うめちゃんからの手紙 2019 No.131 人のミスより自分の失敗に腹が立つ。

うめちゃんからの手紙 2019 No.131

インスタマチックを構えるヒロシ君とうめちゃん。

うめちゃんからの手紙 2019 No.131

私の母の中でカメラといえばライカなのですが、父の中でカメラといえばコダックのインスタマチックです。
父は幼少期をイギリスで過ごしており、当時イギリスで作られていたインスタマチックカメラを買い与えられそれで日々撮影を楽しんでいたようです。
父が主に使っていたのは126タイプのフィルムを使用し正方形で撮影ができるものです。
残念ながら現在では126タイプのフィルムは発売されていません。
でも父が使っていたカメラを私も使ってみたくなり祖母と色々調べていたところプランスで個人で3Dプリンターを使用しアダプターを作ってらっしゃる方やイタリアでもFakmaticという名のアダプターが作られている事を知りました。
おそらく他の国でも3Dプリンターなどを駆使して35mmフィルムを詰め込めるようにしたアダプターが作られていると思いますが、とりあえず現代でもインスタマチックカメラで撮影ができるということが分かり安堵しました。

早速祖母にお願いしフランスからアダプターを取り寄せることにしました。
ひょんなことから地元のチャリティショップ巡りをしていたところインスタマチックカメラが投げ売りされているのを見つけてしまい買い集めていたところ3台も揃ってしまいました。(3台買っても1000円ちょっとでした。)
3台あるのでフランスから3つ分のアダプターを取り寄せれば良かったのですが、とりあえず勝手がわからないので1つだけにしました。
チャリティショップで見つけたものは調べてみたところ映画アメリで使われていたものと全くの同型だという事も分かり楽しい気持ちになりました。
安価で入手することができたのでアダプターが無事に使え、難易度が高くなければ追加で注文しはるちゃんとマリーちゃんにも分けてみんなで楽しんでみたいと考えています。
今ドイツで孤軍魔女修行中のはるちゃんはコダックの大ファンなので、コダックが昔作っていたカメラを使って撮影するのはきっと楽しいはず。

はるちゃんがいないからというわけではありませんががここ数日ミスが続いていて気が滅入っておりました。
でもはるちゃんは私たち3人のムードメーカーなのです。

私は自分でも神経質で慎重な人間だと思っているのですが、それでもミスをしたりうっかり物を壊してしまうことが時々あり調子が悪い時にそのようなことが重なると陰々滅々とした気分から脱するのに大変な時間を要します。
今朝も大事なお茶碗を割ってしまい凹んでおりました。
はるちゃんが私のお皿を割った事があるのですが、その時は全く腹が立たなかったのになぜか自分自身でお皿を割るとこんなにも腹が立ち気分が沈み込んでしまうのはなぜなのでしょう。

東京の下宿の二郎と三郎が恋しくなりました。
二郎と三郎は背が足りないためトイレの鍵の開閉ができず15センチくらい開けてトイレを使います。
彼らがトイレに入っているタイミングでトイレの前を通ってると「頑張ってるよ!」と大きな声が聞こえてくるものですから大変微笑ましい光景でした。
そしたらそれがみんなの間で流行ってしまい、たまえおばちゃんやはじめおじさんがトイレに入っている時も扉の前を誰かが通る気配がすると「頑張ってるよ!」と声を出す習慣がついてしまったのでした。
彼らの何でもない日常の一コマに大きく癒されていたのだなぁと実感いたしました。

鬱々としていても仕方がありません。
今晩は祖母達と映画を見てこようと思います。

うめこ


今日の一枚

Kodak / Instamatic 33

Kodak / Instamatic 33


今日の一曲

https://youtu.be/_B8E3ZC_wks
Timing~タイミング~ / BLACK BISCUITS


今日の一冊

Copyrighted Image

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