うめちゃんからの手紙 2018 No.057 恋愛と資本主義と騙し合い。

うめちゃんからの手紙 2018 No.057

メモをよく取るはとこのマリー。

うめちゃんからの手紙 2018 No.057

今日は先週末に引き続きヨガ教室とシルクスクリーン印刷をしてきました。
今週も毎週同様、ヨガ教室の後にギャル田中さんと家電大好きお姉さんとマリーちゃんと私の四人でお茶もしてきました。

家電大好きお姉さん(以下てるこさん)が愛用しているスニーカーを銀座店まで修理依頼をするために靴を持ち込むも、銀座店では修理は受け付けておらず原宿店でのみ店頭で受け付けてもらえると言われ骨折り損で疲れたよという出来事が話題に上がりました。

原宿店でも銀座店同様店内では修理をしておらず工場に発送する業務を行っているだけとの事で、必要書類に記入する手続きが行えるだけとの事でした。
銀座店での接客にも問題があったそうで、てるこさんの履いているスニーカーは修理可能該当モデルにもかかわらず新しいものを買ったほうがいいと店頭で促され不快な思いをしたとの事でした
私も同社のスニーカーを愛用していて、てるこさんの話を聞いたところ私の履いているモデルもソール以外にもライニングの修理が可能なモデルの様です。

ギャル田中さんは良い意味で理屈っぽい方で多面的に物事を面白く見る方法を教えてくれる方です。

スニーカーの修理の話題から田中さんがスニーカーを買うという行為には色々な要素が詰まっていて政治や人生にも置き換えられる気がすると話が広がりました。

少なくとも靴を買う際は5つの事を私たち考えます。

1. どの様なTPOで履く靴か
2. 自分の足のサイズはあるか
3. 予算
4. ブランド
5. 色や形などのデザイン、流行

1は絶対守らなければいけない場合があり、2のサイズにおいては一定の年齢上では変化のあまりないものです、3も人によっては上限があります。
1から3は自分がすでに知り得る知識や状況で判断する事が多いのですが4と5で人それぞれに個性が表れる気がします。
4、5はインターネットや雑誌、知人などを通して流行や口コミなどに左右される事があります。
自分のリサーチ力や交友関係などの外から得た情報によって消費をする際の決断を下す資料になります。
1から5は密接であったりゆるやかであったりと密度に差はありますがお互いに関係しています。
学校や工場、職場、冠婚葬祭などで指定の靴などがある場合はブランドや予算の範囲も決まる気がします。

流行やブランドが持つネームバリューが価格に影響を与えていることは想像に容易いですが、そのブランドが持っているネームバリューがどこから来ているかということを考えることで3の予算が妥当かどうかを検討する材料にすることもできます。
丈夫であること、普遍的なデザインであること、エシカルな市場経済を意識している企業ある、この様な場合は予算を多少上回る場合でも購入につながる動機になるかもしれません。

初回購入時考えられなかったり、予想できない事が次回以降の購入動機に影響を与える事も多々有ります。
上記の5つに加え下記の事が加わる場合もあるでしょう。

1. 店頭で試した場合とは違う実際に日常で使った時の履き心地
2. 耐久性
3. 周りからの評判
4. 愛着などの製品を使った個人の感情
5. 飽きがあったか、繰り返し購入したいか

私個人の消費について考えてみた場合、私はカンケンという会社のリュックサックをリピート購入しました。
靴同様に鞄なども色々な事を考えて購入します。
一番最初にカンケンを買った時と状況は変わり、現在では極めて酷似した商品、さらに孫世代とでも呼べるのでしょうか、酷似した商品をさらに模倣した商品も現在は市場に出回っています。
私が一番最初にカンケンを買ったのはおそらく10年ほど前だと記憶していますが、現在では価格やブランド、流行などの同ブランドを取り巻く状況も大きく変わった様に思います。

私が一番最初にカンケンのリュックを買った時は海外で、日本に比べてリュックサック自体の選択肢が少なく、父が現地のお店で私が背負えるサイズのものがそれしかなかったというだけでたまたま買ったのでした。
リピートした際は外部からの情報が入っていたので一度は購入を躊躇いました。
結局は私の消費活動自体に保守的なところもあり、一度買って問題がなかったという事で同じ色形のものが継続して販売されていたカンケンのリュックを再び買ったのでした。
一番最初は強い購入動機の様なものがなかった物でも時間を経て愛着がわき、結局はそれだけで再購入に至ったわけです。

企業と消費者の騙し合い財布の紐の戦いと言ってしまえばそれまでなのですが、自分の本音などにもしっかり向き合う事が大事なのではないでしょうか。

ずっと使いたくなるか、壊れた際に修理、もしくは同一品を買う事ができるか、そして一番は自分のその欲しいという欲求はどこまで他者の影響が介在しているか自分の本音がそこにあるのかを見極めるのが大事たと思います。

元も子もありませんが資本主義社会でお金を使い生活していく以上、間違ったお金の使い方をする事は誰にでもあります。
細かく見ていけば毎日間違った消費を誰でもしています。

田中さんの話に戻します…
一番最初に挙げた流行やブランド、予算などは変化があるものです、そして市場の評判なども真偽を見極めるのが極めて困難な場合もあります。

一番譲れない事や変化が少ないものは何かを軸に置く事から始めるのがいいかもしれません、靴の場合は自分の足のサイズというものは変化が少ないでしょうからそこからまず始め、加えて靴はジョギング用か冠婚葬祭用かなどといった用途も真ん中に持ってくることができます。
後の事は自分の経験を活かすしかないのでしょう。
間違ったお金の使い方をした時に得た教訓なり苦い思い出がそこで活きてくるのだと思います。
てるこさんは恋愛においても同様で、いくら相手の事をスパイ顔負けに調べ上げても最終的には感情や金銭的なことなどの影響を受けつつ結局は自分の知見と経験からジャッジしていくしかないとおっしゃっていました。

田中さんとてるこさんとはマリーちゃんも交え過去の恋愛の話などをもっと長く話したのですが、とりあえず私が覚えている今日4人で話した事で面白いと思ったところを割愛してまとめてみました。

今日の手紙はつまらないかもしれませんし、考えがまとまっておらず稚拙ですが、記録しておく事が大事だと思ったのでここに記します。

うめこ


今日の一枚

シンシティではない。

LEICA M10 , APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.


今日の一曲

SR-71 – Right Now

SR-71 – Right Now

昔、落合健太郎さんのラジオ番組ですごく頻繁にかかっていた曲というイメージ


今日の一冊

さがしかしは全巻電子書籍で買っています。コミック版よりKindle版は配信が2週間前後遅い。
けどやっと最新刊が読める様になりました。

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