画伯の雑記 – 2018年03月08日 経塚真代先生の作品を見に3331に行ってきました。

アーツ千代田 3331で開催中の3331 ART FAIR

3331 Art Fair

末広町駅から、秋葉原駅からも近い3331 ART FAIR

会場: 3331 ART FAIR 2018
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14
TEL : 03-6803-2441 (代表)
FAX : 03-6803-2442

・東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分
・東京メトロ千代田線湯島駅6番出口より徒歩3分
・都営大江戸線上野御徒町駅A1番出口より徒歩6分
・JR御徒町駅南口より徒歩7分
・JR秋葉原駅電気街口より徒歩8分
・JR御茶ノ水駅聖橋口より徒歩15分

会期 2018年3月7日(水) – 11日(日)
3月7日(水) 18:00 – 20:00[ファーストチョイス15:00 – 18:00]
3月8日(木)– 10日(土) 12:00 – 20:00
3月11日(日) 12:00 – 17:00 ※会期中の最終入場は閉場30分前まで

詳しい詳細は公式サイトへ

経塚真代先生の公式ホームページ

経塚真代先生の作品

経塚真代先生の作品

経塚真代先生の作品

経塚真代先生の作品
前回iplikanaさんでの個展の時は楽器や音楽が全体のテーマでしたが、今回はすこし変わり椅子というドメスティックで日常的なオブジェクトが人形たちと一緒に展示されていました。

どこかで見たことあるような椅子であったり、馴染みがある椅子であったり、自分も持っている椅子であったり。

経塚真代先生の作品

有名な画家をあげればゴッホが描いた椅子の絵も有名です。
ゴッホは自身が愛用していた椅子ゴーギャンが座ったととされる肘掛け椅子を描いています。

油絵の世界でもなじみ深いモチーフとしての椅子、そして日常で馴染みのある家具としての椅子、そこに先生の物憂げだったり可愛かったり生意気だったり、様々な表情を見せてくれる人形たちが腰かけたり、飛び乗っていたり、とけるように沈んでいたり。

経塚真代先生の作品

椅子をモチーフに作品を作るということは美術史の系譜を辿っているようで、それでいてとても生活の中にある身近な物であるが故の難しさもあるような気もします。
以前、経塚真代先生の作品には”すごくいい絵に近づいて見て時に絵筆の跡が力強く残っているような感じ。”があると書いたのですが、今回も木粉粘土で作られた作品たちからは油絵のマチエールが体を得て飛び出してきたような、そんなワクワクを感じる事ができました。。

経塚真代先生の作品

無印の人をダメにするソファーかな?笑
お仕事から帰ってきて疲れ切っていてぐったりといった感じでしょうか、すごく既視感を覚えるような、親近感がわきます。

経塚真代先生の作品

この椅子から顔を出してこちらの様子をうかがっているこの子がすごくいい作品だなと思いました。
台所の様子をうかがいながら話しかけている子供のような、そんな生意気でお茶目な雰囲気がとても愛くるしい。嫌いな野菜が入れられないか監視しているような、好きなカレーの匂いがしてきて歌いながら待っているご機嫌な子供のような。

僕がいいなと思うアートはどんなアートか簡潔に説明すると…
時間をしばらく置いてからじわりじわりと面白さがこみ上げてくるような作品であったり、スケール感にとらわれず喜怒哀楽から驚き、いろいろな表情や僕個人の思い出までも想起させくれるような作品が好きです。
経塚真代先生の作品の作品は手のひらに乗ってしまうような小さい作品だけれどすごくぎっしりと確かに何かが詰まっているのです。
僕自身が見聞きしてきた体験であったり、人生のその時その時に持っていたであろう感情や感性、感覚をはっと思い出させてくれるような気がします。
(過去のSpiralでの展示で70cm前後の大きな作品が展示されていたこともありました。あの作品もとても素敵でした。)

今回はアートフェア2日目の8日お昼頃に見に行ってきました。
学生の頃からよく見に行っていた3331で経塚真代先生の作品を見る事ができて感無量でした。
この辺りは神田明神に散歩に行く際に休憩で立ち寄ったり、水彩画の浮かせ額装をしたい時に額装をお願いする業者も近いので馴染みのあるエリアでした。
周辺に食事がとれるお店は少なめなので神保町や御茶ノ水まで歩いて探索すると楽しいかもしれませんね。

まだ会期中なので時間があればもう一度行き加筆修正したいと思います。

取り急ぎ、すごく良かったぞという感想でした。

画伯

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