うめちゃんからの手紙 2019 No.123 うめちゃんが購読しているブログ。

うめちゃんからの手紙 2019 No.123

子供の頃の田中さんと愛犬のプーちゃん、そしてお母様。

うめちゃんからの手紙 2019 No.123

保税倉庫と貸金庫に行ってまいりました。
大変な作業かと思いきや保税倉庫は2時間、貸金庫に至ってはたった30分で用事を済ませる事ができました。
前回の利用からだいぶ間隔が空いていたのですが、貸し金庫の担当者の方も私の事を覚えていてくださり、色々とスムーズに事が進みました。
美術館で待ち合わせていたはるちゃんたちと待ち合わせ遅めのお昼ご飯をとりました。
はるちゃん達が先にお昼を済ませているであろうと思ったのですが、彼女達は美術館を出た後川沿いに座りぼんやり休憩をしていたらあっという間に待ち合わせの時間になってしまいお昼を食べ損ねてしまっていたのだそうです。

チューリッヒには大変澄んだ川が流れていて、川沿いに木がびっしりと植えられていて木陰で休んだりお弁当を食べたりするのが地元の方達のくつろぎ方の定番です。
マイナスイオンが出ているのか木陰の森林浴効果なのか、まどろんだりするには最高の環境のため時間の感覚が狂ってしまうのもよくある事のようです。
ジュネーブなどでも街の中心を川が流れているのですが、チューリッヒの方が幾分穏やかで雰囲気が異なります。

お昼は美術館の裏あたりにかなり流行っているベトナム料理店があったので思い切って入ってみました。
チューリッヒでベトナム料理店に入るという柔軟性、これも大事です。
ランチの混雑を過ぎているはずなのにデリバリーの人や持ち帰り客などでせわしなくドアが開閉していました。
店内も道路側に大きなテーブル席があり、なんとか私たちも座る事ができました。
少し遅れてアジアからの観光客5人組が入ってきたのですが、1時間ほど待たないと席はあかないだろうと店員さんに言われていました。
なぜだか彼らに私たちは鋭く睨まれ、着席したばかりなのにバツの悪さを感じたのでした。
かなり量が多い雰囲気だったのでいろんなメニューを取り少しずつみんなでシェアして食べました。
それでも少し割高だなと感じました。
味はピカイチでしたがもう少し安くて量が少なくてもいいのになぁとも思いました。
シェアしたとはいえ、一皿一皿が大盛りだったため日本にいる時のような感覚で色々な料理を試すことはできませんでした。
割とチームうめちゃんは健啖家が多いのですが、それでも多いなと感じる量でしたもの。

お昼を食べた後しほりさんとマリーちゃんがどっと疲れが出てきた感じだったのでホテルに戻り荷物などを減らし私と祖母と田中さんとはるちゃんだけでコーヒーは飲んできました。
2018年にチャンピオンになられた日本人女性のお店で、涙が出るほど美味しいコーヒーでした。
コーヒーを飲んだのに頭に素敵なメロディー、もしくは映画を見たような思い出にしっかりと残る風味を味わえる体験でした。
田中さんと祖母が日本人バリスタの方に挨拶をしたり世間話をしていたので私も少し会話に加わり勉強させていただきました。

田中さんは改編期以降に祖母のラジオ番組のミニコーナーを担当する事になってしまい色々な事をメモしたり写真に収めたり、インタビューしたりとせわしなさそうです。
田中さんと祖母が旅行に行ったり取材に行った時の珍道中を田中さんがブログ記事にまとめて公開していたところ大変な人気で田中さんに短いコーナーをやらせてみようと編成部長さんからお声がかかったそうです。
現在でも祖母の番組の構成作家見習い的なお仕事もされているので時々声も放送にのっていたそうですが、晴れて1コーナー持つことになったわけです。
田中さんは家庭教師や塾講師の経験があるので意外と喋りが上手なのですよね。
一部オンラインストリーミングやユーチューブなどに映像を流すラジオ局もありますが、田中さんは素顔を極力出さないスタイルのうえインスタグラムなどもやらない主義です。
田中さんは現役東大生ということも、普段は東京にいるという事も伏せて関西でお仕事をしています。
ラジオとなるとリスナーさんにブログで写真をみてくださいというのもなんだか滑稽な気がするからそれはやりたくないと田中さんは悩まれています。
田中さんは大変器用な方で写真もおしゃべりも上手で、ブログの資料が足りない時はご自身で描かれたイラストも掲載されていて、それらもとても可愛らしくて素敵なので喋りだけで田中さんの魅力を100%引き出すのは難しいそうな気もします。
そこは私の祖母の腕次第になるでしょう。

私はパソコンが苦手なのでヒロシにプリントアウトしてもらって田中さんのブログ記事を読んでいるのですが、祖母と田中さんの台湾旅行記が私の一番のお気に入りです。
全てファイリングしてバインダーで保管しています。
祖母と田中さんが豆花を食べに行ったエピソードが特に好きで、珍道中のプロの二人は豆花よりも先に臭豆腐を台湾で食べる事になったり、道を聞いたらなぜか魯肉飯の店に辿り着いたりと、なかなか豆花のお店にたどり着けなかったという旅の記録でした。
昔みうらじゅんさんといとうせいこうさんの見仏記という本に初めて出会った日のような興奮がありました。
紙にプリントしてもらってよかったなぁと思えるくらい何度も読み返しています。
田中汁という言葉を何度か使いましたが、謎の力が田中さんにはあり、人や動物の緊張を解くのが上手く、インタビュー写真を撮らせたら右に出るものはいない気がします。

うめこ


今日の一枚

LEICA M10 / NOKTON 35mm F1.2

LEICA M10 / NOKTON 35mm F1.2


今日の一曲

Janis Joplin – Summertime

Janis Joplin – Summertime


今日の一冊

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