屈託のない笑顔で喜ぶ田中さん。（うめちゃんとまりーちゃんの家庭教師）
うめちゃんからの手紙 2018 No.072
はじめおじさんが車を出してくださりマリーちゃんと私をコストコへ連れて行ってくれました。
昨日書いた通り私とヒロシが下宿している事とおばちゃんに双子が生まれた事で以前のおばちゃんとはじめおじさんの二人暮らし時代に比べ消耗品が増えてしまったのではじめおじさんもコストコによく行く様になりました。
マリーちゃんも慣れた様子で手早く買い物リストのものをカートに乗せ、私とはじめおじさんもトイレットペーパーをカートに積み込み手早く今日は用事を済ませてきました。
午前中に買い物を全て済ませ下宿に戻りみんなでお昼をとりました。
お昼のあと私は家庭教師の田中さんがいらっしゃる時間までヒロシとお絵描き教室に今週も行ってきました。
今週は裸婦モデルの方いらっしゃらない日だったのでバナナやリンゴが置いてあり静物デッサンをする方や、各々が好きな物を描く日でした。
私とヒロシはせっかくなのでお互いを描く事にしました。
普段はよくヒロシが私を描いてくれているのですが、今日は私がヒロシの事を描くという試みです。
はっきり言って私は下手です。
下手ですがヒロシを描くのはとても楽しかったのでまた再挑戦したいと思いました。
何度かヒロシをチャコールで描いてみて形を捉えきちんと観察眼の様なものが養えたら油絵なりアクリル絵具で色を使っていきたいなと野心も抱ける様になりました。
先生は下手でもいいから絵具で遊んで見ればいいのに、堅苦しいねぇと笑っていました。
絵具で色を塗りたくて仕方がない気持ちはあるのですが、まだ私は自分の愛猫をきちんと観察しきれていない気がするのです。
毎日寝食をともにし、子供の頃から一緒だったヒロシなのやけれど、絵を描くとなると話は別なのです。
お絵描き教室のあと家に帰ると実家の父からの地物が届いていました。
時々父がお米や調味料、関西のお菓子などを入れ私に送ってきてくれます。
今日は実家にいた時に私はそこまで頻繁に食べていなかったのですが、父と祖母が大好きでよく買っていた舟はしやのあられと西村の衛生ボーロが入っていました。
祖母はイギリス出身なのですがあられやせんべいがとても好きで、父と私はよく三条大橋たもとの船はしやに買いに行っていたのでした。
衛生ボーロがたくさん入っていたのでたまえおばちゃんとはじめおじさんにも分けたところとても喜んでもらえました。
たまえおばちゃんは私が以前職場でもらったプルオーバーを最近はよく着ています。
仕事場にドレスコードの様な規定はないのですが、できるだけ会社名やロゴなどが入った服装は着ない様にという暗黙のルールがあり、私には職場以外の家でしか着る事ができない服だったのです。
アメリカの会社などだとマグカップやTシャツ、キャップなどが企業ノベルティーの定番の様ですが日本だとあまり根付かない文化かもしれませんね。
自社ロゴを横山町あたりの問屋さんで入れたタオルの贈答品のほうが日本では受けるのかもしれません。
職場の女将さんが前職の関係で大量の製薬会社の製品名が入ったボールペンをコレクションしていて、職業柄よくもらう贈答品の様なものがあるのだろうなぁ、そういうものをまとめてコレクションの記録をつけると面白いかもしれないなと思いました。
ふと小学生時代に教科書、問題集、計算ドリルなどが大量に廃棄される事があり、先生がこっそり希望者は持って帰って学習に活用してくださいと配られた事があったのを思い出しました、
今思えば学校と関係のあった業者なりが大量のサンプル教材を学校に持ってきていて、教職員側はそれらの処分に困っていたのかもしれません。
私は一式持って帰りもったいないもったいない言いながらと勉強に活用したのでした。
通常は問題集の場合でもノートを利用し、そちらに答えを書き込むなどして同じ問題集を繰り返し使用していたので、堂々と新品の教科書や問題集に最初から鉛筆で書き込み学習できる快感の様なものがあったのを覚えています。
我ながら偏屈な子どもだった様に思います。
私は着る事ができませんがおばちゃんがかっこいいじゃないのと喜びながら私のいただいたプルオーバーをよく着てくれているので良かったなと思いました。
おばちゃんはとてもおしゃれでスタイリッシュな方ですが、こだわりが強いかというとそうでもなく、ジーパンやトレーナー、バンドTシャツなども着る事があり、結構似合っている気がします。
双子の私の母は反面こだわりがとても強く、可愛い服への執着が強い人です。
双子の私の母とたまえおばちゃんは面白い。
家庭教師の田中さんとマリーちゃんにも衛生ボーロを差し上げたのですが、二人とも京都のものだ京都のものだと大変喜んでくれていたので悪い気はしませんでした。
一瞬あられもあげようかなと思ったのですが、あられはヒロシが食べたいだろうと思い避けておきました。
私が本当に食べたかったのは大好物の阿闍梨餅なのですが、今回は入っていませんでした。
それでも友人や家族が喜んでくれたので荷物を送ってくれた父へ感謝しています。
自分が欲しいなぁと思うものは総じて降ってはこないもので、棚から牡丹餅的なことはなく、あったとしてもそれは自分の周りの誰かを喜ばせるための誰かの素敵な気まぐれだったりするのかもしれません。
愛してるぜダディ！次回は阿闍梨餅よろしく！
うめこ
今日の一枚
LEICA M10 , APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.
窓からなっている実に手が届くって素敵だな。
今日の一曲
歐陽菲菲-Love is over
今日のそれ
