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画伯の雑記 – 2021年3月24日 400ft巻が入るフィルムローダーを作りました。

まだ半年も経っていませんが…

フィルム巻き機自作

画伯の雑記 – 2020年11月3日 フィルム巻き機を自作しました。

去る2020年の11月、400ftのVision3フィルムを100ftに巻き直すための巻き機を作りました。
それからまだ半年も経っていないのですが、400ftを100ftの4巻に分けるのがめんどくさくなってしまい、400ftのままフィルムローダーに詰められる様に既存のフィルムローダー改造しました。

フィルムローダーを改造するに至った経緯

100ftに巻き直した物をフィルムローダーに詰めて使う場合、36コマではない半端なフィルムが少なくとも4つはできてしまうという事、フィルムローダーに詰めた最初の数コマはどうしても傷を引いてしまうという事、そして100ftが4巻の場合は4回も装填作業が発生するため傷を引くリスクが増える事に不満がありました。

フィルムローダーの挿入部
バルクローダーの種類にもよりますが、巻いたフィルムのコマ数がカウントできるものは内部に歯車が備わっており、ギアと噛み合う様にフィルムを隙間に挿入していく必要があり、この作業時に傷をつけてしまいがちなのです。

400ftのまま詰められるフィルムローダーがあれば最後の1本だけが半端なコマ数のフィルムになり、傷を拾いやすい巻始めのコマも最初の1本だけで済むためより経済的に傷が少ないフィルムが作れる様になりました。

先に完成したものをお見せします。

400ft対応のフィルムローダー

どれくらいの人が400ft巻の状態のままフィルムローダーを使いたいかは分かりませんが…
400ftから100ftに巻き直す巻機の記事も常に見てくださる方がいる様で、一定の需要があるのではないかと期待して執筆しています。

2021年4月現在、400ftのシネフィルムがそのまま詰められるバルクローダーの3Dプリンターデータがオンライン上で公開されています。
100ftのバルクローダーの3Dプリンターデータは以前から公開されていましたが、400ftのものはつい最近公開されたようです。
巻き取ったコマ数のカウンターが必要でなければバルクローダーの構造自体は単純なので木材でも作れますし、3Dプリンターで設計してみてもいいかもしれません。

この記事はあくまでも暫定版であり忘備録です。
工作には危険が伴います、十分な経験と設備がない場合は決して真似をしないでください。
全て自己責任でお願いします。
当記事を真似した事で生じるいかなる損害についても責任を負いません。
またフィルムの巻き取りは暗室内で必ず行なってください。フィルムの購入方法、細かな寸法などにはお答えできかねます、ご了承ください。
フィルムローダーとバルクローダーの表記の揺れがあるかと思いますが、指しているものは同じです。


フィルムローダー改造のために用意したもの

日動電工 プルボックス 200×200×100 平蓋 グレー PB202010GHW

今回の改造工作自体は単純で、フィルムローダー底部に穴を開け上記の電工ボックスと接着するだけとなります。フィルムメーカーや種類によっても直径は変わってくると思うのであくまでも参考程度にとどめていただきたいのですが、400ft巻の直径は約16cmから17cm程度あります。確実にフィルムが収まる様に200x200x100のサイズのものを選びました。深さもメーカによって色々あると思いますが、設計当初から隙間テープ等で確実な暗箱を作ることを目標にしていたのでスペースに余裕のある100mmにしました。

TRUSCO(トラスコ) グリップノブボルト Φ16 M5×20 TGKB1-M5X20

電工ボックスの蓋には最初からネジが付いていますが暗室でドライバーを使いのは難しいと思いノブボルトを購入しました。
電工ボックスのメーカーと種類等に左右されますが、今回使用したものは蓋に脱落防止ネジが使われていたため暗室でもネジの紛失の心配がなく、ドライバーでネジ閉めができるのであれば無改造でそのまま使うことをお勧めします。
自分は暗室内に持ち込む道具を減らしたかったのでノブボルトを選びましたが、おそらくドライバーで回してもノブボルトを手回ししても大差はないでしょう…

確実に暗箱にするために エポキシパテ

電工ボックスやフィルムローダーの種類や表面の加工の違いでエポキシ樹脂がくっつかないもの、素材を痛めて割ってしまうものもあるかもしれないので同一素材でテストをしてから使用してください。

より確実に暗箱にするために 隙間テープ

暗箱にするために電工ボックスの箱部分と蓋部分に隙間ができない様に使用しました。
25mmだと若干分厚すぎると感じたので適宜最適なものを探してみてください。

使用した工具類

ゼットソー 替刃のこぎり ハンディ150

ピンバイス

ホームセンターやオンライン通販でドリル刃セットの物も売られているので適宜自分の使いやすいものを選んでください。
自分はフィルムローダーの加工にはピンバイスを、電工ボックスの穴あけには電動ドリルを使いました。

割愛した材料等

上記の材料や道具以外にも接着材等必要なものがありますが、素材や表面加工の違いで選択肢も大きく変わってくるため割愛いたします。同じプラスチックに見えてもABS樹脂であったりPVCであったりと種類が色々あり、接着剤の選択を間違えると安全に接着できないため、使用する素材に合わせた接着剤を選んでください。
フィルムに傷が入るリスクをより減らすためと怪我を減らすため、加工部分は紙やすり等で滑らかに加工してください。
暗室内での作業を想定して、失敗と怪我の無いように設計しましょう。

電工ボックスとフィルムローダーの接合を接着剤だけに頼るのは心許ないので、木材を柱として入れています。余っていた角材等を利用したのでこちらも割愛しました。

電工ボックス部分に400ftのフィルムを詰めたのですが、フィルムコアを指しておける心棒が必要です。今回は100ft巻に使われていたコアをM8x100mmのボルトを電工ボックスにナット止めしてそれを心棒としました。

最後に起毛紙を内部に貼ったり、黒のツヤケシ塗料を塗るのも良いでしょう。各々材料選びを楽しんでください。

その他細かな材料は記事内で説明していきます。


今回選んだフィルムローダー

APのフィルムローダーとチェリーハイローダー
今回の400ft対応フィルムローダー作成にあたり、チェリーハイローダーを改造のベースにする事にしました。
現在も販売されているAPのフィルムローダーと過去に販売されていたチェリーハイローダー、ハンザフィルムローダー、LPLデイロールは基本的な構造は同じです。
ただパトローネ装填部分とASA表示版の違いがあり、ニコンやアサヒのマガジンが使えるものとそうでないもの、FT表記とメートル表記、など細かな違いがあります。
今日でも販売が続けられているAPのものはコマ数カウンターと残りFT数の表示はありますが、過去に日本メーカーが販売していたものよりは簡素化され一部機能が省略されています。

同じ様に見えるが少しずつ異なるフィルムローダー

APのフィルムローダーとチェリーハイローダー
APのものでも販売時期によって少し外観が変わったり付属品が変わったりと違いがあるため、ここでは細かな違いは明記せず割愛させていただきます。

改造のベースを選定するにあたり、巻いたコマ数がカウントできる物、底面や側面が平らで接着や加工がしやすいものを条件に探したところ、使い慣れた形のフィルムローダーになりました。

フィルムローダー改造に際して気をつけたところ

フィルムローダー改造の注意点

このタイプのフィルムローダーの長所であるフィルム残量表示メーター部分なのですが、今回の改造ではここに気をつける必要があります。
今回の改造ではフィルムローダーを上から見て右下部に穴を開ける事になります。
底部に穴を開ける改造によってメーター部分からの光漏れのリスクが発生します。

注意点としてはパテを隙間に詰め込みすぎるとフィルム残量カウンターのリセットができなくなってしまうためパテの盛り方を工夫するかフィルムローダーのパーツを一部加工する必要がありました。400ftフィルムローダー

上の様に少しだけフィルムローダー側のパーツを削り干渉しない様にしました。

無改造時のフィルムローダー底部

上の写真の様に改造をしていない状態ですとフィルムが入っている部分までキチンと光が入らない様に設計されている事がわかります。
右下半身に穴を開けてしまうため光漏れのリスクが発生します。
今回はタミヤのエポキシパテで隙間を埋める事にしました。

フィルムローダーの加工

フィルムローダーの加工

今回の改造を大まかに説明すると、フィルムローダー底部にフィルムが通る穴を開ける→400ftのフィルムが入る暗箱と接着、以上となります。
簡単な工作なのですが、フィルムが入る部分と通る部分が完全に暗室になる様に工夫する事、たわみや緩みが生じてもその暗箱状態が維持できる様に接着や隙間を埋める事に工作時間の大半を費やしました。
400ftのフィルムを入れる暗箱に電工ボックスを選びました。
電工ボックスとフィルムローダーは異なる素材なのですが、注意して接着剤を選ぶ事で強固に接着する事ができました。(さらに強度を得るために木材で左右を固めています。)
穴あけ作業自体はフィルムローダーも電工ボックスも簡単ですが断面を滑らかにする作業が大切で必ず行ってください。
棒やすりであったり紙やすり等で滑らかに加工し、怪我やフィルムに傷がつかない様に滑らか加工してください。作業後は切削カスが残らない様に清掃しましょう。

1階と2階

400ftフィルムローダー

フィルムローダーと電工ボックスにフィルムが通る際に十分な隙間になるよう穴を開け接着します。
2階部分は元々100ftのフィルムが入る部分でしたが、改造後もフィルムカウンターのギア部分にフィルムを通す必要があるため、完全に塞がず元々の蓋がそのまま使えるように加工します。
400ftフィルムローダー

フィルムローダー部分と電工ボックスを接着してしまってからの穴あけ作業は困難になるため、余裕を持って大きめの穴を開け、隙間はエポキシパテで埋めました。
実用性はありませんが元々のフィルムローダー部分は光漏れ対策のために隙間をパテで埋めたのと穴を開けた以外の加工をしていないので、100ftのフィルムをそのまま詰める事も可能です。

二つの蓋が必要です

400ftフィルムローダー

右下に写っているのがフィルムローダーに最初から付属していたもの、左に写っているのが上がMDFの内蓋、そして黒いのが電工ボックスの蓋です。

内蓋を用意した理由

400ft巻の厚み以上に電工ボックスが深いため、暗箱部でフィルムがガタつかないように固定しておく必要があります。

400ftフィルムローダー

過去に掲載した自作フィルム巻機でフィルム脱落防止のために用意したMDF円板がそのまま活用できました。MDF円板の直径が150mmで400ft巻の直径よりも小さいのですが、フィルムを作り始めればすぐに150mm以下になるので大丈夫そうです。心配な方は400ft巻より少し大きめの円板を用意すると良いでしょう。MDF円板の上にワッシャーを接着しほんの僅かな隙間を作りフィルムコアとフィルムと接触しないようにしています。そうしないとフィルムが回らないからです。

400ftフィルムローダー

貫通ノブナットを使用しボルトにMDF円板の内蓋が400ft巻を抑えれるようにしています。
使用する心棒/ボルトに合わせて貫通ノブナットも探してください。

上のアフィリエイトリンクのようにボルトの指で摘んで回せるナットだと作業が楽です。
特にこだわりがなければ普通のナットでも良いかもしれません。お好みで。

電工ボックス内部の加工

400ftフィルムローダー

電工ボックス内部に7mmの建築模型用のヒノキ角材を貼り付けています。
元々のフィルムローダーや他社フィルムローダーもそうなのですが、100ft巻でもフィルム側面全体と暗箱が接触しない様に工夫されています。

100ft フィルムローダーのフィルム室

確かな理由は分かりませんが、回転時の傷防止であったり静電気発生等が考えられるので400ft巻機の暗箱でもそれを踏襲しフィルムが暗箱と接触しない様にヒノキ角材で浮く様にしました。

400ftフィルムローダー内部の加工 ヒノキ角材

今回は御茶ノ水にあるレモン画翠さんの建築模型材料売り場で買ってきました。
ホームセンターや建築模型材料店、割り箸等を再利用すると良いでしょう。

安全性を高めるために


電工ボックスの外側と内側の両方をつや消し塗装しています。塗装できない箇所は植毛紙を貼っています。
今回うっかり油性のつや消し塗料を使用してしまったためご紹介はしていませんが、塗料にも色々種類があり各々好みで選んでください。
油性は塗布可能な素材が水性より多いのですが安全性や後片付けの手間で水性に劣ります。
油性塗料は室内での使用がお勧めできないので、耐久性が劣りますが、アクリル絵の具等を100均等で買ってきても良いかもしれません。
最後の仕上げ部分になるので、今回は割愛しました。

暗室での作業は手探りになるため、できるだけ持ち込む道具や刃物は減らしたいと考えています。より安全に確実に作業ができるようにプラパーツの切断面はやすりとサンドペーパーで均し、それでも満足が行かない箇所には植毛紙も貼っています。

さらにもう一手間…

400ftフィルムローダー

つや消し塗料での塗装、エポキシパテでの隙間埋め、植毛紙の貼り付け…
これらの作業も手間なのですがより確実に光の侵入から守るために暗箱の蓋と暗箱の間に隙間テープを貼りました。

400ftフィルムローダー

スポンジの伸縮性を考慮し、蓋部分のスポンジ押し潰れてもきつめに密封できる高さに箱側は隙間テープを貼りました。

物としては上記の商品を今回は利用したのですが、ホームセンターによっては厚手の隙間テープでも切り売りしている店舗もあるかもしれないので探してみてください。自分の最寄りのホームセンターでは25mm厚のスポンジが使われた隙間テープの取り扱いがなかったので少し高価になりましたがオンライン通販で購入しました。
完璧に隙間を埋めた自信はあるのですが、それでも保険としてパーマセルテープを少しでも光が侵入する可能性がある箇所に貼る様にしています。

完成 そして活用する!

構想から完成までとても時間がかかりましたが、やっぱり400ft巻のまま使えるフィルムローダーは大変便利です。
苦労して改造した甲斐がありました。

改造フィルムローダーが完成してから早速400ft巻のVision3フィルムを2種類購入し実際に使用しました。
本体が重くなり高さが出てしまった事で不便になった所も少なからずありますが、本体の重量が増した事で安定感も出たのか、1日だけで800ft分のフィルムを巻く事ができました。

構想段階で1000ftのまま詰められるものを作ってはどうだろうか?と考えたこともあったのですが、一度に巻くのは疲れてしまうと思い400ftサイズで思いとどまりました。
400ftでも疲れてしまった場合はギリギリ冷蔵庫に入れられるサイズなので後日に作業を伸ばす事ができるかなぁとも思ったからです。
800ftを1日で巻いてみて、意外と1000ftでもいけたかなぁなんて思ったりもしましたが、唯吾知足の精神も大切です。
以前作成した巻機もありますから将来1000ft巻を買う事があっても400ftを2本と200ftに分けても良いでしょう、以前よりも柔軟にシネフィルムを購入できる様になりました。

大変長いダラダラとした記事になってしまいましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。

画伯

画伯の雑記 – 2020年11月3日 フィルム巻き機を自作しました。

お久しぶりです!

フィルム巻き機自作
あいからわらずBroccoli Pressの記事更新が滞っていてすみません。
病気をしたり怪我をしたりということはしてないのでご心配なく。
腰や肩こりは相変わらずひどいですが、ぼちぼち楽しくやっています。
8月末にフィルム巻き機を自作し調子に乗って1200ft分もシネフィルムを購入してしまいました。
今年は一度だけKodak Gold 200を10本補充したのみで、35mmのフィルムはシネフィルムしか購入していません、それも全て400ftで。
今回もいつもと変わらずだらだらとした文章になりますが、8月にフィルム巻き機を自作して楽しかったぞという記事です。
なかなかニッチな内容ですが楽しんでいただけたら幸いです。

この記事はあくまでも暫定版であり忘備録です。
工作には危険が伴います、十分な経験と設備がない場合は決して真似をしないでください。
全て自己責任でお願いします。
当記事を真似した事で生じるいかなる損害についても責任を負いません。
またフィルムの巻き取りは暗室内で必ず行なってください。フィルムの購入方法、細かな寸法などにはお答えできかねます、ご了承ください。

今のところType Uコアしか見た事がないです。

フィルム巻き機自作
400ftや200ft、100ft、色々な長さのシネフィルムを買ってきたのですが、今まで手に入れた物は全てType Uと呼ばれるものでした。
他の100ftフィルムを買うともう少し細めのコアに巻かれているものがあり、そちらを既に持っている方は大切に取っておくと良いと思います。
Tyep Uコアでも不便しませんが、直径が2インチ(51mm)程あるのでその分巻き取れるフィルムの長さは短くなります。

自家現像した写真は全てスキャンしてLightroomで管理しているのですが、面白いことに2020年現在モノクロとカラーの撮影枚数がほぼ同じでした。(この記事執筆直前にハーフサイズでカラーネガを2本撮影したので少し差が出ましたが…)
両方ともに1900枚ちょっとでした。
36枚撮りフィルム換算だと合計で100本前後は既に撮影した事になるでしょうか。
中には人と交換したり古いストックの市販のフィルムを撮影したものも含まれているので、全てがシネフィルムの撮影というわけではありませんが9割は手巻きしたフィルムになると思います。
ものすごく安く入手できたショートエンド等のシネフィルムもあり、その場合ですと180円弱で一本作ったと記録してあったので、手巻きフィルムがかなり節約に寄与してくれていた事になります。

一番最初にEastman Double-X 5222を400ftで買ったのは今年の5月末でした。
400ftはメートルに換算しますと122mです。
当時コロナ禍でぼんやりとですが、お気に入りのフィルムが手に入りにくくなったり物流に影響が出るかもしれないと考えていてまだ買えるのであれば多めにVision3と自宅で楽に処理できるEastman Double-X 5222をまとめ買いしておこうとなったわけです。

Vision3の50Dは残り数本となりましたが今年の夏に作った250D、500T、そしてお気に入りのEastman Double-X 5222を20本前後冷蔵庫に常備し、残りは冷蔵庫で保管しています。
50Dと200Tを12月か来年の上半期に補充する予定ですが普通に朝から夕方まで250Dと500Tがあれば撮影で困ることはありません。
ポートラが好きだ!という時代もありましたがVision3のフィルムも楽しく、粒状感においては市販のフィルムに勝ることはあっても劣ることはない印象です。

構想期間は長かったが材料が揃ったらあっという間に完成

フィルム巻き機自作
雑にこんな感じならいけるかなぁとスケッチしたり、400ftのフィルムの重さを調べたりしました。
重量がかかる場所にはMDFは使えないなぁとかそれくらいの雑な構想で。

フィルム巻き機自作
フィルムを入れてあるビニールのバッグと缶の重さも含まれていますが、400ftだとぼちぼち重量があります。
よっぽど華奢な木材でなければ1000g前後は耐えられると思いますが、精度を出したい方はご参考までに。

もう少しType Uコアについて…

フィルム巻き機自作

フィルム巻き機を作る上でTypeUコア以外の物も想定して設計した方が良いのですが、今まで購入した400ftのフィルムは全てType Uコアに巻かれていたのでType Uコアでちょうど良い寸法になるように設計しました。
まだ1000ftでシネフィルムを購入した事がないので見た事がないのですが、Type Yというタイプのフィルムコアもあり、おそらく1000ftなどはそちらが使われているのではないかと予想しています。
しかしType UでもType Yでもコアのセンターホール自体は1インチとコダックの資料には書かれているのでそこだけ気をつければ対応可能でしょう。
Type Uコアで直径が2インチ(51mm)、センターホールが1インチ(25.4mm)
Type Uコアで直径が3インチ(76mm)、センターホールが1インチ(25.4mm)
とコダック が配布しているPDFに書かれていました。

Type U Core—35 mm. A plastic core with a 2-in. (51mm) OD. Contains a 1-in. (25.4 mm) diameter center hole with keyway and a film slot. Used with camera negative, sound, print, and sound recording films, and positive films used in title cameras.
Type Y/EE Core—35 mm. A plastic core with a 3-in. (76 mm) OD. Contains a 1-in. (25.4 mm) diameter center hole with keyway and a film slot. Used with various lengths of print, intermediate, and sound recording films.

(Kodak Cinematographer’s Field Guide 47ページより引用)

今回揃えた物と利用した物

釣り糸用の巻き機

木材等を切るのに使ったゼットソー

あとは木材(コアのセンターホールに近い直径の丸棒)、土台に使う木の板等、ネジ、ナット類
木材、ネジ、ナット類はご自身が製作される際に正しく採寸して選んでください。

コアのセンターホールのサイズを確認しつつ…

フィルム巻き機自作
そこそこ探して回りましたが、探せば25mmの直径の丸棒も売られており、頑張れば中空タイプの丸棒も売られていました。
自分は中空タイプを最初試したのですがセンターに穴が空いておらずガタガタだったので、自力で穴を開けました。
精度が出ている中空タイプの丸棒が手に入ればそれに越したことはありません。
ホームセンター巡りを楽しんでくださいませ。

想定していたよりも…

フィルム巻き機自作
最初は上の写真のようにMDFの円盤で挟み込む形で巻いていく予定でした。
まだ大志を抱いていた頃ですね。
ところが暗室の中でいちいちネジを緩めフィルムコアを通しまた円盤を戻しナットで固定…というのが結構難儀ではないかと気づきました。
回してみてブレがひどくなければ左側の円盤は外しておいてもいけるのではないかと気づいたのです。
フィルム巻き機自作
素人の雑な木工細工ですから100点の精度は出ていないのですが、それでも上のようにある程度垂直でコアを支える軸が直角に近い事が確認できたので、フィルムの脱線は杞憂におわったのでした。
自作フィルム巻き機での一番の懸念は高速でフィルムを巻き取るときにフィルムがコアから落ちてぐしゃぐしゃに巻き取ってしまうという事でした。
ですが素人木工の精度でもフィルムの落下はありませんでした。
フィルムのパーフォーレーション横に軽く手を添えても撮影されるエリアの乳剤面には手を触れないので手袋をして怪我をしないように気をつけながら巻き取っていくという事で決着しました。

フィルム巻き機の全体像
フィルム巻き機自作

この時点ではまだ高速リサイクラーに付属していた黒いノブを利用していますが、後日フィルムコアのセンターホールよりも細いナットに交換しました。

フィルム巻き機自作

ちなみにフィルムコアには上の写真のように切り欠きされた部分があります。フィルムを巻き取る際に滑らないようにフィルム巻き機の軸にも割り箸を再利用してはりつけ、回転時に滑らないように工夫しました。巻き機側が凸フィルムコア側が凹です。

フィルム巻き機の操作側

フィルム巻き機自作

当初想定していなかったのですが、高速リサイクラーという商品名に偽りはなく、400ftから100ft分巻き取るのはあまりにもあっという間です。

気をつけていないと100ftをあっという間に超過してしまいます。

フィルム巻き機自作

このノブがブレーキ?の様な役割を果たしている様ですが、閉めるとハンドルが重くなるので普段は緩めて使っています。一時的に巻き取りをやめて、反対側を確認したいとき等にパーキングブレーキ的に巻き機側を固定するのに使用しています。

400ftからどうやって100ftを4本を作ったらええのや

フィルム巻き機自作
100ft分どうやって暗室内で測ったら良いのか本当に悩みました。
フィルムコアの直径が51mmもある以上、巻き取るフィルムの長さに関係なく最終的なコア+フィルムの直径がフィルムローダーに入らなくてはいけません。
意外なところに役立つものがありました。
いつも愛用しているパターソーンのフィルムリールの直径がフィルムローダーのフィルム装填部とほぼ同じ大きさだったのです。
もちろんこのサイズぴったしの直径でフィルムを巻き取ってしまうとフィルムローダーへフィルムを装填するときに大変苦労しますからパターソーンのリールからほんの少し小さめの直径で作れば良いとわかりました。
ご自身が使っているフィルムローダーのフィルム室のサイズを測って段ボール等で定規を作っておくと良いと思います。

おまけ。

フィルムローダーに入れた際に遊びがありすぎる…

フィルム巻き機自作

Type Uコアをフィルムローダーに入れた際に遊びがありすぎるため、センターホールに工作で使って余った丸棒の端材を再利用したものを詰めてあります。
これを入れる事で内部でフィルムがガタガタ揺れないようになり、傷のリスクが減らせたのではないかと思います。

将来的には1000ftで買ってみたい…

フィルム巻き機自作一応設計時に1000ftでも耐えられる様に作ったのですが、まだ未知の世界です。
今後少し改良を加え、1000ftの場合の直径と重量も再度確認し将来の1000ftに備えたいと思います。
予定では50Dの再補充と、200Tの注文の後になりそうです。
カラー自家現像にも慣れ2時間以内でフィルムの現像からスキャニングまで終えられる様に最近はなりました。
流石にハーフサイズ等になると大変ですが…それでも昔に比べれば金銭的にも手間も軽減されてきた様に思います。
元々はプロラボのフィルムの仕上がりが悪かった事に端を発しカラー自家現像にのめり込んでいったのですが、結果的に使えるフィルムの種類が増え、最終的には金銭的負担を大きく減らす事にもつながりました。
チャレンジしてみる事が大事なのだなとまた学ぶ事ができました。

今日もありがとうございました。

画伯

この記事はあくまでも暫定版であり忘備録です。
工作には危険が伴います、十分な経験と設備がない場合は決して真似をしないでください。
全て自己責任でお願いします。
当記事を真似した事で生じるいかなる損害についても責任を負いません。
またフィルムの巻き取りは暗室内で必ず行なってください。フィルムの購入方法、細かな寸法などにはお答えできかねます、ご了承ください。

画伯の雑記 – 2019年02月10日 チープカシオ(MQ-24-7B2LLJF)のバッテリーを交換しました。

ハワイのスーパーで買った腕時計

チープカシオ(MQ-24-7B2LLJF)のバッテリー交換にチャレンジして見ました。

5年ほど前にウォールマートで15ドルで買ったチープカシオの電池が切れてしまいました。
購入した当時は本当に安い値段でいいものが買えたと大変浮かれていたのですが、日本に帰国してすぐに980円で売られているのを見つけてしまい、ちょっぴりショックだった思い出があります。
Amazonなどでも1000円を切る値段で売られています(2019年2月10日現在)
学生さんや英語や資格の試験を受験する際に持っていく時計としてもオススメです。
チープカシオと呼ばれていますが正式な商品名はMQ-24-7B2LLJFで、メーカー希望校は2900円+税となっています。(メーカー商品紹介ページ

バッテリー交換にチャレンジしてみます。
チープカシオ(MQ-24-7B2LLJF)のバッテリー交換にチャレンジして見ました。

バッテリー交換はとても簡単でした。
自力で交換した場合は保証が切れてしまうと思うので決して真似をしないでください。
日常生活用防水を維持したい場合はメーカー指定店などで電池を交換してもらう必要があると思うので

元から入っているバッテリーと同一の物を購入することができました。

チープカシオ(MQ-24-7B2LLJF)のバッテリー交換にチャレンジして見ました。

分解した際に出てきたバッテリーもSONY製SR626SWでした。

まずはベルトを先に外しました。

チープカシオ(MQ-24-7B2LLJF)のバッテリー交換にチャレンジして見ました。

小さいマイナスドライバーでベルト部分のスプリングを押して外しました。

裏蓋を外します

チープカシオ(MQ-24-7B2LLJF)のバッテリー交換にチャレンジして見ました。

本体から裏蓋を外す専用の工具が売られています。
ダイソーなどでも類似した工具が手に入るようです。
今回は幅の広いマイナスドライバーを少し差し込んだところパカっと外れたので必要ありませんでした。
専用の工具を使用した方が本体側への負担が少なく無用な傷などを避けることができます。

裏蓋を外した本体

チープカシオ(MQ-24-7B2LLJF)のバッテリー交換にチャレンジして見ました。

このようにSONY製SR626SWが収まっています。

チープカシオ(MQ-24-7B2LLJF)のバッテリー交換にチャレンジして見ました。

気休めですが…シリコングリスも塗布しましょう

自分で腕時計のバッテリーを交換される場合はシリコングリスをOリングに適量塗布しておくといいかもしれません。
元々が生活防水程度の防水時計なので気休めかもしれませんが、塗らないよりは塗った方がいいでしょう。

チープカシオ(MQ-24-7B2LLJF)のバッテリー交換にチャレンジして見ました。

細かなところに汚れなどが溜まっていたので清掃します。
バッテリーを取り出し入れ替える際に右側のネジを一箇所外すと簡単に取外せました。

元から入っていたバッテリーと新しいもの

チープカシオ(MQ-24-7B2LLJF)のバッテリー交換にチャレンジして見ました。

あとはOリングを戻し裏蓋をパコっとはめ直しベルトを戻せば完成です。
とても簡単だったので5分程度で終了しました。
これでまたしばらく使えそうです。

専用の工具やバッテリー、グリスなどを揃えてしまうと新たに一本買えてしまうのも事実ですが、もともと安い時計なので今回は自力で頑張って見ました。

画伯

この記事はあくまでも暫定版であり忘備録です。
分解やを推奨するものではありません、決して真似をしないでください。
当記事を真似した事で生じるいかなる損害についても責任を負いません。
メーカー指定サービス店に依頼してください。