんだかんだで最後まで熱中して観てしまいました。

たまえおばちゃんが見ているワンパンマンというアニメはとても面白いので私も気に入っています。
脱力した生き方ながらものすごく強いヒーローで個性豊かな仲間たちを増やしながらゆるりと悪者を”お手軽”に倒していく姿が愉快です。
ヒーローものにありがちな優秀な血筋や家系であったり修行で友情を育むという描写が全くなく、ただのサラリーマンが禿げ上がるほどトレーニングしてしまった結果強くなってしまい無敵になったという痛快な設定で、負けなしです。
そこがいいじゃない!とか何を幼稚なことを言っているの!と言われるかもしれませんが、アニメを見ている時に実社会で悩む人も多いであろう人間関係のメタファーのようなシーンがあると食傷気味になってしまうのが正直な感想です。
でも私が今までに見たアニメの絶対数が少ないので批評したり語るのは間違っています。
私が未熟で心が弱いだけであって、コンディションが整えば私も熱中できる日が必ず来ると思います。
いつだって制作者は真剣で視聴者はワガママなのでしょう。

先日バンド練習で一緒に遊んでくれた絵画教室の子達もアニメの話をしていて全くついていけず疎外感を少なからず感じました。
クラスメートたちもK-POPの話やアニメの話をしているのですが会話の内容を多く見積もっても15%くらいしか理解できていないような気がします。
はとこのマリーちゃんを除き一番仲がいいはるちゃんは時代劇やそば、池波正太郎先生が興味の中心で、こっそりK-POPの事や流行っているアニメやスマホのアプリの事を教えてと訪ねても私も知らないと返事が返ってくるだけです。
マリーちゃんはイギリスからの留学生になるわけですが、普段寮生活をしているのでどこにいる高校生よりも同世代の女子と過ごす時間が濃密で、誰よりも今現在流行っているいる事に詳しい気がします。

自分が生きている時代に流行っているものをは追いかけるもある程度大事な事です。
10代に10代の子たちが興味を持つことや体験する事を自分もやっておくことはある意味で将来への投資です。
何十年か経った後にインターネットや書物であの時はこうだったと他人が書き示したもので懐古するのは寂しいものです。
自分の実体験で若い頃を偲びたいのです。

うめこ


今日の一枚

LEICA M10 , APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.

LEICA M10 , APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.


今日の一曲

MONDO GROSSO / ラビリンス

MONDO GROSSO / ラビリンス


今日の一冊

九龍城探訪 魔窟で暮らす人々 – City of Darkness 大型本 – 2004/2/21
吉田 一郎 (監修), グレッグ・ジラード (写真), イアン・ランボット (写真), 尾原 美保 (翻訳)

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