うめちゃんからの手紙 2017 No.073

マリちゃんが服を買いに行きたいから付き合って欲しいというので行ってきました。
私とマリちゃんは見た目はそっくりですが全然テイストが違うのです、双子の母と叔母ちゃんもテイストが全然ちがう。当たり前ですけれどね。

私は最近YMCやFolk Clothing、Acne Studioの服が好きです。Candy Stripperとかもたまに着ますがアルバイト先に来ていくには向かないのです。
Acneの服はシュッとしたシンプルなものからめっちゃ魔女受けしそうな面白いものも作っています。でも私は無難な感じのブラウスとかダンガリーシャツを買っております。
St Jamesのボーダーシャツにジーパンとおばちゃんが買ってくれたビルケンのモンタナという日も多いです。おばちゃんもそんな感じなファッションが多いです。
不思議と魔女の間でSt Jamesとビルケン所有率高いですね。
両極端ですがBABY THE STARS SHINE BRIGHT、Alice the piratesとかmetamorphoseとかが好きな魔女も多いです。
どう頑張っても私は髪の毛が派手すぎるので服まで派手にすると目立ちすぎる気がするのです。
でもいろいろ興味はしょっちゅう移り変わるもので、好きな服のジャンルにもムラがあるものです。
ただ母ほどではないと思います。
母のクローゼットにはいつも目立つ位置にイブサンローランのモンドリアン柄のドレスがかけてあるのですが一度も着ている所を見たことがありません。

おばちゃんが若いのやからもっと元気いっぱいな服着たらええのにと私にいうのですが、私はケチなので長いこと着れるものや使える道具に惹かれます。これ大事ですやん。
でも究極は好きな生地をかって自分で作れるようになりたいですね。
すごくお気に入りの服とかがあったとしてバイトで汚れたり普段の生活で汚れて痛んだりして、それでまた同じのを買い求めたくなって手に入らないとかって悔しいやないですか、それもやっぱり無難というか普遍的なものを選んでしまう理由の一つです。
自分で作れたらそういう不安から解放されそうでいいなぁとも思うのです。でも大変そうなのも事実。

マリちゃんはフレッドペリーが好きだそうです。
イギリス人が日本でフレッドペリーを買うのかぁ…ふふっってなりましたが、マリちゃんが言うには東京のお店はイギリスにあるお店よりも段違いに大きくて見にいくだけでも楽しいのだそうです。
母が「他の家のファッションと子育てに口出しをする人はナンセンスや」とよく最上級に不機嫌でキレていることがあったので、私はそうやなぁ人の好きなファッションに口出しはしたらあかんなぁと常に肝に銘じております。
でもマリちゃんはイギリス人やしフレッドペリーはめっちゃ似合っている。
私もあそこのお店の音楽はめっちゃいいなと思います。さすがやなと。
いいスピーカーを使ってはるお店やと思います。

私のアルバイト先のカフェもマスターの奥様がオーディオマニアでイギリスのBBCスタジオと同じメーカーの機材で揃えてあるといろいろ教えてくれたので私も少し知ったかぶりができます。
マスターの奥様は自分でスピーカーやアンプも治せるのだそうですごいなぁ、ただただいいなぁといつも思います。
魔女で古いものが治せるスキルがある人たちは最高にかっこいいと思います。

うめこ

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