一仕事終え休むはじめおじさん。
うめちゃんからの手紙 2018 No.120
今日は先日お伝えした通り結婚式のお手伝いに行ってきました。
事前に思っていた事と当日実際に起きた事が大きく事なり、新婦さんから私とはるちゃんに日当が支払われました。
１１時から１５時頃までかかるかなぁ予想していて、式のお手伝いの後にはるちゃんの家に遊びに行く予定だったのですが、仕事を終えた後は疲れてしまいはじめおじさんの運転する車で一緒に家まで帰ってきました。
はるちゃんもはじめおじさんの運転で横浜駅まで送ってもらいました。
数時間の出来事でしたが、手伝った側もこれだけ疲れたのですから新郎新婦のお二人は本当にお疲れになったことだと思います。
今日使わせていただいたお店のエスプレッソマシンのコンディションがひどく、使用前に一通り清掃作業から始める必要があり、式が始まる前に会場についていてよかったなと思いました。
清掃道具一式、ミルクスチーマークリーナー、エスプレッソマシンクリーナー、そしてブラインドフィルターを用意しておいて助かりました。
事前にはじめおじさんが「ゴールデンウィークとかの休みとかぶると普段の社員の人が清掃おろそかだったりする事もあるから、貸して頂く前よりも綺麗にして返すくらいのつもりで言ったほうがいい」とアドバイスを下さったのが功を奏しました。
はじめおじさんの友人で、会場を貸してくださったオーナーシェフの方がとても気さくで良い方でした。
私の職場の事も聞いてくださり、私の勤め先の焙煎工場にも見学に来たいとおっしゃってくださいました。
簡単ですがバックフラッシュの仕方、ミルクスチーマークリーナーの使い方もレクチャーしてきました。
なんだかんだで営業活動をしてしまった形になります。
関東のノリが未だにしっくりこず、文面どおりに受け取っていいものか、軽く興味はあるけれど今取引している業者との縁があるからそこまで営業をかけられても困るというニュアンスなのかは分かりかねるのですが、私の勤め先から持ってきたコーヒー豆の品質の高さに喜んでいただけたようで嬉しかったです。
コストを抑えた挙式だったそうですが、客観的に見ても本当に贅の凝らされた素敵な挙式でした。
新郎新婦のご友人で葉山在住の陶芸作家さんの素敵なお皿が使われていたり、ウェディングドレスも古いものをリメイクしたものだそうで品があり新婦さんとも式の雰囲気とも調和がとれていて良いなと思いました。
当初ゲスト２０人を予定していた式ですが、実際にはいらしたのは２３人でした。
それでも料理の材料もコーヒー豆も十分な量があったので対応可能でした。
コーヒー豆も余ったのですが、もともと全てお買い上げいただいた豆なので、余った分は希望者にはグラインダーで挽き、残りは豆のまま弊社の袋に詰めてゲストの皆様が持って帰れるようにしました。
ハンドドリップが10杯、カプチーノが9杯、エスプレッソが７杯、紅茶が９杯出ました。
みなさんがお代わりしてくださった計算になります、とても嬉しいです。
面白いなと思ったのが時代なのでしょうか、新婦さんのお友達の女性陣はみな一様にスマートフォンで料理の写真やデザートの写真を忙しそうに撮影していました、もちろん新婦さん自身も写真を撮るのにとても忙しそうでした。
新郎のご友人の方たちはサーフィン仲間が多いという事もあるのでしょう、テレビでよく芸人さんがつけているGoProという小型のカメラで撮影されている方が複数人いました
４時間働いた内の最初と最後の合計２時間は清掃と、会場の撤収作業のお手伝いでした。
エスプレッソマシンを稼働しコーヒーを作ったり、ハンドドリップでコーヒーを抽出していた時間は実質１時間もなかったかもしれません。
残りはオーナーシェフの方や来場者の方とコーヒーの話をしたりして過ぎていったように思います。
新郎の方とは面識があり親しくしていただいていたので、ライカで撮影しておきたいなぁと思ったのですが、撮影はできませんでした。
はじめおじさんが持って行った道具などには全てHａｊｉｍｅと分かりやすく書かれていたので、撤収作業がしやすかったので良かったです。
私が持って行ったコーヒーの道具も全て会社名が入っています。
私の母が持ち物全てに名前を書いているというお話を以前しましたが、社会に出ても名前を書く事は本当に大事なのだなぁと改めて思いました。
当日出したケーキにも十分な量がありはるちゃんと私も休憩時間に余りを頂いたのですが、はじめおじさんのが本気を出して作ったケーキはこんなにも美味しいのかと驚きました。
式に来ていた女性陣が忙しそうにスマートフォンで写真を撮っていたのも納得です。
はるちゃんは「これお店で食べたようと思ったら私のお小遣いじゃ食べられないレベルだよ、今日は手伝いに来て良かったよ」と本当に喜んでいました。
余ったケーキをおかわりされている女性客も何人もいらっしゃいました。
新婦さんも「私が主役の式じゃなければ私もがっつり好きなだけケーキと料理をおかわりしたかった」と笑っていました。
新郎さんも「ガチのフレンチやばいっす先輩！今日は本当にありがとうございました！」と泣きながらはじめおじさんに抱きついて感謝の気持ちを繰り返し伝えていました。
今回はケーキも料理も廃棄が本当に少なく、はじめおじさんもとても嬉しそうでした。
捨てられる食材を見ることほど悲しい事はないですものね。
車で246を通り家まで帰ってくる道中、はじめおじさんと色々なお話をする事も出来て楽しい1日でした。
うめこ
今日の一枚 – アーカイブから
FM3a /Portra 160 / 35mm Ai
ドイツ、カッセルにて撮影。2017年
今日の一曲
Patti Smith – Gloria (1979) Germany
