うめちゃんからの手紙 2016 No.070

今日もコーヒー屋さんのアルバイトでした。
風があまりに強く飛んでいると帽子が飛ばされてそうになってしまい結局1kmは歩いて移動しました。
しょんぼり、鼻も真っ赤で寒かった。
歩いて行ったのですこしアルバイトに遅刻しそうになってしまいました。猛省です。
いつもは30分早めについて着替えて、お仕事前にマスターに色々聞いたりお客さんとしてきている猫たちから近所の情報収集をしています。
この時間が何気に一番大事です。猫たちの情報はかなり大事。
普通の人間たちより暇だから彼らは町を歩きつくしていて本当に細かいことまで観察しています。
到着したらヒロシとキンちゃんがすでにコーヒーを飲んでいました。
マスターとヒロシにうめちゃんが遅刻しそうになるって珍しいねいつもすごく早く来るのに、事故にでもあったのではないかと心配したよと言われました。
年末なので酔っ払い飛行の魔女とか魔法使いが増えていて衝突事故が確かに多いので気をつけなければいけません…
マスターと先輩魔女のマスターの奥様におっちゃんのシュトーレンを渡したのですが、もう既にヒロシを通じて予約をしてくださっていたみたいで2つもだぶってしまいました…
魔女と使い魔にありがち。(使い魔も魔女も歳中の贈り物を送る文化なので…)
でもマスターは「うちは猫の常連さんとかも多いから2つなんてあっという間だよ、キンちゃんとかヒロくんって本当によく食べるしねぇ。他の猫ちゃんたちは小ぶりでいいのだけれど。わはは!クリスマス前にでもなくなっちゃうな」と笑っていました。
キンちゃんとマスターはずっと落語の話をしていて今日は自分が遅刻したのが悪いのだけれどあまりコーヒーのお話をしてもらえませんでした。
私はまだ落語には興味が無いのだけれど、落語とか演劇とかが好きな猫のお客さんがいて、私はいつも置いてけぼりになります。
会話に入れないのって本当に寂しいです。

遅刻して会話のメインサブジェクト選定委員会から弾かれたうめこでした。

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