画伯の雑記 – 2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

はじめに

今日は甲西駅から水口石橋駅まで歩きました。
トータルで17kmほどの移動でしたが、駅と宿との往復を差し引くと旧東海道を歩いたのは正味14km以下だと思います。
今日は過去最大に道を間違えてしまったのもあり、他の旅人であればもう少し短い距離で甲西駅から水口石橋駅まで辿り着いていた事でしょう。
僕の場合は三雲駅から草津線沿いにしばらく歩いてしまい、園養寺というお寺を少し過ぎた辺りまでルートの間違いに気がつきませんでした。
とても悔しいのですが来た道を戻り再度三雲駅に引き返したのですが、旧東海道は野洲川を越えるところが途絶えているため、どこで渡川しようか迷ってしまいさらに距離が延びてしまいました。(元々渡し船や期間限定の土橋で渡船していた区間です。)
この辺りで5kmほどの距離のロスがありました、とても悔しい。
この日はルートミスが原因で無駄に歩いてしまいひどく靴擦れを起こし、右小指から出血がありました。
三雲駅で一度休憩をとり、地図を見てから旧東海道へ復帰した方がよかったです。
適切な休憩があれば防げたミスでした、5kmのロスは大きく響きました。
そういえば今日から腹巻きを巻いて歩くようにしました。
焦りは禁物、今後の旅に今日の失敗を活かさなくてはなりません。

好天の中気持ち良く甲西駅からスタート!

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

すでにお昼の12時を過ぎてしまっていたので遅いスタートとなりました。
ただ宿を発ったのも遅く11時だったので、今日はまでスタート地点まですぐに着けたのでありがたいです。
もう数時間早くスタートしていたとしても交通の便等を考慮すると水口辺りまででやめていたと思います。
鈴鹿の峠を越える時は中断せず一気に関まで行きたいと考えています。

北島酒造

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

十四代目ごあいさつ「Sake 温故知新、酒づくりの原点回帰」、杜氏のご紹介、沿革、会社概要など、北島酒造株式会社の会社案内です。

文化2年(1805)創業と北島酒造さんの公式ホームページに書かれていたので、東海道を長い間見てきた蔵元と言えます。
(庄屋さんとして商売を始められたのはもっと前の寛文4年(1664))
旧東海道を歩いていると造り酒屋をまだ見かけるので、その度に続いているってすごいなぁと驚かされています。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

歴史探訪・史跡めぐりマップと公衆トイレの設置があったので一旦ここで休憩をとりました。
トイレは大丈夫でしたがお腹が減ってしまったので、座り補給と地図の確認が必要でした。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

かなりバスの便数が少ないのでバスを旅程に組み込む方は入念なリサーチが必要です。
柔軟にタクシーを利用したり、少し小刻みに区切るか長めに歩く日を設けた方が良いでしょう。
万が一乗り過ごした場合に破綻してしまう旅程を組まないのが大事です。

大沙川隧道 / 西方寺 / 公衆トイレ

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。
下の写真の大沙川隧道という短いトンネルの近くに公園があり、公衆トイレがありました。ここでトイレを借り、服を少し整えました。長距離歩いているとヒートテックのタイツがずれてきます。
2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。
写真を一枚減らそうとも思ったのですが、竹林と立派な木が不思議と印象に残り掲載することにしました。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

大沙川隧道は”おおすながわずいどう”と読みます。
草津の時と同様に天井川です。
少し上がって行ったところに立派な弘法杉があると案内がありましたが近くまでは行きませんでした。右上にちょこんと見切れているのがそれです。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

トンネルを抜けたすぐのところに休憩所がありました。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

この常夜灯は割と綺麗だったので最近モニュメント的に設置されたものだと思います。時々見かけます。道標にもなるのでありがたいです。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

これが少しわかりにくいところにあった常夜灯です。
荒川橋という橋の近くにあったのですが、説明の看板等を見つけられませんでした。
少しだけ東海道から外れているのでどこかから移築されたのかな?

横田常夜燈

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

吉永区の消火栓横の常夜灯と横田常夜燈(上の写真)はわかりやすい位置にありました。
常夜燈も奥が深いです。

三雲駅 ここで一旦休憩するべきでした

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

トイレや自動販売機の設置があったのでここで一旦休憩して地図を確認するべきでした。懐かしい郵便ポストが設置されていたので記念に撮影しました。

新海道/ここから数キロ間違って歩いていました。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。
こういう史跡のようなものがあるから東海道に違いないと思い込んでしまっていたのも良くなかったです。
伊勢伊賀方面への道であったと説明がありました。
ちなみにこの石碑跡と書かれており、現在石碑は場所は離れたところにあります。(ややこしい)

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

割愛するべきですがせっかく歩いてきた道なので間違ってはいますが写真を数枚掲載します。
曲がりくねっていてそれっぽいので、うわー東海道っぽいぜとお気楽に歩き続けてしまいました。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

この写真を撮った前後あたりまでずっと東海道から大きく逸れて歩いていました。
脳内で勝手に草津線をこれは東海道線だろうから沿って歩いていけばいいのだろうなと雰囲気で歩を進めてしまいました。
地図に頼らない旅をするのであればそれもありでしょうが、このまま進んでいたら貴生川の方に出ていたでしょう。

野洲川

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。
橋を渡りました。
TOTOにお勤めの方達なのか、何人か移動している方達を見かけました。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

キロポストですね。
日本橋までと書くべきか、日本橋からと書くべきか。

湖南市から甲賀市へ入りました

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

昔は渡し船等で野洲川を渡川していたのでこの付近は少し旧東海道が途切れています。これが前述した迷った原因でもあります。
泉水口線を歩き東海道に合流しました。
好きなVtuberさんたちの地元、聖地ですな。

横田常夜燈公園 / 横田渡し常夜灯トイレ(訪問時は故障中)

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

滋賀県道535号泉水口線と1号線の交差点に水口宿と書かれた大きな看板が設置されていました。
そこから少し歩いたところに横田常夜燈公園がありました。
公衆トイレの設置はありましたが故障中のため使用できませんでした。
手前のカインズかベイシアで食事とトイレ休憩を取る方が良いでしょう。
今日も菓子パン等の携行食を持ってきていたのですが、ベイシアに立ち寄れたので最初からここで補給する予定でも良かったです。

滋賀県内を歩いていて故障していた公衆トイレはここ以外にもありました。
地図上で公衆トイレの表記があってもあまり期待しない方が安全です。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

泉一里塚

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

モニュメントとして再現されたもので、元々はもうすこし野洲川寄りにあったと解説されていました。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。
泉川
水口宿と横田渡と書かれています。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

前述した通り、旧東海道にこだわらなければ大型の商業施設がちらほらとあるので、この辺りは補給とトイレには困らないルートでしょう。
1号線沿いは色々お店があるので、旧東海道から少しだけ逸れてみればトイレはなんとかなりそうです。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

屋根とベンチの設置がありました。
残念ながらトイレはありませんでしたが、座って休むことができるこのような場所を何ヶ所か今日は見かけました。
横田常夜燈公園のトイレが故障していたので、公園などの公衆トイレ等は使えないことの方が多いと思って旅をした方が良いですね。
大型商業施設等で休憩を挟みトイレのタイミングを調整していくしかありません。

藤栄神社 / 甲賀市水口中部コミュニティセンター

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。
コミュニティセンターでトイレを借りることができました。
他には近くに藤栄神社という神社があり、そこにも公衆トイレがあり使用可能でした。
立派なかんめさんの桜がありました。(1つ上の写真)

今日のゴール 水口石橋駅

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。
今日のゴールだという事と日のあたり方もあるかもしれませんが、随分フォトジェニックな駅に見えました。
こじんまりとしていた駅です、トイレはありませんでしたがベンチと自動販売機はありました。
意外と水口石橋駅にはたくさんの観光客がいました。
みなさん鉄道移動で駅周辺を見てまわっていたのでしょうね。
東海道を歩いていた時はほとんど人を見かけませんでしたが、駅に近づくに連れて人を見かけるようになりました。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

素直に乗り換え案内アプリの通りに帰りましたが、一瞬米原まで乗って米原からはJRで帰るのも楽しいかもと思いました。
疲れていてそんな捻くれた帰宅ルートを取る余裕がなかったのが功を奏しました。
後に近江鉄道で水口石橋駅から米原駅まで乗ると結構時間がかかることを知り驚きました。
多分50キロ以上はあるでしょうから当たり前です…

たぬきのテリトリー

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

今日は湖南市で1ヶ所だけ近江八幡周辺でみられるタイプの飛び出し坊やに気づいたのですが、あとはほとんど忍者モチーフの既製品のものばかりでした。
ただ限りなくあの飛び出し坊やにそっくりなのですがポーズが異なっていたのでもしかしたら個人宅の方の手作りの可能性もあったので写真は割愛しました。
あとは個人商店の自作のもの等を見かけたくらいです。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

もしかしたら分岐点を超えたのかもしれません。
明日以降は飛び出し坊やに出会えるでしょうか?
たぬきはもうしばらく見れそうな予感がしています。

信楽高原鐵道

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

子供の時に両親に連れられて行って以来、信楽には行けていないのでまたいつか行きたいです。
1人で行くかな。
竜王とかまでは来るのですけれどね。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

貴生川駅に着いた頃には日が落ちてきていました。
この写真の撮影時刻は16時18分頃、日の入りが17時頃なので割とギリギリでした。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

綺麗なお月様が駅のホームから見えました。もうすぐで満月ですね。

2025年1月11日 甲西駅から水口石橋駅まで。

水口石橋駅まではギリギリ日が沈む前に帰ってこれましたが、京都に着いた頃には疲れ切っていました。
今日もつくもうどんで鶏卵カレーうどんを食べ1日を終えました。
楽しい1日でした。

あとがき

今日は今年初めてわかりやすく旧東海道を歩いてまわっている方に遭遇しました。
最初その方とは一度挨拶を交わしたのですが、その後東海道ではない方へ進まれて行きました。
途中その方がルート間違いに気づき僕の後ろを追いかけて来ている気配がありました。
僕は写真を撮ったり、時々説明が気をよんでいたので、その方が僕を追い抜かして行きました。
今日の旅を終えた水口石橋駅には他のも水口宿周辺を観光していたと思われる方達がいました。
甲賀市ひと·まち街道交流館でトイレの場所を探していた夫婦もこの駅から近江鉄道に乗り貴生川駅まで帰って行きました。
週末なのもありますが、関東周辺の旧東海道の時よりも古い建物が残る滋賀県の旧東海道沿いは観光客が多い印象です。
腰の疲労が少し軽くなりました。
ズボンと上のコートの隙間を腹巻きがちょうど埋めてくれていたようです。
足の痛み、ルート間違い以外は良い旅だったように思います。

まだまだ撮ってきた写真が大量にあるので、追記したい気持ちも山々なのですが記事が長く加筆修正も大変になってきたため暫定的にここまでとします。

画伯

文字数と掲載写真枚数がとても多いので後日加筆修正見直しをします。
最新ではない情報、間違った情報が含まれている可能性もあります、ご了承ください。

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