うめちゃんからの手紙 2017 No.059 ビッグママの事。

うめちゃんからの手紙 2017 No.059

今日アルバイト先に魔法学校の先生がコーヒーを飲みに来てくれました。
民族魔法学とか海外の魔具の授業を教えてくれている先生で私とはるちゃんともめっちゃ仲のいいアフリカからやってきた魔女の先生です。
この先生はめっちゃ優しくてマリちゃんとかシンシンちゃんを私とはるちゃんに紹介してくれた先生です。
めっちゃパワフル魔女でビッグママってあだ名の本名はMbaliという名前の先生、でもみんな本名がうまく発音できないからビッグママと呼ぶのです。
留学生のカウンセラーもやってはるので留学生の子たちの母的存在です。
ちなみに私たちの学校の高等部の卒業生でもあり私の母の大親友だったりもします。

そのビッグママ先生が私とはるちゃんのアルバイト先に来てキンちゃんと出会った瞬間大爆笑しました。
キンちゃんとも顔見知りだったそうです。初めて日常生活でここであったが100年目というセリフを聞きました。笑。
キンちゃんとビッグママ先生が出会った時の逸話がとても面白かったです。
お互い開口一番「なんで猫が眼鏡かけてんのよ!わはは!最高ねあなた!面白いわ!」と先生が言うとキンちゃんは「なんでアフリカから来た人が眼鏡かけてんのよみんな目がいいんじゃないの?」とお互いそこそこ口が悪い。めっちゃ悪い。
でも結局仲良くなったのだとか。
キンちゃんもビッグママ先生もビッグなハートの持ち主やもんなぁ。

そら猫でもアフリカから来た人でも目が悪い人は悪いやろと、ど近眼の私は思うわけですが、先生が言うにはアフリカ系の人は目がみんないいみたいなストレオタイプがあってよくアフリカから来たのに目が悪いんですねと学生時代からちょくちょく言われるそうです。
キンちゃんも猫なのに眼鏡かけてるのなんでとよく言われるそうだからお互い通じる何かがあったのでしょう。
一族みんな眼鏡の私も思ったわけです。

私の母とビッグママ先生の出会いの時は私の母から声をかけたそうで母はビッグママ先生に「一人だとさびしいから私とご飯食べてよ!だれかと約束ないんでしょ?よっしゃお友達やね!うん。私めっちゃいい子だよ!大阪らから来て双子のねぇちゃんと頑張ってんねん!自分もどっかめっちゃ遠いとこから来たんやろ?仲間やん!」といきなり友達になっただそうです。ビッグママ先生は双子のおばちゃんと私の母をわりと最初のうちから見分けることが出たそうで、それも結構大きいのかな。
母は京都にいる時も出張で名古屋くらいの近距離に行った時でも会う人に大阪から来て頑張ってんねん!と言います。
(前に京都駅のヨドバシカメラにヘアドライヤーを買いに行った時も店員に「大阪からここのお店がめっちゃ安いと聞いて頑張って電車できましてん!ちょっとは勉強してくださいよ!」と値切ったくらいで…)
新幹線でわりとすぐやん。京都とか電車で立っててもそこまでしんどくない距離やん!笑。

ビッグママ先生はキンちゃんの猫じゃない時の姿を知っている様子なのですが未だに私やヒロシには秘密だそうです。
キンちゃんがたまに人間の姿でモデルさんのお仕事をやっているというのは有名なのですが、一部の噂で私たちの魔法学校にもたまに教えに来ている先生なのでわないかとも言われています。
猫が魔女になったのか、魔女が猫に化けているのかすらも知りません。
すごく鼻がいい私の母なら嗅ぎ分けることができるかもしれないですね、でも母もキンちゃんと顔見知りだけれどキンちゃんの秘密を守っている気もします。
まぁどっちだっていいのです、いつもヒロシを可愛がってくれて私たちと楽しく遊んでくれるのでキンちゃんも私のビッグシスターです。

うめこでした。

Copyrighted Image

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。