うめちゃんからの手紙 2017 No.041 はるちゃんの二眼レフカメラ。

うめちゃんからの手紙 2017 No.041

いつも私の変わり者な猫のヒロシやコーヒー修行の進捗状況、カメラの話ばかりしているので今日は友達であり同僚のはるちゃんの話をしたいと思います。
と言ってもいつもと同じ感じになりそう…笑。
はるちゃんも私と同じ魔法学校に通い一緒に同じ喫茶店でアルバイトをしています。
はるちゃんはすごい寡黙で職人気質な、なんというか皆さんの持つ魔女のイメージに近い魔女です。

神保町から秋葉原に向かって歩いていると何箇所か渋いミルクホールや近江屋、お蕎麦屋さんがあります。
そういう激シブなお店に通っておじさんたちの写真を撮って回るのがはるちゃんの趣味です。
かっこいいひとや可愛い人は誰でも写真を撮るけれど渋いおっちゃんたちこそ私が撮りたい人たちだとはるちゃんは言っています。
はるちゃんの、ちょっと思慮深くもあり理屈っぽいところも私は好きです。

今日はアルバイト先にお客さんが来てマカロンをいただいたのですが、はるちゃんと学校の帰りにシベリアという風立ちぬという映画でも出てきたレトロ菓子を売っているパン屋さんにもより買い食いをしてしまいました。
アルバイト先でも賄いでケーキとコーヒーをいただくのやけれど。笑。
もらったり作ったりでお菓子には困らない毎日を私たち魔女は送っています。

私のライカは割とパシャりと気が向いたときにすぐ撮影できるのですが、はるちゃんの愛用している大きな箱のカメラは撮影にちょっぴし時間がかかります。そして写真に撮られる方もデジカメに慣れてしまっていてまだかかるの?みたいな感じでもたつくはるちゃんの様子を見て笑ってしまうのです、逆にこれが幸いしてはるちゃんの写真に写る人たちは笑っていていい感じ。

はるちゃんが撮った写真はとても素敵な写真ばかりなので大きくて時間のかかるカメラやけれどはるちゃんには意味がありしっくりきているカメラなのでしょうね。
出会う人に限らず出会う道具にも縁があるのだと私は思っています。
はるちゃんのカメラが羨ましくもあるけど一度もたせてもらった際に牛乳パックより重たい感じだったので私には結構しんどそうでした。
たっぱがめっちゃあるはるちゃんが持つとめっちゃかっこええ。

チタンの針が使えてそこまで分厚くなければ帆布も革もいける馬力のあるミシンをおばちゃんがもってはるので、今度浅草橋に行き革を探してきてはるちゃんと私のカメラのストラップとかフィルムとかをしまっておけるポーチでも作ろうやと話していました。
浅草橋、日暮里のあたりはほんまに楽しいエリアです。

それでは夕ご飯の時間なのでまた明日!

うめちゃんでした。

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