パフェとマリー。
うめちゃんからの手紙 2018 No.037
今日の午前中は勉強と誕生日プレゼントをいただいた方にお礼状を書いたりして過ごしました。
お昼過ぎにマリちゃんが遊びに来てくれて、マリちゃんの宿題を少しだけ手伝った後、二人でパフェを食べに行こうということになり、たまえおばちゃんが教えてくれたお店までパフェを食べに行ってきました。
建国記念日だったからでしょうか、すごい数の警察車両や警察官の方たちをいたるところで見かけました。
東京は首都なのやなぁと感じる光景でもありました。
パフェを食べに行く前に神保町に寄らせてもらいました。
国道301号線沿いにレコードや古い音楽関連の書籍を販売するお店が数店舗あり、そのうちの一店舗でレコード一枚100円のセールをやっていました。
アルバイトの時に常連さんとも富士レコード社さんなどよく話題にあがるお店があります。
個人的に入りやすく気に入っているお店があります、幻の名盤解放同盟関連の書籍を数冊置いている古本とレコードの販売やテープのダビングをしているタクトというお店で、今日も寄ってきました。
数冊に気なる本がありましたが家に読了していない本があるので買うのを控えました。
最近は民謡（炭坑節などを中心に探しています）、子守唄、地方のおばぁちゃんたちが歌い継いできた艶歌（猥歌）などの伝承歌のレコードを探し収集しています。
実家の祖父がかなり多くを収集しているのですが、資料としての価値が高く身内とはいえ遠慮してしまうということ、さすがに祖父に艶歌のレコードを貸してと頼む勇気がないので自分でコレクションをしています。
三橋美智也さんの九州炭坑節は特に好きでCDやレコードを数枚所有しています。（月が出た出た〜ヨイヨイ♫のあの有名なメロディーの曲です。）
下宿住まいの身なので物を増やしたくありませんし私以上に必要としている方もいると思うので、レコード収集にそこまで熱を入れたくないなとは思っているのですが、現状では興味があるものは一度聞いてみて勉強させてもらっています。
実家の祖父に問い合わせ重複しているものがあればいずれ手放すとは思います、その時はきちんとしたお店に持って行こうと思います。
以前アルバイトの前に神保町を歩きレコードを探していた時にナンパをされたことがありました。
私をナンパしてきた男の方は加山雄三さんのレコードと沖浦和光さんの旅芸人や漂泊民の本、柳田國男さん関連の本を収集するために時々松戸市からやってきているという25歳の方でした。
私の年齢を正直に伝えると声をかけてすみませんでしたと私に謝り急にそそくさとどこかに逃げるように去って行ってしまったのでした。
高校生に声をかけたのがまずかったと判断したのだとは思いますが、個人的にはお付き合いをするのは無理でも、もう少しその方が興味を持っていることを聞いてみたいなぁとも思ったのでした。
考えてみれば知り合い以外の男の方で街で話しかけられたのはその時が初めてだったかもしれません。
マリちゃんとパフェを食べながら話をしていると、マリちゃんはよく観光中の人に間違えられるらしくお困りですかと英語で話しかけられ、日本語で大丈夫ですと返すと謝られてバツが悪そうな顔で話しかけてきた方が去っていくことがしょっちゅうあると言っていました。
知らない人に話しかけ、自分が想定していた事と違うことを相手が返してきても別に恥じることではないと私は思うのですが、恥の文化なのかシャイなのか、このような事はよくあるようです。
昨年末実家に帰省中に街を白菜を抱えながら歩いていたら全然知らないおばちゃんから「今、白菜めっちゃ高いやろ？あほみたいやなぁ。子供ん時は鍋に入ってて一番嫌いな具やったのになー。そこのスーパーでなんぼしたん？」
と話しかけられることがありました。
この関西の距離感、なかなか東京で遭遇することはありません。
気になること、気になる人がいれば積極的に話しかけていくスタイル、インターネット全盛のコミュニケーションまで効率化が叫ばれる現代、廃れていかないで欲しいものですね。
私にナンパをしてきた男性、私が民謡のコーナーで熱心に探し物をしていたので同好の女性がいると思い興味を持ってくれたのではないでしょうか。
年齢差はありましたが、恥じることはありません、あの時の一回で懲りる事なく、私より素敵な趣味を語り合える女性と出会える事をお祈りしています。
東京は人口が多いので必ずいつかは巡り会えるでしょう。
マリちゃんと食べたパフェは見た目は最高に可愛かったですが、味はボチボチでした。
うめこ
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