うめちゃんからの手紙 2018 No.185 餃子をみんなで作った。

うめちゃんからの手紙 2018 No.185

ゆったりしたシャツが似合っているうめちゃん。

うめちゃんからの手紙 2018 No.185

祖父が日本からイギリスに来ています。
祖母がまだフランスにいるため祖父が日本から持ってきてくれた荷物を運び入れる作業を手伝ったりしました。
わざわざ京都からイギリスまで持ってこなくてもいいと思うのやけれど祖母に頼まれていたからと祖父はワサビーフを一箱持ってきていました。
わさび味の柿ピーやグリーン豆などのスナック菓子はイギリス人にも大人気で鉄板のお土産です。
大きな缶詰にわさび味のグリーン豆が入った商品やあられのようなものはこちらのスーパーや中華食材店でも見かけることがあるため入手性は高いのですが、ワサビーフは無理だと思います。
ワサビーフは30年以上販売されているスナック菓子で祖母が来日以来気に入っているお菓子の一つです。
祖母が祖父に頼んでいたワサビーフや三輪素麺、イギリスの姉妹に配るプレゼントなどを整理整頓して祖母の書斎に並べておきました。
祖父のレコード収集のためにロンドンのショップや地方のコレクターとのやり取りを祖母がやっているので持ちつ持たれつなのでしょう。

昨晩祖父はイギリスに到着し、到着してすぐに祖母とiPadで連絡を取り合っていました。
フランスの友人のお葬式は滞りなく終わったそうですが、祖母には別の用事がもう一つフランスで入っているそうで…
今度はゴジラ映画のファンの集いがフランスの地方であるそうでそちらにも参加してからイギリスに戻ってくると言っていたそうです。

今日もサマースクールの子たちのクラスがあったので厩舎と乗馬レッスンのお仕事に行ってきました。
餌やり以外は午前中で仕事が終わる日だったので時間に余裕がある1日でした。
祖父が餃子でも焼こうかというので二人で材料の買い出しに出かけました。
餃子の材料はほぼ全てイギリスで労せず手に入れることができます。
厳密には日本で売られているニラとは少し異なりますが、Garlic Chivesという名前かただChivesと書かれたものがTescoなどでも売られています。
イギリスにはいろいろなところで収穫されたChivesが流通していて、ヨルダン、イスラエル、カナリア諸島、モロッコ、ドイツ…いろいろな国の物が入ってきているようです。
季節によってはSatsumaと書かれた日本のと全く変わらないみかんもスーパーに並びますが日本からのものではなくアルゼンチンや南アフリカから輸入されたものです。
余談ですがイギリスでも少し頑張ればゴーヤやとろろ芋も手に入れることができます。
ロンドンのホワイトチャペルを歩いていた時に大量に積まれたゴーヤを初めて見た時は驚きました。
イギリス国内でも健康に良いとされ、Bitter gourdやBitter melonの名で売られています。
酢漬けにしたものなどもKarela Picklesとしてインド食材店などに並ぶこともあるようです。
(日本でもニガウリと呼ばれているだけあり、英語でもBitterと変わらず入るところがゴーヤの個性であって、なんだか微笑ましくも思えます。)
基本的なキャベツや白菜などは普通にセインズベリーなどのスーパーに並んでいます。

祖父と二人でレコードを聴きながら餃子の皮を100枚も作りました。
生地をきちんと休ませる時間もとったので思ったより時間がかかり、タネを包む作業に入る前にちょうど田中さんとはるちゃんも帰ってきました。
その15分後くらいにマリーちゃんもスイカとトマトを持って帰ってきました。
不器用な祖父なのですが、学生時代にラーメン屋でアルバイトをしてきた時期があり餃子を包むのは本当に上手です。
焼肉屋さんやすき焼きやさんなどでお肉を焼いたり取り分けてくれるのも我が家では祖父だったりします。
マリーちゃんとはるちゃんも手伝ってくれたのですがひだを合わせるのに苦労していました。
田中さんが私の祖父に負けず劣らず手馴れた様子で、実質祖父と田中さんがほとんどの餃子を包んでくれました。
私もすごくゆっくりですが餃子を包むのは下手ではないので手伝いたかったのですが、私は洗い物係でした。
100個も餃子を焼いたのですが、今思えばもう少し皮を多めに作って冷凍したり水餃子で楽しんだりするべきでした。
5人もいたら100個なんてあっという間なのでした。
餃子は材料費のコストパフォーマンスもすぐれていますし、もりもり食べることもでき楽しむことができたのでまたみんなで作りたいなと思いました。
今回はフライパンで焼いたのですが、一度オーブン調理もしてみたいと思っています。
オーブン調理でかなりカリカリサクサクの餃子が作れると聞いたことがあるのでずっと実験したいと思っているのです。
点々の一口餃子も自宅で再現してみたいですし、餃子でやってみたいことはまだまだあります。

先日ロンドンに行っていた時に歌子ちゃんと文子ちゃんの一歳のお誕生日用のプレゼントを買ってきました。
キャスキッドソンに立ち寄ることができたのでロンドンらしい柄のものを数点見繕うことができました。
祖母もフランスでプチバトーに立ち寄るよと言っていたので、祖母がイギリスに帰り次第合わせて東京の家に送ろうと思います。
プチバトーは1893年に創業した子供の肌着からスタートしたフランスのブランドなのですが、フランスの地方都市で初めて見かけた時はフランスのブランドなのにもかかわらず日本のデパートで散々見ていたロゴだったため不思議な既視感を覚えたりもしたものです。
歌子ちゃんと文子ちゃんへのプレゼンもはもちろんですが、もうすぐ生まれてくる”ももえ”さんの長男のためにも少しだけベビー用品を祖母は買ってきてくれると言っていました。(ももえは私の母。うめこはもうすぐ姉になるのです。)

餃子をみんなで作ってたらふく食べた1日でした。

うめこ


今日の一枚

LEICA M10 , APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.

LEICA M10 , APO-SUMMICRON-M F2/50mm ASPH.


今日の一曲

Chara 『大切をきずくもの』

Chara 『大切をきずくもの』


今日の一冊

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