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Rolleicord VbとTri-Xを自家現像で
再びRolleicord Vbに期限切れTri-Xを詰めて撮影し自家現像したので記事として公開します。
改めてRolleicord Vbを使ってみるとその身軽さと使いやすさを再認識しました。
本体の裏蓋の上にイラストとLV値が書かれた表が貼り付けてあるのですが、この通りに合わせればきちんと露出も合う気がします。
今回も期限が大幅に過ぎたフィルムを使ったのでフェアではありませんが…
大雑把ですが、ISO400のものとして売られていたものがISO200程度まで感度が落ちていると予想してISO200のフィルムのつもりで撮影してきました。
Rolleicord Vbの露出目安表
例えばISO200のフイルムを使っていてそこそこ日が当たる場合は15位かなぁと見当をつけ15にセットします。
こんな感じでLV値(ライトバリュー)を設定できるレバーが右側についています。
LV値をレバーを動かし設定するとそのLV値にあったシャッタースピードとF値が連動して動くようになっていて便利です。
難しい事はなく、明るい場所やISO感度が高いフィルムが入れてある場合はLV値を大きく、ISO感度が低いフィルムを入れてある場合や日陰に移動した時はLV値のレバーを動かし小さくすればいいわけです。
露出目安表の最下部に描かれた影の長さも指標になります。
サニーシックスティーンルールと感度分の16について
ロモグラフィージャパンの公式サイトにサニーシックスティーンルールついて作例と一緒に解説されたページがあります。
渡辺さとるさんの「旅するカメラ」シリーズの「旅するカメラ2」で紹介されている感度分の16も大変役立つので是非ご参照ください。
正確な巻数は思い出せませんが、他にも距離計を持たないカメラで大まかな距離を測る方法などを解説されていたりと「旅するカメラ」シリーズは全てお勧めできます。
渡部さとるさんの書籍の中古価格が高騰してしまっていますが、渡部さとるさんが運営されていたブログの記事は移転前の投稿も残されています。
上記の「旅するカメラ」もブログに投稿されていた記事を底本とし加筆修正されているので、ブログ記事をさかのぼって読むのも良いでしょう。
渡部さとるさんのブログ上該当記事
2008-05-09 お昼は「こんにゃくゼリークラッシュ」のみ。
こんな事を言っておいてあれですが…最近は無料で使えるスマートフォン向け露出系アプリなどもあるので、それらも活用してみてもいいと思います。頭でっかちになるよりも、たくさん撮って楽しむことが大事👍🏼 そして経験則や記憶でどんな露出にすればいいか思い出せるようになるといいですね。
今回撮影に使用したフィルム
実はフィルムにも詳細な説明書が存在します。フィルムを購入した時にはついてきませんが、しっかりとコダックの公式ページ上に公開されています。公式資料でも
快晴または薄日 (影の輪郭がはっきりできる)場合はシャッタースピードは1/500でF値は16で撮影してくださいと書かれています。*逆光の被写体を近接撮影する場合は、シャッター速度1/500秒でf/8を使用してください。
こんな具合に丁寧に解説されています。増感した場合の現像処理についても書かれていて本当にためになるので是非ご参照ください。
Tri-Xの取り扱い説明書
今回と同じカメラとフィルムを使用した過去の記事
1ロール目
べた焼き1ロール目
2ロール目
べた焼き2ロール目
(計13枚)
最後までご覧いただきありがとうございました。