画伯の雑記 – 2019年11月18日 Lomo LC-AでKodak Vision3 50Dを2段増感。

15年以上愛用しているLomo LC-A

Lomo LC-A
現行商品として売られているLomo LC-A+はISO感度の設定が100からです。
僕が使っているLC-Aは下が25スタートです。
自家現像で色々なモノクロフィルムを楽しみたい場合は昔のモデルの方が良いかもしれないですが、一般的に流通しているフィルムとなると再販となったACROSでも100ですしカラーネガで100を下回るものはほとんど見かけないのでLC-A+でも十分楽しめます。
モノクロの超微粒子フィルム等ですとISO25の設定がある初代の方が良いでしょう。
安いので愛用しているKodak Vision3の50DもISO感度50なので現行のLC-A+ではカバーされていない低感度ということになりますが、Lomo自体の露出計の精度の問題もありますしISO感度100の設定でもラティチュードの広いフィルムということも手伝って”失敗”は無い気がします。
バッテリーの残量やメーカーの違いでも露出計の精度が変わってきますからこうなってくると微々たる問題です。

LOMOのカメラが最初に流行った頃は増感現像やクロスプロセス、高彩度なフィルムの作例をよく見かけたました。
AgfaのUltraなどもまだ売られていた頃です。
増感でも高コントラスト化が望めるので50Dを増感現像で仕上げるのはLC-A+の方にとっても理にかなっているかもしれません。

Lomo LC-A / Kodak Vision3 50D / 2段増感 22枚

使用したカメラ:Lomo LC-A  / LOMO Minitar-1 2.8/32
使用したフィルム:Kodak Vision3 50Dを2段増感
自家現像した後にEPSON F−3200でフィルムのスキャニングを行いました。

Dev 39°C 14min, Bleach&Fix 12min, Wash 6min, Photo Flo省略(同一現像液で57,58,59本目)

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

Lomo LC-A MINITAR 2.8/32 / 自家現像 / Kodak Vision3 50D 2段増感

普通に流通するフィルムを入れて天気の良い日に持ち出せばLOMO LC-Aはがっかりしてしまうほどビシッとシャープに写ってしまいます。
湾曲や周辺光量落ちは出ますが、言われているほど強烈な描写をするカメラでは無いと個人的には思っています。
最新のレンズでも周辺光量落ちはありますしソフトウェアやカメラ本体で補正していたりするものです。
現在家電量販店等で手に入るフィルムは十分に高性能なので増感現像などをしなければ普通に写ってしまいがっかりするかもしれません。
世間で持たれているLOMOのイメージはピンボケ写真や極彩色であったり増感現像されたフィルムの色だったりするのでは無いでしょうか。
パーフォレーションまで含めたスキャンを見ればパーフォーレーションまで画像が露光されたロモのネガだとわかるのですがLightroomなどで他の画像と一緒に並んでいると分からなかったりもします。
フィルムカメラに不確実性やトイカメラ感を求めるのであればLomo LC-AよりもハーフサイズカメラのPenや中古や写ルンですで楽しむ方が安上がりですが良いかもしれません。

最後までご覧くださりありがとうございました。

画伯


現在販売されているLomo LC-A+

Copyrighted Image

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。