うめちゃんからの手紙 2020 No.076 心の新陳代謝

うめちゃんからの手紙 2020 No.076

キャンプが好きなたまえおばちゃんとゆたか君。

うめちゃんからの手紙 2020 No.076

魔女のルーツをたどるとやはりどの国でも森という事が多く、それは現代にも受け継がれていてアウトドアが好きだという魔女は本当に多いです。
私も例に漏れずアウトドアが大好きで、幼少期に両親やともちゃん達と行ったキャンプの事をよく思い出します。
そしてまだ子供時代にドイツに単身飛ばされ魔女修行をした森の事も思い出します。
私が修行させていただいた魔女の元ではるちゃんも昨年修行をしました。
修行を終えたはるちゃんから、子供の頃に無事完走したうめちゃんはすごい、高校生の私でも大変だと感じる事があったのだからと時々思い出話をしながら褒められる事があります。
でも私が思うに子供の頃の方が有利だったのではないかと私は考えています。
私の現在の最大の弱点は心の弱さ、すなわちクヨクヨしがちな性格なのですが、子供の頃から変わらない特技はどんなに嫌な事があっても睡眠に関しては秒単位で入眠できてしまうという図太さかもしれません。
それが子供の時は布団に入った瞬間には入眠していたのですから今より体力回復と心の新陳代謝は早かった事でしょう。
流石に大きくなり子供の頃よりは寝しなにその日あった嫌な事をおさらいしてしまう夜もありますが、他人よりは早く入眠できる体質だという自負があります。

私の学校の後輩魔女達も国内外いろいろな受け入れ先に毎年修行に出ているようですが国外が圧倒的に完走率が低く、国外で達成している私とはるちゃんは後輩や先生からも褒められたり質問される事がよくあります。
電気ガス水道が完備されていない修行先が今でも多くそれで苦労するようなのですが、一番苦労するのが食事なのだそうです。
そこが私とはるちゃんとマリーちゃんの強みかもしれません。
はるちゃんの場合においてはお母様がかなりの”食の変態”で昆虫食からジビエ等、幼少期から食と他人の文化に対して偏見を持たないように英才教育を受けてきたのが大きく寄与したようです。
ドイツの修行先の魔女の大先輩は大変お料理がお上手な方ですが日本人が好む味付けかというと難しいかもしれません。
私とはるちゃんは同じところで修行したので時々大先輩が作ってくださったリンダーロウラーデンの思い出話で盛り上がる事があります。
私もはるちゃんも修行中に毎日お料理のお手伝いをしていたのですが、大先輩の味はいまだに出せません。
はるちゃんの大好物でもあり、芋がいくらでも食べられると夢中で語るメニューです。
私とはるちゃんの中では絶品で、お腹いっぱい食べたいなぁと常々思っているドイツ料理です。
私の曾祖母がドイツ人だという事もあって祖母がドイツ料理を作ってくれた事が時々あるのですが、祖母も日本で手に入るお肉と牛脂とお野菜だとなかなか現地の味が出ないと言っていました。
私とはるちゃんの職場の常連さんでえぐみと渋みまで抽出して欲しいと注文されるお客様がいます。
普段のはるちゃんは丁寧にお湯を止めるタイミングを見極めてハンドドリップで抽出しているのですが、この常連さんの注文の時はもっとゆっくり時間をかけて最後まで出し切る感じで抽出しています。
こういう注文、割とよく受けます。
マスターもはるちゃんも柔軟に好きなように飲んで貰えば良いという考えで、私もそう思います。

今日も食べ物の話を書いてしまいました。
明日もかもしれませんよ…

うめこ


今日の一枚

GR DIGITAL III

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今日の一曲

さとうもか「melt summer / 友達」/ SATO MOKA 「melt summer / Friends」

さとうもか「melt summer / 友達」/ SATO MOKA 「melt summer / Friends」


今日の一冊

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