うめちゃんからの手紙 2019 No.126 気合十分の友人に囲まれる幸せ。

うめちゃんからの手紙 2019 No.126

うめちゃんにライツパークで記念写真を撮ってもらったマリーちゃん。

うめちゃんからの手紙 2019 No.126

感激いたしました。
カメラ好きな友人二人と聖地、ウェツラーにやってくる事ができ思わず泣いてしまいました。
私の妄想プランではもう少し人生の後半で予定していたライカの工場見学だったのですが10代で達成できてしまうとは思ってもみませんでした。
この先良い事がないのではないかという不安にかられ泣いてしまったのかもしれません。
私はオタクだと自負しているのですが、自分のオタク趣味を否定されることなく、自分以上にさらに詳しかったりやる気みなぎる友人達に囲まれているというのはこの上ない幸福なことなのだと再認識いたしました。

マリーちゃんがドイツ語で事前にお願いしておいてくれたライカの工場見学ツアーを楽しみ、ミュージアムを楽しみ、ウェツラーの街に出て旧社屋があった場所、オスカーバルナックが最初のライカのウルライカで撮影を行ったアイゼンマルクト広場に行ってど定番の撮影を行ったり、Zeissの看板のロゴを見つけたはるちゃんが感激したりと本当に最高な一日でした。
聖地にお布施をしておこうライカストアでも買い物したのですが、お店で働くお姉さんが気を使ってくださったのかとても素敵なライツパークと書かれたエコバッグに入れてくれました。
マリーちゃんは私の母にこのエコバッグを持って帰ってあげると言っていました。
マリーちゃん自身も一つ欲しいだろうからと私の祖母がマリーちゃんに祖母の物をあげていました。
図星だったようでマリーちゃんは照れながら祖母に感謝していました。
私の祖母なので祖母もライカを使うのですが母と違いコレクターではないのでこのあたりのノベルティには執着はないようです。
祖母はドイツの自動車メーカーの工場見学ができた時点で渡独の用事が済んだと言っていましたしね。
他のライカのグッズは日本でも手に入るのですがこういう名前の入ったエコバッグほど価値があるのですよね。
母がおさがりのライカをマリーちゃんにあげた事をマリーちゃんはすごく感謝していて、私の母に聖地の写真を見せるのだとたくさん写真も撮ってくれていました。
そういばマリーちゃんはそのカメラの予備バッテリーをウェツラーのライカストアで買っていました。
もともとフィルムカメラでもハーフカメラで人より撮影枚数が多いマリーちゃんなので、デジタルでも予備のバッテリーがあると安心なのでしょう.
今年も学校が始まる前に夏休みの最後の週は京都の実家にマリーちゃんを連れて帰る予定です。
それから大阪にも言って祖父にもあって一緒に遊んでもらいます。
学校がある時より休みの方が人に会う用事が多く忙しいのです。

今回はマリーちゃんのドイツ語力に大感謝しっぱなしです。
ここで気を良くしてドカンとカメラでも買って帰りたいと思ったのですが、私たちは高校生なので次回また3人で来る日を夢見て、その時はお揃いのカメラをかっちゃおうぜ!と盛り上がったのでした。
はるちゃんは28mmのElmaritを買おうかすごく悩んでいて、日本で買うよりも大変値打ちな上に聖地で買うという思い出が残るしなぁと真剣に考えていましたが結局買いませんでした。
はるちゃん的に28mmのElmaritが欲しかったそうなのですが50mmのレンズでも気になるものがあり決断できなかったためどちらも買わないことにしたのだそうです。
はるちゃんは現時点でSummarit35mm F2.4、Summarit 50mm F1.5の2本でライカを使っています。
フィルムの時はRollei 35と中判のRolleiflexで撮影を楽しんでいます。
はるちゃんの機材の集め方は彼女の性格が如実に現れているように映ります。
28mmと90mmか75mmあたりを揃えたら今度はお金を4×5のカメラを買うために貯めたいと言っていました。
私のだいぶ先を行っています。

私もはるちゃんもマリーちゃんも首からライカを下げて巡礼してきたので気合十分な信者と見てもらえた事でしょう。
そういえば母が日本から修理に出していてまだ日本に帰っていないアポズミクロンもウェツラーにいるはずなのですが、娘の私とニアミスしていたのやろうなと思うと愉快です、そして私の方がおそらく早く日本に帰国する事でしょう。
しかしカメラ修理というのは長くかかるものでね。
母が日本でオリンパスのフィルムカメラを修理に出しているのですがこちらも4から5ヶ月かかると言われているそうで、春頃出したのにまだ手元に戻ってきていないと言っていました。

今回のウェツラー訪問はライカだけに絞ってしまいましたがZeissであったりMinoxであったり、ドイツは光学関連の工場がたくさんあります。
ウェツラーはフランクフルトからも大変アクセスが良くフランクフルトまで来る機会がまたあればウェツラー再訪の予定も入れたいです。
現像タンクのJOBOだってドイツです。

いつかまた3人揃ってドイツに工場見学に再訪したいと強く願います。

うめこ


今日の一枚

LEICA M10 , APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.

LEICA M10 , APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.


今日の一曲

Zazen Boys – Amayadori 7.19 2018

Zazen Boys – Amayadori 7.19 2018


今日の一冊

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