うめちゃんからの手紙 2017 No.020

2月9日は私の誕生日でした。
おっちゃんが今日は私の誕生日やから友達とかを夕飯に誘っておいでというのではるちゃんとキンちゃんが夕ご飯を食べに来ました。
マリちゃんも誘ったのやけれど、寮生活なので門限があるので残念ながら断念!今度一緒にケーキを食べに行こうという事に。
衝撃的だったのかキンちゃんも飼い主さんが魔法使いだからいろいろ心得ているのか、魔女の家でプレゼントされて一番喜ばれるのはお米だという事を知っていたのか10キロのお米の袋を担いでやってきたのにはみんな大爆笑でした。
ちなみにはるちゃんは箱いっぱいのりんごとみかんを持ってきてくれました。
魔女同士の誕生日プレゼントってどうしても食べ物ばかりになるなー
わはは!

キンちゃんが言うにはケーキを近江屋で買ってこようかと思ったけどおっちゃんが元パティシエやしお米だったら絶対かぶらないと思ったのだとか。
大正解なのですが10kgのお米の袋を担いで猫がやってくる姿はインパクト大です。
おっちゃんか「急いでカメラ持ってきて写真撮りなよ、これは絶対いい写真が撮れるよ!」と言ったので、私もいい写真が撮れるやろと思ったのですが、キンちゃんがすごい照れてしまってやめてよ!というので担いでいるマッチョな姿をいい感じには収める事ができませんでした。
やっぱり常にカメラを身近なところに置いておかないとダメですね!
はるちゃんが何枚かパシャりと撮っていたのですが、それははるちゃんの写真だものな!ちぇー 逃したシャッターチャンスはでかい!

ちなみに平均的な魔女は1日に5000kclくらい、おばちゃんとか私の母みたいにすごい魔力が強い魔女や妊娠中の魔女で8000−10000kcalくらい食事で摂っています。(一時期は全寮制の魔法学校が全国にも多かったそうですが食費が経営を逼迫してしまい減っていったそうです。)
私とかはるちゃんみたいな育ち盛りの魔女で6000−7000kclくらいです。
魔女というのは普通の人間に比べて魔力を使う分ものすごく食欲が旺盛なのですが、おばちゃんは妊娠中という事もありさらにすごい食欲。(母魔女が食欲旺盛だと魔力が強い赤ん坊が生まれると昔から信じられています。私のおばぁちゃんもがっつりステーキをペロリと平らげるので本当なのだと思います。双子の母と叔母ちゃんはすごいもの。関西最強魔女姉妹。)
今晩は魔女が三人も揃い、さらに都内でも有数のジャンボサイズの猫のキンちゃんとヒロシが揃ったという事でおっちゃんもいつも以上に腕によりをかけて夕ご飯とケーキを用意してくれました。
主役は私なのやけれど、でもお料理をするのは好きやしおっちゃんに色々教えてもらいたいのでずっとお手伝いをしていました。けれどおっちゃんは照れ屋なのかいいからいいからと普段からあまり手伝わせてくれません。お米を研いだり、料理を並べたり、お皿洗いくらい。
おっちゃんの料理は超一流なのでいつかその技術を盗みたいと思っています。技は盗むものですからね!魔法もお料理も一緒や!
でも最近は少しずつ鶏肉の焼き方や、焼き加減を油がはねる音でどう判断したらいいかとか教えてくれるようになりました。照れながら色々と素敵な料理を作ってくれるわけですが、こりゃおばちゃんもイチコロだったわけやと思いましたね。料理ができる男子は魔女にとっては超一流優良物件ですからね。笑

ほんまに楽しい夕ご飯でした。

実家からとどいた家族からの誕生日プレゼントはまた後日紹介しますね!

今日は天気も悪いのではるちゃんがお泊りしていくので、せっかくなので二人で近所の銭湯まで行ってこようと思います。
みぞれ混じりですが歩いてふらりと行ってこようと思います。
(毎回この銭湯に行くたびに鴨居ではるちゃんが頭をぶつけるのですが、今日はぶつけないといいな。はるちゃんが頭をぶつけるたびに番台に座っているおばぁはんにお友達は小さいけれどあなたとても大きいものね、気をつけなさいよと笑われてしまうのです。)

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