なんとかやっていますよ
北欧で過ごした夏の思い出
久しぶりに雑記を書きます。
カラーネガの自家現像を始めて以来写真の作例記事ばかりになってしまい雑記をほとんど書いておりませんでした。
作例記事が最も読者が多く、欲があるものですから迎合してしまい偏りが出ておりました。
学生時代の彼女がLiveJournalという当時流行ったブログサイトを長期間続けていて、当時大変感心していたことを覚えています。
文章を書き続けるのも大変です。
買い物したものや行った場所や食事などのお金を使った事に対してのレビュー記事をまた書いても良かったのですが、お金を使ったものの失敗がここ数ヶ月本当に多く気が滅入っておりました。
野菜を買えば腐っており、カメラを買えばカラカラ音がするものが届き、バスを待てばおばさんに押し出され横入りされ…e.t.c
ここ最近の追手内洋一っぷりは大したものです。
自分で見聞きした事だから価値がある
絵に描いた餅の味はわからない。
スウェーデンで頂いたシュールストレミング
学生時代に機会に恵まれシュールストレミングを食べさせて頂くという日本ではあまり経験できない事をさせていただきました。
現地の方数名とスーパーに行き美味しいと評判のシュールストレミングの缶を買い求めピクニックのような感じで野外で食しました。
家からハエがいなくなると近所でおそらく誰かがシュールストレミングの缶を開けたのだなという会話をスウェーデン人はするのだよと教えてくれました。
肝心の味はというと大変に美味！だったのですが、匂いばかり有名になってしまいましたが、実際のところかなり塩気が強い魚の缶詰でしょっぱさで複数名でなければ完食が大変という印象でした。
喉が乾きました。
匂いは事実きつかったのですが、食べてみるまでここまで塩気が強い食品だとは知りませんでした。
カラー現像が難しいとネットでの情報を見てきていたのですが、思い切って自分で初めて見たところなんて事なかったりと、自分で挑戦して得た経験は大変尊いものです。
常に食への興味は尽きない、そして思い出も多い。
あの時はお礼にうどんを作って振る舞いました。
シュールストレミングを振舞っていただいたお礼や滞在させていただいたお礼に粉からうどんを作り振舞わせていただきました。
１０代から海外生活をしていたのでうどんやパンは粉から当時よく作っていました。
アメリカの高校時代に日本でいう文化祭のようなイベントがあり、あなたは日本人なのだからお寿司を作りなさいと教職員に言われ大変腹を立てたことを覚えています。
この学校の教職員は黒人の学生にフライドチキンを作りなさいと言っていた事が後にわかり、ひどいステロタイプと考えの至らない教職員だなと時々思い出しては複雑な感情を抱きます。
この時僕は結局譲れなかったのであんぱんを作ることを提案し現地でも手に入るあずき豆を取り寄せ自分で丁寧に煮込み、餡からあんぱんを一生懸命作ったのを覚えています。
この時手伝ってくださった現地のパン職人の方とは今でも時々メールのやり取りしていて今でも感謝しています。
ところが！寿司を僕に握れと行った教職員も折れずに韓国人女子留学生に寿司を握らせていました。
大きく譲歩しステロタイプや人種問題を一旦置いて考えてみても、高校生にナマ物を夏季に扱わせ屋外の露店で販売させるという事がいかに危険かわからなかったのでしょうか？
実は同様の問題にイギリスの大学院に進学した時も遭遇しました。
この時はもっとこじれていてイギリス人の男子学生が韓国人の女子留学生にグループ展の費用を捻出するために寿司を作り販売しその利益をグループ展の資金の足しにできないか？と言われていました。
僕は思わずナマ物を無資格で扱い販売するのも危険だし、この韓国人の女性にとって大変な負担になるからやめた方がいいと勇気を振り絞り発言したのですが、逆に提案者のイギリス人男子学生に激昂され人前で大声で叱責されたのでした。
色々あった美大大学院時代でしたがやっぱり節度もあり、ナマ物は避けたかったので火が通せるもので現地で手に入るもの、ベジタリアンでもいけるものということで粉物はよく作った思い出があります。豆パンも作りましたし、鬼まんじゅうも作った事もありました。
イギリスでもあずき豆を見かける事があったので今思えばどら焼きも現地で作ってみたかったです。
小麦粉で作れる日本の食べ物のレシピは覚えておいて損はないです。
明日からまた頑張ろう。
また明日からゆっくり頑張っていきます。
画伯