うめちゃんからの手紙 2017 No.211 クリスマスの夜のいなり寿司。

うめちゃんからの手紙 2017 No.211

伸びをするうめちゃん。

うめちゃんからの手紙 2017 No.211

23、24、そして25日未明までは毎年恒例のサンタさんのサポートです。
今年はたまえおばちゃん、私、マリちゃんの魔女3人体制。
そしてサンタさんが毎年楽しみにしているというみんなで用意するごちそう。

変な言い回しですが大人たちと徹夜で夜を過ごすのはとても楽しいです。
サンタさんをお手伝いするという免罪符があるクリスマスの夜は堂々と夜更かしができます。

でも私はもともと超朝方なので夕方5時に仮眠という名のマジ寝のため何時もより数時間だけ早く床につき、早めに起きただけというインチキでしたが…笑
徹夜自慢の逆で私はお日様が出ていようが何時であろうが直ぐに眠れる自信があるのが自慢です。(ただ少しでも凹む事や悲しい気持ちの日は全然寝付けないというポンコツっぷり)
マリーちゃんは私が”仮眠”をとる間私の下宿のコタツで宿題をしたりたまえおばちゃんと任天堂スイッチで遊んだりしながらすごしていたそうです。

23日と24日は毎年恒例のクリスマスケーキの配達もあり、はじめおじさんにとっては年内で最も忙しい繁忙期の一つです。
例年までは箱や小さな商品を入れるトートバッグのデザインなどをすべてたまえおばちゃんが描いていたのですが、なんと今年からはヒロシの絵が採用されていました。
ヒロシが絵を描きおばちゃんがパソコンで加工をしてデザインを完成させて行ったのだそうです。いつの間にかコラボをしていたのです。
規格品のケーキの紙箱にヒロシが描いたイラストのステッカーをはっただけのものですがぐっと可愛らしさや高級感のようなものが増していた気がします。
私とヒロシ、二郎、三郎、たまえおばちゃんの使い魔たち、全員を動員して箱詰めや配達などを頑張りました。
今年はかなり多くのお客様が直接引き取りに来てくれ、はじめおじさんもとても助かったと言っていました。
ですがはじめおじさんと長い付き合いのある昔の常連さんなどで足が悪い方、子育てで忙しい学生時代からの友人の家などにはおじさんが直接配達に行っていました。
はじめおじさんの疲労は相当なものだったと思います。

ここ数週間は特に忙しかったのですが、はじめおじさんが毎朝のヒロシとのジョギングに欠かさず行っていた事にはとても驚かされました。
さすがに走る距離は調整していたそうですが、おじさん曰くジョギングをするとしないとでは1日の仕事の質と眠りの質が変わってくるから忙しくなるとわかっている日でも他の人同じようにはじめたいのだそうです。

はじめおじさんの誕生日は名前から予想できた方もいるとは思うのですが1月1日生まれです。
はじめおじさんのご両親はきちんとクリスマスも、誕生日もお正月も全てお祝いしてくれたそうで、子供心に一週の間でケーキを食べ、ご馳走を食べ、お雑煮を食べ、そしてまたケーキを食べ、プレゼントをもらってお年玉をもらって、忙しいなと不思議な焦燥感のようなものを感じてびっくりして熱を出した事もあったそうです。(はじめおじさんのご両親が遊びに来た時に、子供の頃をのはじめおじさんは嬉しさのあまり泡を吹いて倒れた事もあったと教えてくれました。)
嬉しい事でも一週間にあまりに凝縮されすぎていて子供には幸福の密度が濃すぎる上にハードスケジュールすぎて大変だったのでしょうね。笑

そんな話をはじめおじさんから聞いたり、たまえおばちゃんの子供時代の母との双子ならではクリスマスの過ごし方を聞いたりしながらサンタさんの来訪をこれから待とうと思います。
今年はアンコウ鍋と巻き寿司、いなり寿司を用意しました。
はじめおじさんも焼き菓子やサンドイッチ、持って帰ってもらえるものを用意してくれました。
和洋折衷いろいろごちそうを用意!
以前もお話しをしたと思うのですがいなり寿司に関しては私は母が作ってくれるものが一番大好きです。
私も小さい頃から母に教わって作ってきたのですが今一歩と言ったところ。
お鍋の味付けはちゃんこ鍋でももつ鍋でもごま豆乳鍋でもたまえおばちゃんが絶対的な権限をもっているのですが、今晩の巻き寿司といなり寿司は私が作らせてもらいました。

お台所はリビングに比べ寒く、酢飯や甘く煮たおあげげから上がる湯気に実家へのノスタルジアや母の姿がぼんやりと浮かんでくるような錯覚に包まれました。
たまえおばちゃんが作ってくれるお稲荷さんは美味しいのだけれど、私が母が作ってくれる物の方が美味しいと感じていたのはお揚げの味付けがはじめおじさんが生まれ育ってきた関東風の味付けにたまえおばちゃんが合わせている事、クリスマスの夜サンタさんに振る舞うために母が作っていたという思い出が美味しさのスパイスとして加味されていたからなのだと気が付きました。

母のお稲荷さんが美味しいなと感じているうちはまだ親離れできていないのだなぁと思いました。
母の味はきっと大阪の祖母の味とも違って、きっと私の父、画伯が好きな味付けに母が寄せて行ったのだろうな。

サンタさんにちょっぴり意地悪して私、おばちゃん、そして私の母、どのお稲荷さんが一番美味しいか聞いてみようと思います。

素敵なクリスマスの夜よ。

うめこ

P.S
昨年はサンタのおじさんから晩白柚をたくさんいただきました
今年も何かくれるのやろうか?
洗剤とか柔軟剤の年もあればりんごとか果物の年もあります。
楽しみに待とうと思います。


今日の一曲

山崎まさよし / One more time,One more chance

山崎まさよし – One more time,One more chance


今日の一冊

松本英子(著)

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