うめちゃんからの手紙 2017 No.200 来年から始めたいこと。

うめちゃんからの手紙 2017 No.200

うめちゃんといとこの双子ちゃん達。

うめちゃんからの手紙 2017 No.200

一週間のなかで私が一番好きな時間はみんなでこたつに入りながらテレビを見る時間が最も長くなる日曜日の夕方かもしれません。

寒くなり、鍋の季節になりました。
私の住む家では、はじめおじさんが料理を作る事が多いのですが、和食の時やお鍋の時はたまえおばちゃんが作ってくださいます。
母とおばちゃんは双子なので味付けなどもとてもよく似ているですが、こだわりなどもあり少しずつ違って見ていてとても面白いです。
おばちゃんはも関西人なのでお出汁の使い方にはうるさく、確かにはじめおじさんともだしの取り方が違います。
おばちゃんがお料理をする所作をとっても関西人のアンデンティティーのようなものが見受けられ、それらが出汁の成分としてお料理に溶けていくような感じもしています。

幸田文さんの「台所のおと」というお話がとても好きなのですが、どこかはじめおじさんとたまえおばさんの出すお台所の音も美しいものに私にはうつるのでした。
子供の頃から私は食べ物にまつわる本が好きで、かこさとしさんの「カラスのパン屋さん」などのカラスの兄弟のシリーズ、山脇恭さんと小田桐 昭さんの「まるごとたべたい」などを何度も繰り返し読んでいました。
少し大きくなり土井善晴さんや幸田文さんの本などに出会い、レシピ本などにも興味の幅が広がっていきました。

お料理のお手伝いする事が好きなのですがおばちゃんがお鍋を作る時はあまりお手伝いさせていただけず、私はもっぱらおばちゃんの双子の赤ちゃんたち、私のいとこたちの子守専門になります。

おばちゃんは「なんか料理しているとこ見られてるのって照れるやん!そんだけ!照れて調子に乗って包丁で指切ったら怖いし向こうで赤ちゃん達の相手かテレビでも見てまってて!」といい私をお台所には入れてくれません。笑

双子の赤ちゃん達が持つ赤ちゃんの体の温かさや幸せの匂いから母性本能のようなものを感じながら、脳からカスカスになるまでいっぱいいっぱいに幸福物質を絞り出されるような多幸感に包まれ日曜の夜はおばちゃんのお鍋が出来上がるのを待ちました。

みんなで鍋を囲みながらテレビを見たりお話をしたり過ごす時間がとても大好きです。

おばちゃんもとてもお料理が上手なのですがいなり寿司や巻き寿司は私の母の方が抜群に上手で、また食べたいなぁとおばちゃんが言っていました。
私も母に教わり何度も作ってきたのやけれど、母の作るものにはかないません。
チャーハンのようにとても奥が深いような、簡単なようで難しく、とても複雑な事の例かもしれません。

木曜日、金曜日、土曜日の夜にはじめおじさんが昔の職場の先輩が経営するレストランにお手伝いにいく事が多くなりました。
できるだけみんなで揃って毎日食事を摂るようにしようと努めているのですが、週末はなかなかみんなが揃う事が最近は難しくなっています。
それでも月曜日はみんなが確実に揃う日なので、日曜に次いで私が好きな日です。

はじめおじさんもたまえおばちゃんも私の話をよく聞いてくれます。
学校にいる時やアルバイト中は人の話ばかり聞いているので、私の話を二人が聞いてくれるこの時間がとても大切。

アルバイト先のお客さんも学校の同級生もみんなスマートフォンを持っていて、いま「どうぶつの森」というゲームがもっぱらの話題です。
少し前まではみんな任天堂スイッチのマリオカートやマインクラフトというゲームに熱中していたかと思えば、今はもう違う話題。
私はほとんどゲームをやらないのでクラスメート達の話題についていくのが本当に苦手です。

はじめおじさんとたまえおばちゃんになぜこの話をするかというと、二人はとてもテレビゲームが好きで色々なゲームの話題に明るいからなのです。
学校で話題になった最新情報の分からなかった事を夕食時に二人に教えてもらっています。
仲の良いはるちゃんとマリちゃんに聞けばいいのやけれど、なかなか二人には聞きづらいのです。
私にも話題にきちんとついていけている同級生然と立ち振る舞いたい見栄のようなものがあるのです。

でも今日お夕飯を食べながら心に決めた事があります。
来年はiPadを買います!
大げさな前振りになりましたが、私もそういうのに来年からは積極的にITしていきたいと思っています。

うめこでした


今日の一曲

チューリップ 心の旅 1972

チューリップ-心の旅


今日の一冊

山脇 恭 (著),‎ 小田桐 昭 (イラスト)

Copyrighted Image

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