うめちゃんからの手紙 2018 No.067 くつろぐ時間と空間と文化を作る!

うめちゃんからの手紙 2018 No.066

うめちゃんの上司の女将さん。

うめちゃんからの手紙 2018 No.067

今日は女将さんの外商のお仕事についてまわってきました。
初めてではなかったのですがとても神経が疲れるお仕事で少しだけ苦手意識があります。
私が勤めているAficionado’s Roastery&Cafeにも外商部があります。
他の喫茶店やホテル、レストランなどの飲食店に限らず企業や個人宅にもコーヒー関連商品を持ってまわっています。
ほとんどがマスターの商社時代からの人脈を中心に販売しているのですが、今でも新規の取引先が常に増えているので大事な部署でもあります。
ただマスターはかなり冷静に状況を注視していて、これからはコーヒー価格の高騰や今のコーヒーブームも落ち着く時が必ずやってくると予想してらっしゃるので表向きには新規の販路拡大は行っていません。

少しずつ仕事内容も増えて来ましたが、創業当時からの骨子として地域の文化の発展と憩いへ貢献するという思いを常に持ちマスターと女将さんは会社経営されています。
「くつろぐ時間と空間と文化を作る!」と会社のホームページにスローガンが書かれています。
働き始めた頃に女将さんがアホっぽいでスローガンでしょとマスターをからかっていた事を覚えているですが、簡潔でいて奥が深く、きっと難しくもあり大きな志とも言えるのだろうなと最近は思う様になりました。

今日は複数のレストランや会社を都内で経営されていてレストラン用にも自宅用にも豆を買ってくださっている方のご自宅にヒロシの絵と豆を持って渋谷区松濤まで行ってきました。
コーヒー豆一袋でもこのお宅には以前から女将さんが直接持って行っており、とても長い付き合いのあるお客様です。
このお客様はとてもわかりやすい豪邸に住んでいる方で、大使館のような要塞のような威圧感のある造りの建物で行くたびに身構えてしまいます。
敷地に入ってから奥様のいらっしゃる部屋に入室するまでの工程がとても多いのも緊張してしまう一因です。
極度の花粉症などのアレルギーを持っていらっしゃる奥様で、玄関で執事の方に来ていたコートと帽子やマフラーなどを預け、花粉を払うだけの大型の外国製空気清浄機が複数台設置されているだけの部屋にまずは通されスカートやズボンなどについた花粉等を専用のブラシで除去するのです。
それからしばらく執事の方と先にお金のやり取りや会話など済ませてから奥様に会うのがここに商品を持って行くときのルールです。
個人宅ですがオーナーの方がレストランで導入されている型と同じエスプレッソマシーンとEverpureのフィルターシステムが備え付けられており本格的でコーヒー通なお客様です。
ですが完全には使いこなしてはいらっしゃらないので、時々女将さんが伺ってメンテナンスをしたり時間がある日は使い方のレクチャーをしています。
とても良いご夫婦で会話も楽しいのですが、実権を握っているのは奥様といった感じで私の大阪の祖母並みにマナーに厳しい方で奥様とのお話は神経が疲れるのも事実です。
花粉症のシーズンではない時は奥様が時々店頭にコーヒーを飲みに来てくださり、それがきっかけで店舗に飾られていたヒロシの絵を大変気に入ってくださりその場で買ってくださりました。
それからコミッションワークを何度も依頼していただける様になりました。
私の勤めている会社はコーヒー屋さんなのですが、絵の販売から搬入設置なども最近は行う様になり時々不思議に思われることが多いのですが、マスターの商社時代の経験や、奥様が機械に強いという素地があったので総合的に見て、「くつろぐ時間と空間と文化を作る!」という会社の方針からは逸脱してない様に私は思います。

少し支離滅裂になっててしまいましたが、色々なお仕事させてもらう様になったというお話でした。

うめこ


今日の一枚

錦糸町駅で

LEICA M10 , APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.


今日の一曲

Gipsy Kings – Djobi, Djoba (Official Video)

Gipsy Kings – Djobi, Djoba


今日の一冊

Copyrighted Image

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