うめちゃんからの手紙 2019 No.124 孫はそこまで万能ではないけどなぁ

うめちゃんからの手紙 2019 No.124

みんなでお揃いの水筒を買ったうめちゃん、旅行中も愛用してます。

うめちゃんからの手紙 2019 No.124

ドイツに来ています。
母方の祖母とも合流しました。
祖母は大阪から運転手の鹿島さんをボディガード兼運転手として連れてきており、一緒に自動車工場の見学にも行きなぜか二人揃ってその自動車メーカーのTシャツを着てニヤニヤしながら集合場所にやってきたのには爆笑しました。
孫の私を笑わせようと時々ネタを仕込んできます。
鹿島さんは中学一年の娘さんも今回連れてきていています。
その鹿島さんの娘さんもメガネなのでメガネ率が異様に高い一日でした。

最初は祖父と祖母と鹿島さんで来る予定だったそうですが、祖父は大学の仕事が片付かず一人夏の間もひーひー言っておると祖母は笑っていました。
鹿島さんの奥様もお仕事があったそうで娘さんが来ることになり、図らずも娘を連れて仕事とはいえ海外に来れたということで鹿島さんも終始ニコニコしていました。

祖父は仕事が決してできないわけではないのですが、会合や食事会に誘われるとホイホイ行ってしまうので皆が休んでいる時も仕事をしなければいけなくなるのです。
大学のお仕事よりも学会や食事会に参加している方が多いのではないかと祖母にいつも嫌味を言われておりますが、私も祖父の立場なら同じように誘いを断るのが苦手で参加してしまい休みの日にしわ寄せがきてしまう事になっていそうです。
祖母が付き合いもほどほどにしろと言っても聞かないものですから、この愚痴を私はしょっちゅう聞かされ私の方から注意したらおじいちゃんも言うこと聞くからと今回も同じ話を聞かされたのでした。
ドイツの親戚も「おじいちゃんが車の運転をやめないから気が狂いそうだ、免許を取り上げるように孫から言ってもらうようにお願いしている」と言っていました。
孫はそこまで万能ではないけどなぁと心で思いましたが、彼女たちの不安や不満も私はよくわかります。

祖母と親戚の方がおさえておいてくれたレストランに皆で乗り込み夕食会を楽しんできました。
はるちゃんとしほりさん以外全員メガネなうえレストランの人もメガネの人しかおらず、ちょっと変な体験をしてきました。
私の母方の祖母と父方の祖母とマリーちゃんはドイツ語ができるので皆ドイツ語で何やら会話をしていました。
私は全くドイツ語がわからないので悔しいなぁ、いつか私も勉強したいなぁと思いました。
でも中国語も勉強したいという野望があるので、欲張りな自分と折り合いをつけどちらかに決めたいですね。
以前からマリーちゃんがドイツ語も話せるという事は知っていたのですが、しっかり話している姿はあまりみたことがなかったので芸を出し惜しみしてたんやなとツッコミを入れました。
ドイツは意外にも英語が通じないことが時々あるのでドイツ語ができる人がいるとやっぱり心強いのです。
地方のスーパーのレジなどはあまり英語が通じません。

親戚の方が最高に美味しいからと予約を入れてくれたのはお魚料理のレストランでした。
ドイツにも川沿いに店を構え釣り竿を貸し出し釣った魚を調理してくれるタイプのお店があります。
今回予約していただいていたお店も午前中であれば竿を借り自分で釣った魚を調理していただけるそうですがお昼の営業以降は竿の貸し出しはなくレストランのメニューから選ぶのみだそうです。
祖母は大阪の子やからイラチやねん、頼んだもんパパッと出てくる方がええやんと笑っていました。

昔イギリス人祖母に連れられスウェーデンに行った時にも川沿いで焼き魚を販売しているおじさんから魚の串焼きを買い一緒に食べた思い出があります。
どこの国の人も思いつく事は同じなのやなぁとしみじみ思いました。
ポルトガルでもしこたま魚を食べた思い出があり、ヨーロッパに来ると不思議とよく魚を食べている思い出が増えていきます。
余談ですがドイツ人もお魚が結構好きで、実はこちらでもうなぎが消費されています。
日本では珍しいうなぎの燻製などもあります。
サーモンなどは日本よりこちらの方が鮮度の関係か圧倒的に美味しいのが悔しいですね。

イギリス人祖母が押さえておいてくれたホテルの部屋は私と大阪の祖母が同室でした。
そんなわけでホテルの部屋割りはイギリス人祖母が田中さん、マリーちゃんとはるちゃんとしほりさんといった具合でした。
ヨーロッパのホテルでも3人部屋はあるもんなんやなぁと思いつつ、イギリス人祖母が大阪の祖母に気を使ったのやなぁとか考えたりしたのでした。
今晩泊まったホテルはまるで昔母と見た水曜どうでしょうのヨーロッパ企画で出てきたホテルのように謎の絵画が飾られていました。
日本のホテルでも時々見かけますが無難な風景画や花の絵ではなく肖像画や裸婦像の油絵が飾っててあると、ホテルと関係ある人なのか有名な作品なのか、いろいろな疑念が頭に浮かびます。

ホテルの部屋でも祖母はしゃべり通しで早寝早起きが心情の私が珍しく午後10時過ぎまで祖母のおしゃべりに付き合わされました。
祖母は鹿島さん親子とニュルンベルクに行きコースを走り、そのあとギーンゲンのシュタイフのミュージアムに行き、シュトットガルトに行き自動車工場を見学、そしてそこでスポーツカーをレンタルし3時間ほどドライブを楽しんだのだと大興奮で話してくれました。
梅子、茂一郎、文子ちゃん歌子ちゃんそれぞれにテディベアも買ってきたからねとニコニコ私にもテディベアをくれました。

どうでも良いですが久しぶりに会った鹿島さんは相変わらずフェイラーのタオルハンカチを愛用していました。
娘さんもフェイラーのタオルハンカチかな?と勘ぐったのですが、ディズニーの柄の可愛らしいものでした。

そういえばフェイラーもドイツのブランドですね。
鹿島さんはドイツ土産にフェイラーのタオルを買うのやろうか。

メガネ率の高い中過ごした一日でした。

うめこ


今日の一枚

EOS40D / EF-S17-85 IS U

EOS40D / EF-S17-85 IS U / スウェーデンとフィンランドの国境の川周辺で2008年頃に撮影


今日の一曲

Daniel Johnston – I Live My Broken Dreams (FULL VERSION)

Daniel Johnston – I Live My Broken Dreams


今日の一冊

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