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ソニーのアクションカム HDR-AS200Vでフィルターが使いたい!
2015年3月に発売されたソニーのアクションカムHDR-AS200Vを愛用しています。
このアクションカムはHDまでで4Kには非対応なのですが、自分が使っているパソコンやテレビではHDまでしか対応できていないのでこれで満足しています。
専用のスケルトンフレームAKA-SF1(別売り)を使用しないと外部マイクが使いづらかったり、フィルターを取り付けられるケースが出ていなかったりと不満点を挙げたらきりがありませんが、3年経った今でも十分綺麗に撮影できるので出張のたびに持って行っています。
購入時について来たウォータープルーフケース(SPK-AS2)のレンズ部分に傷が入っていたため買い直しました。
そのためウォータープルーフケースが二つある状態でした。
今回はレンズ部分に傷が入ってしまった方を活用しHDR-AS200Vに一般的に売られているフィルターが取り付けられるように試行錯誤しました。
HDR-AS200V自体がもう現行商品ではないため純正のウォータープルーフケースSPK-AS2の価格も大変高騰してしまっています。
ですがヤフーオークションなどでレンズ部分に傷が入ってしまったものが安く売られる事があるので探して見てもいいかもしれません。
僕以外の使用者でもレンズ部分に傷が入っている方がいらっしゃるようで、あるあるトラブルだったのかもしれません。
注)すべての人が同じ方法で取り付け作業が行えるとは限りません、他のトラブルがこの方法をとった事で発生するかもしれません。作業には鋭い道具や強力な薬品が含まれる接着剤やパテなどを使用しており、危険です。自己責任で行ってください。間違った接着剤の仕様で筐体が割れる恐れもございます。当サイトは一切の保障をいたしておりません。決してマネをしないでください。
いざ工作!
ステップアップリングを用意しました。
理想は30.5mmから52mmにステップアップできるものを探していたのですが見つける事ができず、30.5mmから37mmのもので妥協しました。(後の工程でパテを盛ることなどを考えると37mmで正解でした)
今回使用したステップアップリング 30.5-37mmのもの
最も所有枚数が多いフィルター径が52mmということもありますが、52mm以下のフィルター径のものを試して見たところわずかにケラれが生じてしまいました。厳密に何ミリ以上のフィルターからケラれが発生しないかは把握できていないのですが43mmのフィルターではダメでした。
レンズカバー自体は強力な両面テープで接着されているだけなので力を入れればパコッと外れます。爪などを割らないように気をつけて作業してください。
この内径を測ったところ30.5mmに限りなく近かったのでいけそうな予感がしました。少し浅いという認識はあったので強力なエポキシ接着剤とパテも手配しました。
二つの穴はマイクように開けられているものです。今回の作業でもこの穴を塞がないように気をつけて行います。
仮止めで様子を見て見ました。このようにとても収まりが良いのですが、フィルターとケース側で少し隙間が空いていました。
接着剤の種類によっては熱を発したりケースのプラスチックが白くなってしまうものがあるので慎重に選んでください。
今回使用したエポキシ系接着剤
今回使用したエポキシ造形パテ
25gの商品も売られているのでそちらを購入することをお勧めします。
送料によっては100gのものと変わらなくなってくるので難しいところですが…
ヨドバシなどの家電量販店、タミヤ製品を扱うホビーショップ、ホームセンターなどでも取り扱いがある場合があるので探して見てもいいと思います。
マスキングテープの上で混合を行いました。後片付けが楽ですからね。
エポキシ系接着剤を使う時もエポキシパテを使用する時も十分に換気を行える部屋で素肌に触れないよう作業してください。どちらも危険な薬品です。
心配な方はマスキングテープなどで養生しマイクの穴などは最低限塞いでおいて方が安全です。
30.5-37mmのステップアップリングでもマイク穴が少し隠れてしまいます。
洗濯クリップを活用!
上手に垂直に固定して接着剤の硬化に偏りが出ないようにしました。
隙間が気になります、さらなる強度が欲しい!
このようにケース側とフィルター側に少しだけ溝があります。おそらく軽いフィルターであればエポキシ接着剤で強度が足りるとは思うのですが、安全策をとりさらに強化することにします。
エポキシパテを盛りました!
30分で硬化するタイプなので落ち着いて作業ができます。この段階である程度綺麗に整えられればあとでヤスリがけなどの負担が減らせます。綺麗にサンドペーパーで磨き塗装をしてもいいかもしれません。
いざフィルターを装着!
取り付けられているフィルターはこれです。
ケラれが心配だったのでフィルターも薄枠タイプを選びました。
黄色いパテが目立つことに目をつぶればなかなかの仕上がりです。
完成直後に52mm以下のフィルターを試したのですが全てケラれてしまいました。
52mmのフィルターでも170度だとケラれる。
ただし52mmのフィルターをしようしても画角170度の撮影モード/手ぶれ補正なしの場合にはケラれが発生してしまいます。
自分は170度の超広角では撮影する事が全くないので特に困りませんでした。
画角もしくは手ぶれ補正の設定画面
画角設定もしくは手ぶれ補正の設定で最も広角の170度にならないように設定して起きます。
ここが170だとケラれてしまいました。
手ぶれ補正は常に”入”で撮影しています。
サーキュラーPLの効果を確かめてきました。
水面の反射で水中の様子があまりわからないのですが…
この画像では水面の反射が抑えられ右下の水中の石がくっきり見えるようになりました。
今日は以上です。
最後までありがとうございました。
画伯
注)すべての人が同じ方法で取り付け作業が行えるとは限りません、他のトラブルがこの方法をとった事で発生するかもしれません。作業には鋭い道具や強力な薬品が含まれる接着剤やパテなどを使用しており、危険です。自己責任で行ってください。間違った接着剤の仕様で筐体が割れる恐れもございます。当サイトは一切の保障をいたしておりません。決してマネをしないでください。