うめちゃんからの手紙 2017 No.123

ドイツ滞在中もジャガイモ料理をたくさん食べることがあり、そのどれもがとても美味しかったのですが、驚きだったのがイギリスと同じく魚のフライの種類がとても充実していたことです。以前両親とフランスに行った際も山のように盛られたジャガイモと魚料理をよく食べたのですが、ヨーロッパ各国に互いの親戚のような少しずつ似ているけれど個性のある魚料理がありとても楽しめます。炭水化物、野菜、ソースのかかった魚。この基本がどの国にもある感じでした。日本の遠い親戚がアジフライ定食といったところでしょうか。

おばぁちゃんの実家でもフィッシュアンドチップスをたまに作るのですが、祖母の実家のフィッシュアンドチップスは生地にビールを混ぜて作ります。結構ビールを生地に混ぜるのはポピュラーな手法だそうです。揚げ上がった時にはアルコールがとび、生地がサクサクしているのでオススメの調理法です。せっかくの黒ビールがちょっぴり勿体無い気もしますが母でも子供でも食べられるので私も日本で家族やおばちゃん達にも作ってあげようと思います。

祖母がヒロシに私の父が子供の頃に来ていたTシャツを何枚かくれたのですがどれもお洒落で可愛く素敵です。
猫に服を着させるなんてと何年か前までは私も思っていたのですが、ヒロシは巨漢猫な上に被毛が多く服を着ずに日常生活を送っていると体の毛にいろいろなものを拾ってきてしまいます。
夏祭りとかに行った時は子供に夜店のお菓子をべったりつけられ悲惨でした。飴が固まって毛に絡みつきワックス脱毛状態になってしまいヒロシにとって相当なトラウマとして残っています。
それ以来ヒロシも自主的にTシャツを着て過ごすようになりました。オナモミを大量に背中につけられて帰ってきたきたこともありました。笑。やめてあげてください。飼い主より。

残りのイギリス滞在期間はアルバイトをしながらゆっくり過ごす予定です。

マリちゃんとはるちゃんと日本に帰ってから今回の滞在中に撮った写真をまとめてPhoto Zine的なものを作ろうという話があがっています。私はコンピューターが全く使えないので戦力外なのですが、はるちゃんとマリちゃんに「うめちゃんはメガネをかけているから編集長っぽいビジュアルだからうめちゃんが編集長やって!」と言われました。
マリちゃんもメガネかけてるやん!と言い返そうと思ったのですが素直にツッコミ返すのもなんか面白くないな、けど気の利いた返しもないので「がんばるよ!」と普通に返事をしてしまいました。
以前たまえおばちゃんに教えてもらい簡素なPhotoZineはヒロシとはるちゃんと作った事があるので全くの初心者ではないのですが、今回は撮影した写真の枚数も多く、以前のようなホッチキスの製本ではなく糸で綴じた可愛い製本にチャレンジしたいとみんなで話しています。どんな本になるかはまだわかりませんが上手に作る事ができたら学校にも持って行って提出してみようと思います。
魔法学校は基本的には夏季休暇中に宿題は特に出ません。サマーリーディングという自分で好きな本を何冊か選び感想を書くこと、普段愛用している魔法の杖やほうきのお手入れをきちんとして新学期に備える、これくらいで後は自主的に自由研究などをして提出すればボーナス点的なものをもらえる感じです。

明日はアルバイトの後に祖母達とパンを焼く予定です。たのしみ

うめ

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