うめちゃんからの手紙 2017 No.169
今週もヨガに行くことができました。
今日はマリちゃんが「風邪気味な気がする!でも気にしたら負けだ!」と何度も私に言い、おそらく風邪を引き始めている感じだったのですが、認めたくないのか精神力で乗り切ろうとしていました。
ヨガ教室の後はいつもは1、2時間は何もお腹に入れず体を休ませる時間を作るように心がけているのですが、今日はふたりで門前仲町のらーめん弁慶までらーめんを食べに行きお別れしました。
マリちゃんはラーメン、うどん、お蕎麦を食べてよく寝れば風邪は治るといいます。
私の父と母は風邪のひき始めは中華料理を食べて、水をたくさん飲んでトイレによく行き、ひたすらよく眠るということを心がけています
たまえおばちゃんは肌関係には何にでもニベア、風邪には葛根湯飲んで明るい気分の映画を見てすぐ寝るというスタイル。
私は風邪などは全く引かないのですが、代わりに心がしょんぼりする日は多いです。
でもそれは思春期のあれやそれなのかもしれません。
ヨガ教室に来てはるお姉さんとヨガの後シャワーを浴びた後に髪の毛を乾かしながらよく話をします。
お姉さんが過去に試してきた美容ケアグッズ、脱毛サロン、歯のホワイトニング、めっちゃお金をかけて自分をケアしてきたけれど、モテなすぎて心を病みそうやと嘆いていました。
モテない事を拗らせすぎて、恥ずかしいけれど自分で自分にラブレターを書いていると急に私とマリちゃんに独白をしたので、クスリと笑ってしまいました。
何故笑ってしまったかというと私も全く同じ事をたまにやっているんやなぁ。(世界中に彼氏がおる設定です。)
あるあるでした。
仲のいいお姉さんだという贔屓を差し引いても客観的に見ても綺麗なお姉さんやし、優しくて賢くて、何よりめっちゃ話していて面白い人です。
そんな素敵な人やのにモテないとなると現実は厳しすぎるなぁと思いました。
それこそ私はホワイトニングもしてへんし、脱毛もしてへんし、たまえおばちゃんと同じくニベア最高だぜ!とニベア万能説を信じておるわけです。
マリちゃんが言うには日本はヨーロッパより男女それぞれ異性に対して見た目をはじめ色々な事に厳しすぎる気はするねと言っていました。
日本の男性が毎月のようにヘアサロンに行くことや、中にはすね毛を処理してはる人達がいる事にもびっくりしたのやとか。
確かにそれはあるなぁと思いました。
自分がでけへん事を異性に求めたらあかんやろ!かといって自分ができるから、やってるからって相手にも同じ事ができるのも求めてはいかんやろ!的な事もマリちゃんは言っていました。
母が結婚してすぐの時に父に言われてすごく照れくさかった言葉を教えてくれた事がありました。
「ももちゃんと結婚してよかったなぁ。1日の喜怒哀楽を一番に報告したいのはももちゃんやもんなぁ、家に帰ってくるのが毎日楽しみやもん僕」と何気なく父は母に言ったそうなのですが、母はすごく嬉しかったらしく覚えていて私に話してくれました。
(その後、父も母も同じ職場になり、毎日散歩を兼ねてゆっくり時間をかけて通勤と退勤を歩いてしています。二人の大事な語らいの時間。)
父は無意識なのやろうけれど結構恥ずかしいくらいロマンチックな事とかもぽろっと出ちゃう人です。
若い頃の父は特にこれといった個性がなく、見た目がハーフで目立つはずやのに同級生や先生にも名前を間違えられたり忘れられたりと地味な生徒だったそうです。
これは娘の私にも受け継がれ、未だに私の名前を知らない同級生がいます。気にしてはいませんが。
学校の勉強ができるだけの真面目で面白くない人やと同級生からは言われていたのやとか。
(真面目が一番やと私は思いますけれどね…)
でも父の良さが引き立つのは母のセンスのおかげもあると思うのです。
母は人が話す何気ない会話の中で光っている言葉をすくい上げるのがとても得意です。
母がいるから父の素敵な言葉と絵も活きているのだと思っています。
例えるならば、父という作家がいて、母という敏腕編集長がいるような感じの我が家です。
切磋琢磨も推奨され、異性への要求が非常に高く心折れそうになってしまう今日この頃やけれど、
まずは私も人のいいところに気がつける人になりたいなと思います。
うめこ
今日の一曲
Natalia Lafourcade – Lo Que Construimos
ナタリア・ラフォルカデさん。(自信はないけれどタイトルは私達を作るもの、的な意味だと思います。)