暗室でフィルムを巻き直してみました
将来的には中判用フィルムもVision3の65mmフィルムから巻きたいと考えています。
今回は将来のための練習を兼ねて35mmフィルムを自家現像で出た中判のバッキングペーパーを再利用し巻き直してみました。
以前紹介したHOLGAで35mmフィルムを使用した時のようにはいきません。
Bronica S2にはオートマット機構が搭載されているためバッキングペーパーとフィルムの両方を使用し”厚みの違い”を作ってあげる必要がありました。
(もしかしたら他に回避する方法があるかもしれないので断言はできませんが…)
今更ですが120のフィルムスプールは残してあったのですがバッキングペーパーはほとんど捨てていたので後悔しています。
もう少し保管しておくべきでした…
中判も長尺から自分で巻いている人がいて、絶滅してしまったようですがバルクローダーも過去には売られていたようです。
Bronica S2 / カラーネガ自家現像 作例 23枚
使用したカメラ:Bronica S2 / Nikkor-P 75mm F2.8
使用したフィルム:前半12枚 Fujicolor 200 / 後半11枚 Kodak Vision3 50D 合計23枚
自家現像した後にEPSON GT-X980でフィルムのスキャニングを行いました。
Dev 39°C 7min30sec, Bleach&Fix 12min, Wash 6min, Photo Flo使用せず (同一現像液で48,49本目)
Fujicolor 200
Kodak Vision3 50D / 5203
フィルムの巻き込み方が下手で傾いてしまっている写真をたくさん作ってしまいました…今回珍しく絞り開放で何コマかとったのですがピントがずれてきている事に気がついてしましました。
前からモルトの劣化をなんとかしなければいけないと思っていたのですが絞り込んで使っていたため先送りになっていました。
こればかりはBronica S2の持病のような、経年劣化で必ず起こる事なので避けられないのでいずれはなんとかしなければいけません。
修理と調整が必要なカメラが多くて大変です…
現時点でまだレンズ1本、カメラ1台が修理から戻ってきていないので交代で出していこうとは思っています。
サンアイ CS5011_CINESTILL_50D135-36N
今回の作例で使用したものと中身がほぼ同一のフィルムがCinestillから販売されています。
全く同じ時間帯と構図で比較していないのでレムジェット層のアンチハレーション効果がどれだけあるかは未だわかりませんが、ISO感度50のフィルムでしか味わえない世界もあると思います。
中判カメラの教科書 中判カメラの使い方、中判写真の楽しさを満載! /玄光社