バイト前のうめちゃん。
うめちゃんからの手紙 2018 No.100
お休みが終わりまた学校が始まりました。
春季休暇中もアルバイトに行っていたり、いつものメンツで遊んでいたのでこれといって変わりはないのですが、お昼を下宿で食べられないのは残念です。
昨日までは温かいご飯を食べていたので、とても幸せした。
学校がある平日は毎日お弁当を持って行っています。
嬉しいことに学校には電子レンジが置いてあり生徒が使えるようになっているのですが、私は電子レンジで再加熱したお米がどうも苦手です。
冷めたままのほうが美味しかったというパターンが多いのです。
そして一番残念なのはお昼ご飯の後に自分でコーヒーが入れられないことです。
私たちが通う学校にはミルクランチという制度があり、おやつが取れる時間があります。
他校にあるような自動販売機が無い代わりに食堂でコーヒーや紅茶は飲めおやつがいただけるのはとても恵まれています。
お茶を飲んだりクッキーをいただいたり、そんな至れり尽くせりな制度があっても自分でコーヒーを入れることはできません。
ミルクランチの時間は生徒が持ち回りで給仕をしたり清掃をしているのですが、コーヒーを入れるのは学校の職員の方です。
保護者の方がお菓子を持ってきてくださったり作りに来ていたり、OGの関連の会社のものが置いてあったり、寄付やボランティアで成り立っています。
毎回惜しいなと思うコーヒーなので、なんならうめことはるこで全部やってもええんやで！と笑いながら先生に提案はしています。
それでも職員の方達のご好意に対して失礼なので出しゃばらないようにはしようと思います。
今日はアルバイトの前にカメラの清掃用品をはるちゃんとヨドバシカメラまで見に行ってきました。
はるちゃんが距離計の窓ガラス部分に指紋が付くのが気になるというので、ガラスを傷つけずに清掃できるクリーニングクロスを探すのが目的でした。
はるちゃんにはお気に入りの商品があるそう、普段ローライのお手入れに使っているものは毛羽立ちもなく柔らかくとてもいいものだと勧めてくれたので、私も同じものを一枚買っていみました。
私は新品でカメラを買ったことがなく、いつも祖母か母のお下がりのライカを使ってきました。
はるちゃんは新しくライカを買ったので少し神経質になっていて、大事に毎日使っているのに擦り傷が付いてしまったことを気にしていました。
私は傷を気にするあまりポリプレーンケースなどに入れてはダメだよ、少しでもケースから取り出すのが億劫になると撮影枚数が減ってしまって、せっかくのいいカメラをフル活用できなくなってしまい逆にもったいないよと伝えました。
私が使っている母のお下がりのライカにはかなり擦り傷がありますがファインダーのガラス部分だけは大丈夫です。
あそこだけ傷つけないように丁寧に扱えばとても丈夫で信頼できるカメラだと思っています。
そもそも母のお下がりのライカなので白マジックで母の名前がデカデカとMOMOEと書かれています。
（名前だけではなく裏蓋の裏には購入年月日も書き入れてあります。とても母らしい）
しょうがないのでMOMOE&UMEKOと自分で書き足しては今は使っています。
私の母はライカを革の速写ケースなどには入れていません。
母にも考えるところがあり「速写ケースも良いものだし底を守れるのだけれど、実はよく傷がついたりダメージを受ける部分というのは速写ケースが守っていない部分だったりするから、一長一短で、下手につけっぱなしにしておくとカビの温床にもなるから私は革のケースは使わないよ」と言っていました。
たすきがけで持っていて腕時計で本体上部をこすってしまうというパターンもあったそうです。
母がうっかり傷つけてしまった一番多かったパターンというのは、野外でフィルムやSDカードを入れる際に指の間に裏蓋を挟んだまま操作し底蓋と本体をぶつけてこすってしまった時だと言っていました。
ヒロシが初めてスマホを持った時にすごく真剣な眼差しで画面にフィルムを貼ったにもかかわらず埃や気泡が入ってしまい落ち込んでいた事を思い出しました。
誰しも新しいものや高価なものを買った時はどうしても花よ蝶よと神経質になってしまいがちな気がします。
私も小心者なのでおろしたてのノートの最初のページに書き込む事すら身構えてしまうので、よくわかります。
その神経質になってしまう大事にしようという気持ちの裏返しの感情もとても大事だとも思います。
家の中にしまっておくのではなく、使い続け傷を受け入れ、毎日使ってあげる事で道具に愛を注げるようになれれば良いのだと思います。
たくさん使ってあげる事が一番だと私は思います。
うめこ
今日の一枚
LEICA M10 , APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.
今日の一曲
The Velvet Underground – After Hours
今日の一冊
