愛車の前に立つうめちゃんの祖母と母。３０年以上前の図。
うめちゃんからの手紙 2019 No.120
大阪の祖母が東京まで孫に会いにきていたようでたまえおばちゃんとテレビ電話をした時に一緒に話す事ができました。
私のここ最近の手紙は祖母という単語がよく出てくるので母方なのか父方なのかややこしくなってきているかもしれませんが、文字にすると余計ややこしくなるので私自身も難儀しています。
両方の祖母が眼鏡をかけていて髪の毛の量が多く私にクリソツだと説明できてしまうので仕方がありません。
どちらの祖母もオタク女子なので、私はいわばオタク女子のサラブレッドですな。
容姿はどちらかと言えば父方の祖母よりで、話し方や日本語を話す時のイントネーションは大阪の祖母に似ているのではないかと思います。
たまえおばちゃんの双子の娘も大きくなってきて祖母に似てきすぎやとたまえおばちゃんが大爆笑していました。
私や母やたまえおばちゃんには遺伝しなかったのですが双子の歌子ちゃんと文子ちゃんにはばっちり祖母のくせ毛が遺伝しました。
大阪の祖母は私達とのドイツでの待ち合わせよりも一週間早く渡独して大好きな自動車メーカーの工場見学や現地の友人達と交流を深めるのだと言っていました。
私にはよくわかりませんが祖母のような車が好きなドイツのおばちゃまが集うクラブがあるそうで、祖母とドイツの親戚のおばさんもそこの会員なのだそうです。
祖母が言うにはこのクラブに入っていることでメンテナンス用の細々としたパーツを購入したり修理の情報など、仲間同士で情報交換ができるので定期的に会いに行くのがとても大事なのだそうです。
ドイツには祖母が好きな自動車メーカーや企業の工場があり今回はいくつか見てくるのだそうです。
祖母は母が子供の頃に祖父から育児に仕事に色々と頑張っているから君が欲しいものを誕生日に買ってよいと言われ真っ赤なスポーツカーを買いました。
流石に祖父も母も叔母もおったまげたそうですが、祖母は「かっちょいい車が欲しかってん！どうせ買うならかっこいいおかんって思われる車に乗りたいやんか！」と言うものやから、祖父も大事に乗るんやでと許したそうです。
祖父は祖母に甘いのと祖母の話を最初から最後まで真面目に聞いてしまうものですから祖母に洗脳されきっているわけですね。
でも祖母の自慢できるところはその車を大事に乗り続けていて、今年で確か車齢35歳になるはずです。
カナダには40年以上乗り続け100万キロ以上乗り続けている男性がおり、祖母も負けじと大事に乗りつづけています。
祖母は免許を取り立ての頃にビートルという、コナン君の漫画で阿笠博士が乗っているのと同じ車を両親に買ってもらい乗っていたそうなのですが、その車を手放したことを今日までずっと後悔していて、その後悔があったため一度買った車は大事に乗ろうと決めているわけです。
私も一緒にその工場に行かないかと祖母から誘われたのですが、友達もいるのでちょっと難しいと断りました。
私は車に全く興味がない上に、公共交通機関至上主義なので祖母とはそこは話が合いません。
自分でも自分がぼんやりしており運転に向かない人間だとわかっているのでやっかみも多少はあるでしょう、私だって祖母や叔母のようにかっちょよく颯爽と真っ赤な車で駆け抜けたいと思った事もないわけではありません。
後ではるちゃんが行ってみたかった！となぜか言うものですからややこしいことになりましたが、結局祖母だけで行くことになりました。
考えてみればはるちゃんは大の工場見学好きで定期的に崎陽軒の工場見学にも応募したり、全く興味ないでしょ？というようなジャンルの工場も見学に行っていたので遠慮することはなかったのかもしれません。
祖母の趣味に付き合ってあげられる機会はあまりないので、つれない態度を取ってしまった自分が急に恥ずかしく思えてきました。
その上はるちゃんも工場見学が大好きという事をすぐに思い出せなかったことが悔やまれます。
気が早いですがはるちゃんと高校を卒業したらいつかコダックの工場見学に行こうと誘われ一緒に行くと既に約束しています。
イルフォードの工場見学は高校在学中に行こうねと約束しているのですが、実現できたらいいなと思っています。
以前からイルフォードは素晴らしい会社で写真芸術への愛を感じるので私も常々工場や歴史について学びたいなぁとは思っていました。
とりあえず今年はライカの工場見学に行けるのでとても楽しみにしています。
あれもこれもは無理ですが、はるちゃん、マリーちゃん、私の共通の興味は写真です。
その写真の歴史を語る上で欠かすことができないライカの工場見学に行けることは意義のある事です。
たのしみです。
うめこ
今日の一枚
GR DIGITAL III / GR LENS f=6.00mm 1:1.9 (35mm換算28mm)
今日の一曲
nujabes/shing02-battlecry
今日の一冊
HOW TO BUILD GUNDAM (ホビージャパンMOOK)
子供の頃に持っていた本がKindleで読めるようになっていました。
ガンダムが好きな友達がいたので勉強していたのです。