和菓子が好きなキンちゃん。
うめちゃんからの手紙 2020 No.010
今日は学校でテストがあり早く帰れる上にアルバイトもお休みの日でした。
せっかく午後が自由に使えるのですから無駄なく過ごそうと思ったのですが下宿に帰り部屋を片付けていたらあれよあれよというまに夕食の時間、そして今に至ります。
まだ日が沈むのが早いからか心理的にも1日があっという間に終わってしまう雰囲気に飲まれてしまいがちです。
学校を出る前にマリーちゃんは歌舞伎町シャーロック、本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んで入られません〜、魔入りました！入間くんを寮で見るから早く帰らなければいけない！と言われ遊びに誘うことができませんでした。
テスト週間だったのでマリーちゃんは多くのアニメが未視聴で溜まっていてしばらくはそれらの消化にもっぱら時間を割くようです。
異世界転生というジャンルが好きなのだそうで、イギリスから日本に留学してきているマリーちゃんには何かしらの親近感があるのかもしれません。
先日、清寿軒までどら焼きをキンちゃんに持っていくために買いに行った際にお店の入り口で本人にばったり会うという事がありました。
少しバツの悪さをお互い感じ、私がキンちゃんにどら焼きを渡し、キンちゃんからはみんなで食べてと栗もなかを頂いてしまったのでした。
時々キンちゃんが二郎と三郎と遊んでくれたり、二郎が病院に連れて行ってもらった事が以前あり日頃からお世話になっているので時々お菓子を持って行ったりしているのですが、キンちゃんも二郎と三郎が可愛いから餌付けに来たよとお菓子を持ってきてくれたりします。
主に神保町で公私ともに活動しているキンちゃんが人形町を歩いているのは割と珍しいのですが、マリーちゃんと同じくキンちゃんも和菓子派なので美味しいどら焼きやさんや甘味処が多い日本橋エリアにも仕事がない日はふらりとくる事があると言っていました。
神田と日本橋は近いですから散歩を兼ねてスイーツを食べにくるにはちょうど良い距離なのでしょう。
女子1人でスイーツを買いに行ったり食べにお店に入ったり、身軽な感じを見習いたいです。
私も1人でカフェに入る事があるのですが、カフェで勤めている職業柄色々なことが気になってしまい心が落ち着きません。
１つ言い訳をさせてもらうと、はじめおじさんが製菓のプロなので外で食べるよりも下宿にまっすぐ帰った方が美味しいお菓子が置いてあることが多いのです。
あまり外で茶をしばかなくなり、カウンター式のとんかつ屋さんであったりキッチン南海のような活気に溢れたお店にたどり着きがちです。
職場の近くのキッチン南海は知り合いに会う事があるのであえて両国店に行く事があります。
はるちゃんと食べに行く時は神保町店ですが、マリーちゃんとは両国店でカツカレーを食べます。
プロの料理人のはじめおじさんも自分でなんでも作れるのにラーメン、とんかつ、カレーなどのカウンターで食べられるお店が好きだったりします。
はじめおじさんも埼玉の中古自動車屋さんが都内でやっているレトロな感じのカレー屋さんに時々食べにいったりしています。
もともとこの類のお店に萎縮する未熟者だったのですが、友人のはるちゃんに色々と仕込まれ臆するこも無くなりました。
それでもいまだにかなりディープな立ち食いそば店などは、はるちゃんがいなければ入れませんが…
他の同級生に話を聞くと、意外とマリーちゃんの様に学校からまっすぐ帰り家でテレビを見たりネットで時間を潰す子が多い印象でした。
外が寒いから仕方がないのかもしれませんね。
うめこ
今日の一枚
Leica M10 / Voigtländer NOKTON 35mm F1.2 Aspherical(Ⅱ)
今日の一曲
Norah Jones – Come Away With Me
今日の一冊
