うめちゃんからの手紙 2019 No.069 羊羹とレコード。

うめちゃんからの手紙 2019 No.069

文ちゃんも力強くなってきて子育ても大変です。

うめちゃんからの手紙 2019 No.069

実家に帰っていたためしばらく報告が途絶えてしまいました。
私が実家に帰るたびに楽しみにしている事があります。
生まれ育った地元を歩いたり、もちろんイギリス人のはとこに地元を好きになってもらうために色々なところを連れまわす事もそうなのですが、それは祖父に東京のお土産を買って帰る事です。
祖父は私がお弁当やお土産を買って帰るととても喜んでくれるので、私も嬉しくなって毎回変わったものがないか趣向をこらしたり、祖父の好みや期待に応えられるように頑張っています。
あまり暑くない季節の時は崎陽軒のお弁当や今半のすき焼き弁当など東京の定番を買って帰ります。
私の祖父が京都から東京に来る事もありますが祖母に比べればほとんど来られないので、東京の駅弁などを買って帰省するととても喜んでもらえます。
とらやの羊羹も時々買って帰ります、そして渡すたびにとらやはもともとは京都で創業したのだよという話を何度も聞かされます。
祖父がお茶を入れてくれて一緒に羊羹を食べながらレコードを聴くのが至福の時間です。
とらやの羊羹には日本人の叡智が詰まっていますからね。

今回の帰省は弟を愛でたりマリーちゃんとデパート巡りをしていたらあっという間に終わってしまいました。
私と入れ違いでたまえおばちゃんたちも私の実家を訪ねてくださっていたみたいで、弟の茂一郎と一緒に文子ちゃんや歌子ちゃんも遊んだようです。
祖父が「文ちゃんというのは面白いね。茂一郎を指差し赤ちゃんだよ!かわいいねーちいさいねー!とみんなに言うものだから愛くるしかったよ」と文ちゃんの天真爛漫エピソードを話してくれました。
もう直ぐ2歳の幼児が7ヶ月の赤ちゃんに対し赤ちゃん可愛いと言うのはなんとなく既視感がありますが微笑ましく愛くるしい光景です。
子供というの自分と他人との区別や認識がなんとなく曖昧で、日付や時間の感覚も独特な気がします。

私はすべての季節が好きだと普段から公言しているのですが、教科にもよりますが学校の成績を客観視すると寒い季節は若干落ち込んでいるようです。
家庭教師の田中さんにもみっちりついてもらっていますし、季節を問わず頑張っているつもりですが、努力量は同じでも心の働きなのか寒い季節は能力が落ちていたのかもしれません。
暖かくなるにつれて成績も復調しました。

それにしても5月というのはとても楽しい気分で過ごせますね。
4月は母や叔母の誕生日もあったり桜が綺麗に咲いて華やかな日々が続いたのですが、5月は5月で爽やかさがあり元気な緑色をした葉っぱが生い茂り、紫陽花も自分たちの出番に備え活発に育っている姿がとても目立ちます。
二十四節気では今頃は立夏と言うそうで、もう夏の入り口に私たちは立っているのですね。

なんだかワクワクします。

うめこ


今日の一枚

オリンパス / Pen FT FズイコーAUTO S 38mm F1.8 / Kodak Gold 200

オリンパス / Pen FT FズイコーAUTO S 38mm F1.8 / Kodak Gold 200


今日の一曲

Doris Day – Que Sera Sera

Doris Day – Que Sera Sera


今日の一冊

映像研には手を出すな!(4)大童澄瞳 (著)

Copyrighted Image

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。