うめちゃんからの手紙 2023 No.001 ぼんやり歳を重ねたい。

花をもらったうめちゃん。

職場の人から花をもらったうめちゃん。

うめちゃんからの手紙 2023 No.001

正月気分が抜けぬままぼやっとしていたらあっという間に今年も自分の誕生日を迎えてしまいました。
はるちゃんのお姉様が校医になり学食で時々見かけるようになりました。
私とはるちゃんとマリーちゃんと一緒のテーブルで食事をする日もありますし、はるちゃんのお姉様も私達の学校のOGなので先生の多くとも面識があり先生方と一緒に食事をされている日もあります。
先日までは食堂でNintendo Switchでゲームをやりながらお昼ご飯を食べている姿をお見かけしたのですが先生に怒られてい以来、最近はおとなしくお昼ご飯に集中されているようです。
休み時間ですし学生ではないのですから好きなようにリラックスして過ごせば良いのではないかと思うのですが、お姉さまの学生時代からの先生達が多く残る母校に勤めるのはどこか窮屈な様子に映りますね。
はるちゃんのお姉さまは大病を患う前までは都内のクリニックにお勤めだったのですが、病後は長期間療養されていました。
はるちゃんがお蕎麦を好きになったきっかけのひとつもお姉さまの療養地が長野県だったということも多分にあるのだそうです。
療養がひと段落し小康状態が維持できるようになってからも前の職場には戻らず高校時代のご友人の方がオーナーをされているお洋服のお店に週何日か働きに行かれていました。
今でも校医として週3日働く日以外はご学友だった方のお店を手伝いに行ってらっしゃるようです。
小さいお姉ちゃんと言われる事が多いはるちゃんのお姉様ですが、お姉様以外の今福家のメンバーがそれぞれ190cm前後あるため相対的に小さく見えるだけで、お姉様自身も170cm以上ある方でハウスマヌカンとして色々なお洋服を着てもシュッと様になるようです。
ご本人曰く体力に自信がなくなってしまい都内に通勤し医者として働くとまた他の病気になりそうなので校医になる事にしたとこっそり教えてくださいました。
はるちゃんのお姉様は自身がアトピー肌だった事と極度の心配性だった事がきっかけで医師になったおっしゃっていました。
健康を最も考える職業であるはずが就職後は健康から最も遠ざかってしまいとても苦労されたそうです。
対外的には愛する母校に貢献するために戻って参りましたという体裁のようですが、本音は妹であるはるちゃんの側で働きたいという事とお父様の勤務地から近いため一緒に都内に通勤して来れるため無理なくゆっくり社会復帰したかったというのが理由のようです。
私は歳を重ねるたびに社会貢献について考えます。
社会的責任が加齢に伴って増していく気がするからです。
前は週数日しか勤めていなかったカフェのアルバイトですが、知らぬ間に部下も増え指導する立場になっていました。
ほぼ同時期に入社したはるちゃんも学校でこそ無愛想ですが職場では存外上手にやっていて、頼れる先輩社員といった感じで麦山さんや山橋さんの指導にあたっています。
私は体力はちょっとしたもので誇れると自分でも思うのですが精神力が極めて低くあまり無理はできません。
早い話があまり社会と繋がれていない、貢献できていない、思った事の数%も毎年実行に移せていないという焦燥感が日々強くあります、そして誕生日にそれを強く毎年意識してしまうのです。
歳をとると図太くなるとおっしゃる方もいますがまだまだ実感が湧きません。
終業後に職場でショートケーキをいただきました、そして可愛らしい一輪のお花も麦山さんから頂きました。
寒い季節は気持ちが暗くなり真面目な事を必要以上に考えてしまいがちで良くありませんね。
盆暮正月誕生日くらいは美味しいものを食べぼんやり過ごした方がそれこそ他の日に真面目に過ごせるのでしょう。
近いうちお世話になっているキンちゃんにどら焼きを買って持っていこうと思います。
風邪に気をつけてお過ごしくださいませ。

私も無理をしないように、これからもいつも通りぼんやり過ごしていきます。

うめこ


今日の一枚

Leica MP + APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH. / Vision3 500T

Leica MP + APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH. / Vision3 500T


今日の一曲

Madobe

今日の一冊

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