うめちゃんからの手紙 2019 No.034 それがちょうどよい。

うめちゃんからの手紙 2019 No.034

仕事場にやってきた直後のはるちゃん。仏頂面ですがとても機嫌がいい日のはるちゃん。

うめちゃんからの手紙 2019 No.034

焙煎工場の近くで人が刺されるという事件があったそうで、女将さんが危ないからと仕事の後に下宿まで車で送ってくださいました。
今日はたまたまはじめおじさんがワインを余らせていたそうで女将さんにも持って帰っていただきました。
とても喜んでいらっしゃいました。
国が変われば車に開栓前の状態でもアルコールを積んでいると処罰の対象にあることがあり、空き缶等でも捕まると聞いたことがあります。
なのでめんどくさくても割れ物でもきちんとトランクにしまう必要があるのだそうです。

仕事場の焙煎工場から下宿までの車中、女将さんから私とはるちゃんのお給料がもう直ぐ上がると告げられました。
大変良いニュースです。
そしてはるちゃんの店舗での豆の売り上げ成績が良くてびっくりしたと仰っていました。
はるちゃんは学校では私もそこまで無愛想になるかと笑ってしまうほど本人言うところの”省エネモード”で過ごしていて、仕事中は愛想を振りまき必要とあれば英語での接客から豆の説明をこなし、多い日では何十袋と300g入りのコーヒー豆を販売しています。
香港からの観光客のグループがいらした時にはるちゃんが丁寧に英語で接客をしたところ1人何袋も豆やグッズを買ってくださり、その日ははるちゃんひとりで1日6万円売り上げたこともありました。

中学校時代に全く他の教員とコミュニケーションを取らず生徒とも授業以外で口をきかないすごい無愛想な理科の女性教諭がいらっしゃったのですが、学校でのはるちゃんを見ていてあの先生を時々思い出します。
後でわかったのですがその女性教諭、スケジュールをかなり細かく刻み私たちが卒業した翌年から大学に通い直し数学を学んでいるのだと人づてに聞きました。

女子校なので先輩との付き合いも大切ですが意外と後輩との付き合いの方が大事な局面も多々あります。
ですが人付き合いが煩わしいのであればはるちゃんのように一切の付き合いをなくすというのも最近はありではないかと思っています。
はるちゃんは私とマリーちゃんとは口を利いてくれますがそれ以外はほぼ無視です。
私達はアルバイト先も同じなのですが、同じ勤務地の日でも一緒そろって出社するかというとそうでもありません。
はるちゃんは学校が終わり次第アルバイトまでの空き時間に駆け足で立ち食いそば屋さんに寄る事が多く私よりも早く学校を出て私よりも少し遅れて職場に到着します。
はるちゃんは立ち食いそば屋さん巡りのブログなども書いていてそれをライフワークにしているので仕方がありません。
面白かったのが務めているカフェの常連さん達と立ち食いそば屋さんでばったり会いそのまま常連さん2人を引き連れて出勤してきた事もありました。

まだ十代ですが年齢を重ねて思う事がありました。
学校の人間関係で悩み学校が辛いと思う人も少なくないと思います。
はるちゃんを見ていて思ったのが、意外と学生時代の友達が一生の付き合いになるか?と考えてみると本当に稀で、利害関係などが発生するとややこしさが増しいっそ付き合いがなかった方がよかったと思えることの方が往々にして多いのです。
学校の人間関係がしんどかったら人間関係を築かないのもありなのです。
自分自身を追い込んでしまうようなしょうもない人間関係は疲弊するだけです。
私とはるちゃんはお互いに親友と思っていますが、私がスマートフォンを持たないという事もあり学校と職場の休憩時間以外は話しません。
時々週末マリーちゃんを交えて3人で遊ぶこともありますが、お互いが毎週末何をしているかは知らないです。
名師匠や売れている漫才コンビのようなものです。

ちょうどいいのです、これが。

うめこ


今日の一枚

EOS 6D / EF24-70mm F4L IS USM

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今日の一曲

ウルフルズ – ええねん

ウルフルズ – ええねん


今日の一冊

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