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Minolta α-7 + aus Jena DDR T 50mm F2.8

Minolta α-7 / 250Dか500Tか。
とてもありがたい事にVision3には200Tと500Tというタングステン光用シネフィルムが現在でも販売されています。
タングステン光用のフィルムを日常的に使うようになり、色温度や時間帯、光についてより意識するようになりました。
さらに迷うのがVision3 500Tを1段減感現像した結果がとても素晴らしく気に入ってしまい、デイライト用の250Dと迷う事が出てきました。
250Dも大変素晴らしいフィルムで500Tとどちらを持ち出せばいいか、今の季節は迷います。
10月頃まででしたら250Dなのかもしれません。
日が落ちるのが早くなった今は500Tの万能感に助けられている気がします。
500Tを持って出かけ、思ったより明るければ減感しても良い、早く暗くなってしまった時なんかは増感して1000として使う。
とても楽しいです。
最初期に懸念していた真っ青に写ってしまうのではないか?という不安もあったのですが、意外とそこまで真っ青になるような色温度の光源下で自分は撮影していませんでした。
現状では寒い間は500T、冬から春にかけて確保できれば200T、春から夏にかけて50Dと250Dを使っていこうかなぁなんて考えています。
Minolta α-7 + aus Jena DDR T 50mm F2.8
使用したカメラ:Minolta α-7/ aus Jena DDR T 50mm F2.8
使用したフィルム:Kodak Vision3 500T
使用したフィルム:Kodak Vision3 250D
Remjet Removal Prebath 1min, Wash 1min, Dev. 4min50sec,Wash 1min,Blix 9min, Wash 8min, Photo Flo (38.5°C) (16,17,18)
Kodak Vision3 500T /5219 / 2枚
Kodak Vision3 250D /5207 / 18枚
Lightroom上で見ているとこのレンズの個性、他のレンズとのボケ具合の違いは分かりやすく顕著なのですがWeb用にリサイズして掲載してしまうとわかりにくくなってしまいますね…
今回久しぶりにこのレンズを使ってみて50mmのF2.8でも結構ボケるんだなぁと改めて思いました。
高級ズームレンズだと通しでF2.8なのが売りだったりしますが、単焦点レンズばかり使っているとF1.4だったりF2が多く、それに慣れていた気がします。
かねがねVision3の50Dと明るい単焦点のレンズを組み合わせて常用したいなぁという野望のようなものがありましたが、少し前からVision3の500Tにも親しみを覚え明るいレンズ以外でも楽しめるしなぁとふんわりしてきました。
Vision3のフィルムだと特にそうなのですが、ラチチュードの広いフィルムや眠めのネガの場合にコントラストが解像度やボケ具合の認識に少なからず影響がある気がします。
500Tの場合も現像しスキャンした未編集の状態だとあまり青さが目立たずタングステン光用といった雰囲気が影を潜めている感じがします。
このコントラスト調整がとても難しいなぁと実感しています。
デジタルカメラのコントラストに近い雰囲気まで編集していくと確かにタングステン用だと感じる色合いになりますしパキッとした印象の写真にも仕上がり未編集のものより解像度があるレンズのようにも見えてきます。
錯覚のような。
細かな編集の匙加減で印象が引っ張られるという感じでしょうか。
ちょっとぼんやりとしたまとまりのない感じになってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。
手軽に試してみるなら…
サンアイ CS8011_CINESTILL_800T135-36N
サンアイ CS5011_CINESTILL_50D135-36N
自家現像でVision3を処理するお供に
今回使用した現像タンク
パターソン スーパーシステム4現像タンク マルチリール3タンク リール無 PTP116