うめちゃんからの手紙 2020 No.044 思い切り空気を吸いたい。

うめちゃんからの手紙 2020 No.044

たまえおばちゃんとうめちゃんの母が10代の頃。

うめちゃんからの手紙 2020 No.044

今朝はみんな揃って朝ごはんを食べました。
ご飯を食べる部屋のよく見える位置にたまえおばちゃんが歌子ちゃんと文子ちゃんを産んだ直後に撮られた写真が飾られていて、その写真には珍しくピースサインでたまえおばちゃんが写っています。

食事をしながらたまえおばちゃんが「あの時なんで私ピースサインしてたのか気になりだして仕方ないわ!双子を無事産んだで!って意味で2人を表す2本指なのか、単に喜びを表すピースサインなのか。私ってどっちかっていうと親指を立ててサムズアップで写ってる写真が多いのに、なぜ産後だけピースサインなんやろ。」とボソリと言いました。
確かにとても不思議です。
気にしなければ忘れてしまいそうなどうでもいい事かもしれませんが、たまえおばちゃんはアメリカンな感じにサムズアップで写っている写真が多く、ピースサインで写るものもありますが、なぜ産後直後の写真がピースサインなのか言われてみれば不思議です。
はじめおじさんが「そういう事言われるとすごく気になっちゃうよ!えー これ答え出るの?こっちまで気になってきたなぁ。僕は双子無事産んだよ!って意味で2本指立ててたんだと今日まで思ってたよ」と言い、産後直後にたまえおばちゃんのそばに居たヒロシも双子を無事産んだよの2人を表す2本指説を支持していました。
でも当の本人たまえおばちゃんは、単純に嬉しかったからピースしちゃったんかな柄にもなくと笑っていました。

母とたまえおばちゃんは双子なので、2人の子供の頃の写真を見てみますと、意外とピースサインで写るたまえおばちゃんの写真もあったのですが、母はぶれることなく似たようなポーズとファッションのテイストをずっと変えずに成長してきた事が伺い知れます。
たまえおばちゃんのハンドサインには時々のブームがあったようで天上天下唯我独尊の様に一本指を天に突き出すもの、アロハのシャカ、コルナ、スリーピース、e.t.c.、実は全く定まりがないのです。
逆さピースこそないものの結構バリエーションが豊富でだったのです。
大人になりサムズアップの頻度が増えただけで、ピースサイン等他のサインを捨てたわけではないでしょう。

朝ごはん時の他愛もない会話ですが、不思議なもので毎日暮らしていても自分自身の無意識下の行動に目を向けることはほぼなく、人から指摘されるまで気がつかない癖や仕草をしながら私達は日々過ごしているのかもしれません。
学校や職場等で頬杖をつくと間髪を入れずにはるちゃんが”コラ!”っと叱ってくれます。
はるちゃんが言うには頬杖というのは一番よくない体癖で、歯並びや肩こり、腰痛にまで影響があるそうで、私が無意識に悪い姿勢になっていると教えてくれます。

最近はコロナが粘膜等から感染すると知り、無意識に目の周りを触らないように気をつけるようになり、なんだか肩が凝りそうです。
自由を表す表現に手を広げ、ぶわっと空気をスカートに含ませ草原のようなところを若い女性がくるくる回りながら喜び全開に明るく陽の光を浴びる、こんなクリシェなシーンをどこかしらで皆見た事があると思うのですが、私は今あれがやりたくて仕方がありません。
刈られたばかりの芝のにおいを嗅いだり、陽の光を浴びた白いシーツの匂いを嗅ぎたい。

思い切り空気を吸い込み、季節の匂いを感じたい今日この頃。

うめこ


今日の一枚

Olympus E-420 / Olympus Zuiko Digital ED 14-42mm F3.5-5.6

Olympus E-420 / Olympus Zuiko Digital ED 14-42mm F3.5-5.6


今日の一曲

Singegruppe Hanoi – Vietnam Ho Chi Minh

Singegruppe Hanoi – Vietnam Ho Chi Minh


今日の一冊

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