うめちゃんからの手紙 2017 No.116 元祖めがねおばぁちゃんの占い。

うめちゃんからの手紙 2017 No.116

元祖めがね!と呼ばれる、私とマリちゃんのひぃひぃひぃxたくさんおばぁちゃんの記念祭にみんなで行ってきました。
基本的には血の繋がったミニオンズみたいなど近眼のチビな魔女しか入れない結界の内側で行われるお祭りなのですが、はるちゃんもお友達なので結界の内側に入る事出来ました。

元祖めがねおばぁちゃんと祖母、マリちゃん、はるちゃん、そして私とヒロシでお茶をしながら色々と占ってもらったりお話をしたのですが色々と衝撃が大きかったです。
なんというか人前で占ってもらったので私の個人情報もだだ漏れやし、はるちゃんやマリちゃんの個人情報や悩み事までだだ漏れ。
元祖めがねおばぁちゃんからすれば魔女はみな姉妹!もしくは自分より年下の魔女は自分の弟子や子供って感覚なのでしょう。物事をすごく大局的に見ているのもあるのでしょう。

はるちゃんの悩み事が結構ヘヴィでした。
初めて知ったのですがはるちゃんにはお父様の亡くなられた前の奥様と娘さんで、年の離れた異母お姉様がいるそうなのですが、もう何年も口を聞いていないのだそうです。
はるちゃんが小学校高学年の頃に急にお姉様の性格が変わってしまい暴れてはるちゃんを殴ったりご両親を殴ったり、家の壁にも穴がたくさん空いたり、そしてお姉様自身が壁におでこをガンガンぶつけて、気が狂ってしまったように自分や家族を傷つける人になっていたそうです。お医者のお父様でもすぐには原因がわからず半年後にやっとお姉様のお腹に大きな腫瘍ができておりそれが原因で性格まで支配されていたという事が分かったそうで…無事手術も終えお姉様も元どおりに戻ったそうなのですが
今年の夏がちょうど術後5年なのだそうですが、なかなか気まずさのようなしこりが残っていて色々な感情がこみ上げてきてしまい未だにうまく姉妹で会話ができていないのだそうです。
元祖めがねおばぁちゃんは色々とはるちゃんに言葉をかけていました。

マリちゃんの悩み事は他人事とは思えない感じで私も少し苦しい気持ちになりました。
マリちゃんは小学校の時から親友だった元彼が中学三年の時の女友達に奪われ、なんと彼氏を奪われただけでは収まらず交友関係をすべてごっそりその女の子に持って行かれてしまったそうです。
それを今でもマリちゃんは根に持っていてロンドンにはあまり戻りたくないし共通の知り合いにもう会えない事が結構心にずしんとダメージが残っているみたいなのです。(友達や元彼の裏切りもあってマリちゃんは思い切ってイギリス以外の友達が全くいない国で進学すると決めたのだそうです。親戚の私が日本にいるという事を頭のどこかで覚えていたのも日本に決めた理由の1つだそうです。)
すごく仲よかった人たちが突然やってきた人に、なぜコロリと…私も聞いていて納得がいきませんでした。今まで友達じゃなかったのかなぁとかなぜ距離ができてしまったのか、縁がプツリと切れてしまったのか、話を聞いていてすごく苦しくなりました。
私は元彼とかではないのですが、私にも以前行っていた学校で私と仲がよかった子達が後からやってきた一人の女の子がグループのリーダー的存在になり、私が追い出されてしまいその後友達だった子たちに口を聞いてもらえなくなって本当に悲しかった思い出があります。普遍的で頻繁に起こりうる共通の悩み事なのかもしれませんね。
元祖めがねおばぁちゃんの怖いのがはるちゃんとマリちゃんと向き合い手を握っただけなのにすべてお見通しだった事です。

元祖めがねおばぁちゃんが言うには自身の占いは占いでもなんでもなくどちらかというと統計学に近いもので、魔女の悩みはいつの時代もパターンがあるのだそうです。すごく長生きしていると他人の人生が再放送のテレビドラマのように見えるのだとか。
政治や天気なども経験からほぼ完璧に先が読めてしまうのだとか。

私はそういう事もあって恋愛や人間関係が密に描かれた映画やドラマが全く見れなくなってしまいました。意識していなくてもストーリーに感情が飲み込まれてしまい苦しいのです。なので私の娯楽のほとんどが音楽になってしまいました。母も同じ事を以前言っていて、母はテレビでは野球とお笑い以外は見るのが精神的にしんどいと言っています。

長くなってきたので、
私とヒロシの事はまた後で書こうと思います。

P.S
ドイツに来ているということでソーセージを注文したのですが、どさっと大きな紙コップのような容器に何本もソーセージを入れられどかっとマスタードをかけたものを渡されたので面を食らったのですが、さらに驚きだったのがこんなに大量に買ったのに5ユーロも行っていなかったことがさらに驚きでした。ドイツ物価安いです。映画館のポップコーンみたいな勢いで食べるソーセージ。さすがドイツ。
はるちゃんとマリちゃんといつか大人になったらまたみんなでドイツにきてアホほどビールをのんでアホほどソーセージを堂々と食べに来ようと約束しました。
うめ

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