画伯の雑記 – 2020年9月21日 Olympus Pen EF / Eastman Double-X 5222とVision3 50D (モノクロとカラー自家現像)

Olympus Pen EFは今日も元気にやっている

Minolta α7 + Minolta AF 50mm F/1.7 / Kodak Eastman Double-X

Minolta α7 + Minolta AF 50mm F/1.7 / Kodak Eastman Double-X

フィルムカメラを始めたい人に勧められるカメラは何か?と考えた時にPen EFとNikon FGあたりを僕は勧める気がします。
自家現像をしたフィルムの投稿記事の末尾にアフィリエイトリンクを毎度貼っているのですが、パターソンのタンクは選択肢が複数ありややこしく、いつかパターソンのタンクについての記事も書きたいと思っています。
自家現像の道具は何を揃えるべきか…これはカメラにも言えることなのですがあまりお金をかけずにとりあえず挑戦してもらいたいなぁと思っています。
販売されているパターソンのタンクにはフィルムを巻き込むリールが含まれているものと含まれていないものがあります。
大は小を兼ねるので、フィルムリールが付属していないものを買い、必要な数だけ買い足していくのがいいと思います。
35mmフィルムであれば1本あたり290ml薬品を入れてくださいとタンクの下部に書かれています。
大きいタンクを使っていても上まで並々に注ぐ必要はないのです。
自由です。

フィルムカメラも以前に比べとても高くなりました。
Pen EFをはじめオリンパスのハーフサイズカメラはまだ比較的に手に入りやすい気がします。
Pen EFは目立った特徴があるカメラではなく、出来る事は少ないのですが自分でISO感度が設定できるのでDXコードがないフィルムを使う場合や、増感や減感で楽しめるのも魅力です。
DXコードを自動的に読み取るタイプのカメラは実は便利なようで厄介です。
DXコードに含まれる撮影枚数まで読み取ってしまうカメラがあって結構不便です。

Pen EFを使ってみて楽しいと感じればPen FTに進むのもありです。
ただPen FTは巻き上げレバーが少しデリケートです。(私見的な経験則的な…)
Pen SやPen EFなどは写ルンですのような感じにグリグリ親指で回すタイプで、今のところはトラブルフリー。
いずれにせよ、古いカメラなので壊れる日の事を考えて初期投資と修理費用を少しだけ考えて選ぶと良いかもしれません。

自家現像のメリットに、100ftのフィルムから自分で好きな枚数のフィルムを作れることも含んでいいと思います。
ハーフサイズのカメラで撮影する場合市販の36枚撮りだとたくさん撮れすぎてしまうと感じることもあるでしょう。
自分で短めの撮影枚数のフィルムを巻き利用すれば経済的です。

そんなわけで今回はEastman Double-X 5222を一段減感したした作例とKodakのVision3 50という映画撮影に使われるフィルムで撮影した作例です。


前半 10枚 / Eastman Double-X 5222  EI125/ Xtol 1+1

使用したカメラ:Pen EF
使用したフィルム:Eastman Double-X 5222

Xtol 1+1 19°C 8min, SB 1min ,F96 6min, QW, Photo Flo

Eastman Double-X 5222  EI125/ Xtol 1+1

Eastman Double-X 5222  EI125/ Xtol 1+1

Eastman Double-X 5222  EI125/ Xtol 1+1

/ Eastman Double-X 5222  EI125/ Xtol 1+1

Eastman Double-X 5222  EI125/ Xtol 1+1

Eastman Double-X 5222  EI125/ Xtol 1+1

Eastman Double-X 5222  EI125/ Xtol 1+1

Eastman Double-X 5222  EI125/ Xtol 1+1

Eastman Double-X 5222  EI125/ Xtol 1+1

Eastman Double-X 5222  EI125/ Xtol 1+1

後半の10枚 / Kodak Vision3 50D

使用したフィルム:Kodak Vision3 50D

Remjet Rem. Prebath 3min, Wash 3min, Dev 39°C 5min, 2nd Wash 2min, Bleach&Fix 10min, Wash 6min, Photo Flo(同一現像液で26,27本目)

Kodak Vision3 50D / カラー自家現像 / Pen EF

Kodak Vision3 50D / カラー自家現像 / Pen EF

Kodak Vision3 50D / カラー自家現像 / Pen EF

Kodak Vision3 50D / カラー自家現像 / Pen EF

Kodak Vision3 50D / カラー自家現像 / Pen EF

Kodak Vision3 50D / カラー自家現像 / Pen EF

Kodak Vision3 50D / カラー自家現像 / Pen EF

Kodak Vision3 50D / カラー自家現像 / Pen EF

Kodak Vision3 50D / カラー自家現像 / Pen EF

Kodak Vision3 50D / カラー自家現像 / Pen EF

知り合いの女性からLOMO LC-Aを使っている事をバカにされたという話を聞きました。
バカにした人がどんなカメラを使っているのか存じ上げませんが、ASAHAKA。
Pen EFからみればLOMO LC-Aは多機能カメラです。

僕は400ft巻で映画用フィルムを買いカラーもモノクロも自分でフィルムを作っているのですが、その時にPen EFのプリミティブさ活きてきます
DXコードもなければ、フィルムの巻き戻しも自力、これがありがたいのです。
好きな長さでフィルムを切り出しハーフサイズでも苦にならない撮影枚数で撮影を終えられ、すぐに現像できるからです。
単純だから壊れる箇所も少なく、何よりカメラが軽いのが良いのです。

息苦しさを感じる昨今ですが、こういうフットワークの軽い、あっさりとしたカメラも良いものです。

2020年現在、フィルムカメラを趣味にしようと思うと知恵を絞らないとお金がかかります。
ハーフサイズはこれでもか!というほど撮影できてしまうので、まずハーフサイズから始めてみて飽きたらなくなったら一眼レフや他のカメラを探し始めてみてもいいかもしれません。

画伯


今回使用した現像タンク

パターソンの現像タンクが好きで、PTP117、PTP115(2つ)、PTP116と4つ持っています。
35mmが1本だけ現像できる最小サイズのPTP114というものもあるのですが、実用的なのは35mmが2本現像できるサイズのPTP115くらいからだと思います。
1Lで薬品を作られる方はPTP116の35mmが3本もしくは120が2本現像できるこのサイズがちょうど良いかもしれません。

上記のタンクにはオートロードリール PTP119が含まれていませんので別途買い求める必要があります。(処理できる本数の少ないモデルだとリールもセットの商品はあります。PTP115,PTP114など)

PTP116はマルチリール3タンクとして売られていますが35mmフィルムの高さにオートロードリールを合わせた状態で3本入るということで、中判の場合は2本だけになります。

型番がPTP119というオートロードリールはサイズが可変式で35mmのフィルムも120の中判フィルムも対応できます。
(割愛しますが127や126等にも対応可能です)
自分の現像スタイルに合わせて必要な数だけ買うと良いと思います。
乾燥が不十分だったり、内蔵されているステンレスボールの清掃が不十分だとフィルムが巻き取りにくくなるので要注意です。

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