うめちゃんからの手紙 2018 No.124 たどり着く前から雨降り。

うめちゃんからの手紙 2018 No.124

うめちゃんに傘をさし、二人で話をしながら歩くのが好きなヒロシ。

うめちゃんからの手紙 2018 No.123

先週に続き今週もお天気が不安定な一週間でした。
幸いにも昨日今日と晴れが続き明日も晴れるようです。
雨の日はアルバイト先までヒロシが傘を持って迎えに来てくれます。
私は傘を持って出ているから心配ないよといつも伝えているのですが律儀に毎回傘を持って迎えに来てくれます。

少しだけ鈴木ヒロミツさんがヴォーカルを務めてらしたThe Mopsの事を書こうかと思いましたが、今日は祖父の話から始めようと思います。
私の祖父もヒロシもジェントルマンがすぎる気がします。
祖父は今も元気モリモリでバリバリお仕事をしていますが、高齢者には変わりありません。
ところが祖父は私と会うたびに荷物を持ってくれようとしたり、雨が降れば代わりにさしてくれたり、際限なく優しいのです。
そして若者は皆一様にステーキと山盛りの白米が好きだと思い込んでいる節があり、私が京都に戻ると耳にするやいなや一人肉屋に出かけて行き一等美味しく大きいお肉を買ってきて私の帰省を待っていてくれるのです。
祖父を見るたびに水木しげる先生がBSの番組でモリモリご飯を食べてらっしゃった姿も思い出します。
高齢者で元気な方は本当に食が太い気がします。
そして彼らは本当に肉と白米が好きだなと。
以前食事中に私がお腹いっぱいだと祖父にギブアップを伝えると、「野菜ばかり食べてたからだよ!上等な肉なのだから肉から攻めないとダメやで!これにお金払ってるわけやから。」とまず肉より先に野菜から手をつけるのは失策だと言った事がありました。
両親は野菜をしっかり食べなさいと言い、祖父は肉からたくさん食べなさいと言い、祖母は笑っているだけといった感じでした。
それはマリーちゃんが泊まりに来ている時も変わらず、一生懸命美味しそうに食べるマリーちゃんの姿を祖父も大変気に入り、喜んでいました。
祖母は日本にお嫁さんに来た初めの年は毎日違う料理を祖父が作ってくれたり食べに連れて行ったてくれたり、祖父から料理について説明してもらうのが本当に楽しかったと言っていました。
祖父の美味しいものを人に食べさせたいぜ!圧は昔から凄かったのだなぁと。笑
まぁでも祖母も人に物事を説明するのがやたらと好きで、先生をやったりラジオのDJとして音楽について語っているくらいですから、似たようなもので、我が家は説明好きが多いわけです。
母もお笑いやカメラについて熱く語りますしね。
静かなのは私と父だけです。

ヒロシもそんな環境で生まれ育ったからなのか本当によく食べ笑います。
二郎と三郎の学校でお弁当が必要な時もヒロシは他の持ち物よりも大きなお弁当箱を用意し力いっぱいに米を詰め持たせています。

5月28日から6月1日までがハーフタームブレークで、実質7日間の休みが今年は取れそうです。
前回の休みで実家に帰る事ができなかったので今度の休みこそをは帰省したいと願っています。
うまくタイミングが合えば矢田寺の紫陽花もいい感じなのではないかと淡い期待もしています。

今日は時々コーヒーを飲みに来てくださるカメラマンの方から前から気になっていた事を教えて頂く事ができました。
以前からはるちゃんとマリーちゃんと3人で写真用品をアメリカの業者から買っている事はお伝えしたと思うのですが、今日はカメラマンの方からイギリスの業者の事を教えてもらう事ができました。
私が少し前から気になっていたグラシン紙を利用したネガ収納用スリーブをその業者は販売しているそうで、35mmフィルム用で6コマx7段の物が100枚入りのどちらも23ポンド程度から買えるのだとスマートフォンの画面で見せてもらいました。
私たちが今回教えていただいた製品はイギリスのウィルトシャーにあるKenroという会社が作っているもので、おそらく母が愛用しているものと同じものかな思います。
(KENRO Negative & Print Storage)
その業者は中判120フィルムで3コマx4段の取り扱いもあり、私とはるちゃんがイメージしていたものとどんぴしゃりな製品を取り扱っていました。
私の母がグラシン紙のネガスリーブを愛用しているので母から分けてもらえばいいのですが、やっぱり自分達自身で感材や写真用品の業者を探したり知り合いのカメラマンから教わるというのも楽しいのです。
グラシン紙のネガスリーブが欲しくてたまらなくなってきてしまいました。
ですがカメラマンの方から私たちが今愛用しているPrintfileのものはそのままべた焼きが作れるし楽だよねと言われ、それも賛同せざるえない事実です。
自分で暗室作業をする楽しみの多くがべた焼きを作ることから始まり、べた焼き作り自体も大きな醍醐味なのではないでしょうか。
いつも利用しているレンタル暗室にはコンタクトプリンターという名のべた焼きを作るためだけの道具もあるのですが、他の利用者さんを観察してみても透明なネガスリーブを使い一番下に印画紙、二番目にネガスリーブに入れたままのネガ、そして一番上にガラス板を置いて露光している利用者が多いです。
半透明なグラシン紙に包まれたネガも情緒があります。
はるちゃんは夏に注文してみようかと言っています。
また時間をおいてみんなで共同購入してみるか考えてみようと思います。
世界中にそれぞれのジャンルでいろいろな製品があり調べて見ることは本当に面白いなぁと思いました。
鉛筆一本にしたって私がまだ出会っていないであろう本当に質が良く可愛らしい製品がどこかの国にあったりもするのだろうなと思うと少しドキドキします。
ネガスリーブの事を教えてくださったカメラマンの方は”液だまりが起きにくく書きやすいボールペンを探す旅”を何年もされているそうで、ボールペン一本でもいろいろな国が面白い製品を作っておりいろいろな出会いがあって面白いのだとおっしゃっていました。
書きやすくすらすらインクが出てくるものはいろいろあれど、インクが手について広がっていまったりと二律背反で難しいものなのだそうです。

世界を旅しながら変わった文房具や生活用品を探して回るのも面白そうでいつかしてみたいなぁと思いました。
関西と関東でもスーパーに並ぶものが異なっているのですから、それが世界となると…夢が膨らみます。

うめこ


今日の一枚 – アーカイブより

フィルムカメラで撮影

機種とレンズ名失念。

おそらくニコンのフィルムカメラで撮影したのですが、失念。


今日の一曲

ザ・モップス 「たどり着いたらいつも雨降り」 YouTube

ザ・モップス – たどり着いたらいつも雨降り


今日の一冊

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