うめちゃんからの手紙 2019 No.138 思い出のイギリス国鉄455形

うめちゃんからの手紙 2019 No.138

カーシャルトン・ビーチズ駅にて。

うめちゃんからの手紙 2019 No.138

今日は別行動の予定でしたが途中までマリーちゃんと行動を共にしました。
私とヒロシとダイちゃんとしほりさんはGreenwichに行く予定だったのですが、マリーちゃんも予定の時間まで余裕もあったのでCarshalton Beechesまで行き駅周辺を少しぶらつき駅舎などの写真を撮りまたSouthernでWest Croydonまで移動しそこでマリーちゃんとは別れました。
その後私たちはWest Croydon駅からオレンジ色のOverground線に乗りRotherhitheまで移動しそこでMayflowerという有名なバブでお昼ご飯をみんなで食べました。
その後先ほど通過したCanada Waterまで徒歩で移動しJubilee LineでNorth Greenwichまで行ってきました。
ロンドンの地下鉄とグレーターロンドンのSouthernの駅舎でそれぞれ異なる路線図や時刻表をダイちゃんは貰っていました。
イギリスの駅で配布されている路線図は広げるとなかなかの大きさで鉄道マニアのお土産には最高です。
今回利用したすべての駅で、無料でいただける地図と時刻表があればダイちゃんは2部もらい、自分用とおじいさんへのお土産用をクリアファイルに保管していました。
路線図もマニアも多く、奥が深い趣味です。
ちょっとした電車旅を楽しむ事が出来ました。
久しぶりのグリジッジだったのですが以前と変わらずトイレを借りられたり公園のベンチで休めたりと気負わずリラックスした感じで観光できたのが良かったです。
スイスやドイツ旅行とまではいきませんが、アメリカのようにトイレを借りるのに苦労する国は観光で結構気疲れします。
綺麗で安全なトイレと公園のベンチで休憩が取れる国というのは幸せです。

今日の小旅行はなんとなく日本にいる時に私の下宿から千葉県の美術館に行く時の感覚に似ているなぁと感じました。
私は個人的にSouthernでWest CroydonからNew Cross Gateまで移動しそこから177番のバスに乗るのもありだろうなぁと思ったのですが、ここは電車好きのダイちゃんとヒロシの冒険心を満たすために彼らに任せました。
突然私がMayflowerで食事をするのもありだなと思い立ち即座に異国でもルート計画が変更できたダイちゃんは大したものです。
いつもの私ですとGreenwichで食事をとるのですが、なんとなく混んでいる予感がしたのと歴史的に価値があるMayflowerパブにみんなを連れて行ってみたかったのです。
New Cross Gateから177のバスに乗りDeptford周辺を横切りGreenwichに向かうルートは父と何度も乗った事があり、2階建バスの先頭席に座れた場合は最高です。
でも時々変な人やヤバ目な人も乗ってくる事があるルートなので電車で最初から最後まで完結するダイちゃんのジャーニープランは正解だった思います。
ロンドンも安全といえますが、高校生同士がロンドンのバスで盛大に殴り合いの喧嘩をする場面に遭遇したり過去に色々な場面に遭遇した事があるのでバスを使わなかったのも懸命でした。
ロンドンの住宅街も迷路のようになっていて私の父か祖母、マリーちゃんのように詳しい人が居ないと危ない事もありますからね。
人を案内して回る時は確実で安全なルート計画が懸命です。

ヒロシとダイちゃんはお昼以降は別行動する予定だったのですが1時間だけ彼らは別行動し、結局ダイちゃんもこちらの画材屋さんを見てみたいと言うことになり一緒に画材屋さんにも行ってきました。
ついでに一つだけ私の記憶にあったモデルショップにも連れて行きました。
私が連れて行ったお店はどちらかと言うと建築事務所の人が利用する感じのモデルショップで少し的外れでした。
後で知ったのですがダイちゃんが渡英前に調べておいた行きたい鉄道模型店があったそうなのですがロンドン市内のお店ではないそうで、今回の日程ではいけないと悟り鉄道に乗ることを最優先したのだと言っていました。
ヨークシャーやリバプールにも良いお店があるそうなので、もう少し早く言ってくれたら連れて行ってあげられたのになとは思いました。
私でも知っているHORNBYなどの鉄道模型メーカーもイギリスの会社ですからね。
鉄道模型が趣味のダイちゃんの夢をいつか叶えてあげたいものです。

ダイちゃん自身は今回利用したイギリス国鉄455形電車の模型をいつか買いたいそうなのですが、結構値段の張るものだそうで、今はまだ勉強不足だから購入できないのだと言っていました。
歴史や運用形態など細かく勉強し尽くして、じっくり楽しめるようになってから鉄道模型は買うものなのだそうです。
ダイちゃんの飼い主のおじいさんは基本的にはダイちゃんの欲しい鉄道模型をいつも買ってくれるそうなのですが、欲しい電車についてどれだけ知っているか説明する義務があるのだそうです。
私の母の実家と同じシステムですね。
そしておじいさんがダイちゃんが真剣に勉強した事が認められれば買ってもらえるのだとか。

ダイちゃんにとって初めての渡英でしたが色々楽しんでくれたのではないかなとは思っています。
ヒロシとダイちゃんが言うにはイギリス国鉄455形は私の父が子供の頃に最初に製造された鉄道で、おそらく私の父も子供の頃に乗った事がある車両に私たちも今回乗車していたかもしれないと言うことです。
奇しくも日本にも国鉄455系という車両があったそうで5年ほど前に私も九州で乗っているはずだと言われました。
勉強になりました。

明日はまた祖母の荘園に戻り日本帰国までゆっくり過ごします。
その後ヒロシはダイちゃんを連れてスウェーデンに渡りヒロシの父と会い、北欧で数日過ごしてから京都に戻り、ダイちゃんと鉄道で東京に戻る予定です。

来週の頭にははるちゃんもドイツから戻ってくるので楽しみです。

ダイちゃんが本当に今回のイギリス旅行を楽しんでくれていて、私もいつか弟を連れてイギリスの電車を見せてあげたりいろいろなところを観光して回りたいなと強く思いました。
ダイちゃんを見ていると弟が恋しくなります。

うめこ


今日の一枚

IXY DIGITAL200

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今日の一曲

Compay Segundo Live – 'Chan Chan'

Compay Segundo Live – ‘Chan Chan’


今日の一冊

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