やさしい田中さんは猫と子供によく好かれるのです。
うめちゃんからの手紙 2019 No.132
少し日にちが空きましたが田中さんの誕生日を再び祝いました。
いまいちバナナを作って初めて田中さんの誕生日ですからね。
田中さんのお母様が亡くなられる前に田中さんが作ってもらっていたという手作りまるごとバナナなのですが、いまいちな仕上がりいうのが肝で、なかなか再現が難しいのです。
いまいちバナナと田中さんが命名し毎年私と再現に挑戦しているのですが、お母様の味には近づけていません。
確かに不味かったと田中さんがおっしゃるものですから余計に難しいのですが、今年作ったものは田中さん曰くかなりオリジナルに近いパッとしない味だったそうです。
お母様が作ってくれていたおやつですからどこかでバターや糖分を抑えるように作っていたのであろうという予想がある程度当たりました。
あと作り置きしておいた生地のパサつき感もいい感じだと田中さんに気に入ってもらえました。
わざわざ不味く作るのも如何なものかと言われるかもしれませんが、故人を偲ぶという要素に加えてそれが思い出の味である以上仕方がありません。
いまいちバナナ、そこまでひどいものでもありません。
コーヒーと一緒に食べるとむしろこれくらいのバランスの方が都合が良く感じられました。
舌に残るクリームなどの油分がコーヒーを味わう時の味覚に影響があるのかもしれません、田中さんのお母様の油少なめクリーム少なめのパサパサの丸ごとバナナが都合が良いなぁと私個人は思いました。
しけたせんべいの方が好きな人もいるのと同じです。
残った生地とクリームでネクタリンやイチゴも包んでみたのですが、それらの方がいまいちで、バナナが一番美味しかった気もするので不思議なものです。
時々思い出してはYoutubeで弓木英梨乃さんの動画を見てしまいます。
生まれる時間と場所が違ったら弓木さんと高校の軽音部で2人で音楽を奏でていたかもしれないなぁなんて妄想を時々してしまいます。
見るたびに可愛いなギターうまいなぁオーラが良いなぁとしみじみ感じます。
私もあーなりたいものです。
バンドを組みたいとかやってみたいとは思わないのですが、違うパターンの人生を歩んでいる他の世界線の私は毎日楽しくやっておるのやろうかと時々考えます。
あの時こうしていればという類の妄想は誰でもすると思うのですが、収束点は何れにせよ限られている気もします。
はるちゃんやマリーちゃんに出会ってなかったり田中さんと同級生だったらといった空想もよくします。
以前、御徒町方面を通り上野に抜けようと歩いていた事があるのですがお昼のピークをすぎた閑散とした飲食店で机をバンバン叩きながらビールを煽り大声で恋バナをしている女性3人組を見たことがあります。
声量の関係もあったでしょうがそこだけ切り抜かれフレーム内に急に引きずり込まれた感覚がありました。
まだ日本に帰国するまで日数がありますが、暇な日を見つけてロンドンまで画材を買いに行きたいなと思っています。
日本のお絵かき教室の先生からイギリスにいったら全体現地で画材を買った方が良いと毎年言われるので勧められる通り毎年少しずつ買い集めています。
昨年はWinsor&Newtonの水彩画キットを自分やヒロシ用に買ったのですが、今年は少し油絵の具等を買ってみてもいいかなと考えています。
Sennelierのパステルかオイルバーを買ってもいいかなぁと思っています。
あとロンドンの写真用品店もみてこようと思います。
うめこ
今日の一枚
GR DIGITAL III / GR LENS f=6.00mm 1:1.9 (35mm換算28mm) 2014
今日の一曲
吉澤嘉代子 – 洋梨 feat.弓木英梨乃 @ 森、道、市場 2019
今日の一冊
