うめちゃんからの手紙 2018 No.166 関係ないことで恥をかいた。

うめちゃんからの手紙 2018 No.166

元気にやっているうめちゃん。

うめちゃんからの手紙 2018 No.166

毎日暑い日が続きます。
もうすぐで夏休みですからもうひと頑張りです。
今日は私の大嫌いなパソコンの授業がありました。
学年末にあるよくあるタイプのパソコンの使い方を間違えて夏休み中に恥ずかしい思いをしたりトラブルに巻き込まれないようにしましょうという類の授業でした。
そもそもパソコンが使えない私には無縁なことだとは思いましたが、私のようなコンピューター弱者ほど騙されるから気をつけるようにと先生も念押しされていたので真面目に聞くほかありません。

ところが授業中にパソコンとは全く関係ないハプニングがあり、恥ずかしい体験をしました。
私が座っていたデスクチェアがバギッと根元から折れ椅子から落ち少しだけ腰を打ちました。
不死身のうめちゃんで通っているわけですからもちろん怪我もしておりませんしピンピンしていますが、大きな音と共に派手に転んだのでクラス中の注目を浴びてしまいました。
ヒョロガリチビのくせに実は体重がめちゃくちゃあるのではないか?とおちゃらけた同級生が急に後ろから抱きついてきて私を持ち上げスカスカやん!と笑をとったりしたせいで余計顔を真っ赤にしておったわけです。
このやたら抱きついてきたり匂いを嗅いできたり髪の毛を触ってくるスキンシップが過剰な同級生がどうも苦手です。
はるちゃんやはとこのマリーちゃんとはハグをしたりしますし、別にどおってことないのですが、波長があわないのか虚をついて急に触ってくる同級生が苦手です。

怪我自体はしていないのですが過保護なのか保健室の先生が湿布を貼ってくれたのですが、その湿布が見事に肌に合わなかったようでひどく肌が荒れてしまいました。
そこで大丈夫ですと断る勇気が大事やったなぁと反省しました。
前も足をくじいた時に湿布を貼られ、その湿布が原因で酷くかぶれてしまい捻挫より治るのに時間がかかった事がありました。
あの頃からまったく学習できていない…

はるちゃんは私がパソコンの授業が嫌いすぎてきっと変な超能力的な力を発揮したせいで椅子が壊れたのだよとからかってきました。
まぁありえなくはない話です。
超能力的な力を持った人が出かけるのを嫌だ嫌だと思っていると下駄の鼻緒が切れたり雨が降るという話は昔からあります。
私の場合においては仮にそのような超能力が実在しても椅子が壊れたところでパソコンの授業からは逃れられないのであまり意味がない超能力ではないでしょうか。
学校の先生が調べたところ幸いそのような不思議な現象ではなく単に学校に納品されていた椅子の質が悪く溶接が粗悪だったためだそうです。
他の椅子も緊急で調べる事が決まったそうです。
何年か前に学校に納品されたタブレットコンピューター端末も粗悪なものだった事があったそうです。
学校という組織は悪意を持った人から見るとちょろいのか、カモになっているケースが多いのかもしれません。

下宿に戻りバイトの準備をしていると京都の両親と大阪の祖母両方から連絡があり、学校の理事長とパソコン授業の先生が京都と大阪まで謝罪に来たという事を知らされました。
今日日はモンスターペアレンツなるものがいますから学校も過剰と思われるくらいまで迅速に謝罪や両親への連絡をするのやろうなぁ、先生も大変だろうな、逆に気の毒な事をしてしまったと心苦しくなってきました。
客観的に見ても私の大阪の祖母は口が立ちますし理屈っぽくめんどくさい感じの大学の教授なので今回の迅速な対応は適切だった気もします。
祖母はいちいちそういうことを連載しているコラムなりに書きそうなので怖いですからね。

アルバイト先に着きマスターに今日の顛末を話すと、一時期大量に粗悪品の椅子が出回ったニュースが過去にあった事が話題に上がりました。
昇降機能付きのデスクチェアのガスシリンダーが爆発した死亡事件なども過去にあったそうです。
椅子のような一見単純に見える物でも死亡事故や重傷被害者が出た大事故があったのだと知り怖いなと思いました。
学校には椅子以外にも色々な設備や危険な箇所もあるでしょうから大きな組織や団体の中で責任のある職に就く人は大変な事だろうなぁと思います。

私の中学時代に素行の悪い男子がふざけてほうきを振り回しそのほうきが女の子の顔に当たり顔面を縫う大怪我をした事がありました。
ほうきのシュロを束ね木の棒に接続している部品がブリキの古いものだったのすが、その女の子の怪我がきっかけで学校中のほうきがプラスチック部品のものに置き換えられました。
ほうきで顔に傷が残るような事故まで発展するとはだれも予見できない気がします。
そもそもほうきは床を掃くものですしよっぽどの想像力がなければほうきの金属部位で生徒が怪我をするリスクへの対策は取れません。
プラスチック部品でも怪我はしたと思いますが、学校なりに精一杯考えた答えが金属は危ないという結論だったのかもしれません。
いくら教員が注意しても毎年生徒が卒業し新しい子が入ってくるわけですから大変な事に違いありません。
出て行くリスクもあれば入ってくるリスクもあるわけですからね。
色々な知識や情報を頭に入れるとどうしても社会に出る事に対し臆するようになってしまいそうですね。

私の場合は昔からついていない事が多く仕方がないと思うしかありません。
悔しいですが…
お侍のように四方八方に意識をめぐらせ常に緊張感を持って生活してみたらいいのでしょうが、それの疲労感と心労を時々起こるアクシデントを天秤にかけてみれば、やっぱり時々怪我をしたり落ち込む事があるのは仕方ないのかも位しれません。

バランスをとるために時々嫌な事が起こるのやと思う事にします。
学年末にとんだハプニングを経験してしまったという報告でした。

うめこ


今日の一枚

EOS 6D /  EF24-70mm F4L IS USM

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今日の一曲

Passion Nick Wood

Nick Wood – Passion


今日の一冊

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