画伯の雑記 – 2019年9月26日 Olympus XAとKodak Vision3 50D/5203。

プロセスはできるだけ簡単な方が良い。

ホテルニューグランドにXAを連れて行きました。

現像液のトラブルは今まで全くないのですが、今回現像後の仕上げに使ったフォトフローの分量ミスでトラブルがありました。
フォトフローというのは界面活性剤のような薬品でフィルム水洗後の乾燥時に水垢等のムラが残らないようにしてくれるものです。
正式な商品名にKodak Photo-Flo 200と書かれている事からも想像できるかもしれませんがフォトフロー1に対し水200の割合で希釈します。
想像以上にこの希釈率は大事で、フォトフローの分量が多すぎたようで今回のフィルムの仕上がりに影響がありました。
ただこの辺りは水質にもよるでしょう、経験を積み自分なりに希釈率や使い方を見つけていくしかないと思います。
東京は硬度が高く他府県と水質が異なるので少し厄介なのです。
同じミスをされている方がアメリカのフォーラムで見つかり変ですが少し安心しました。
中にはフォトフローを一切使用せずサラダ用の回転する水切りザルを使用したり等の力技やスクイージー愛用者もいらっしゃるようです。

プロセスが増えるに連れエラーが見つけにくなったりヒューマンエラーの発生率も高くなる気がします。
いかに自家現像を簡素化できるか、今後少しずつ研究したいです。

Olympus XA / Kodak Vision3 250D / 作例 22枚

使用したカメラ:OLYMPUS XA F・ZUIKO 1:2.8 f=35mm
使用したフィルム:Kodak Vision3 50D
自家現像した後にEPSON F−3200でフィルムのスキャニングを行いました。

Dev 39°C 7min, Bleach&Fix 12min, Wash 6min, Photo Flo 1min (同一現像液で43,44,45本目)

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

Olympus XA / カラーネガ自家現像 / Kodak Vision3 50D

現像自体は温度にも攪拌回数にも気をつけているのに最後のフォトフローで失敗してしまうとは…詰めが甘いとはまさしくこの事です。
幸いスキャンした画像ではわからないので良いのですが、ある程度ミスはわかりやすく残った方が忘れにくく次回以降の参考になる気がします。
アメリカの高校時代、同級生でボールペン使用者が多くミスを消しゴムで消さずにそのまま残す姿を目にしなるほどと思ったことがありました。
ミスをするのも大事なのです。
自家現像で昔の事を思い出したりしたのでした。

画伯


今回の作例で使用したものと中身がほぼ同一のフィルムがCinestillから販売されています。
全く同じ時間帯と構図で比較していないのでレムジェット層のアンチハレーション効果がどれだけあるかは未だわかりませんが、ISO感度50のフィルムでしか味わえない世界もあると思います。

Copyrighted Image

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。