うめちゃんからの手紙 2018 No.128 ミスを許せないと疲れてしまうぞ。

うめちゃんからの手紙 2018 No.128

くつろぐうめちゃんとヒロシ。

うめちゃんからの手紙 2018 No.128

少し精神的に疲れていたので報告が遅れました。
今日は学校が午前中で終わりアルバイト先もお休みの日だったのではるちゃんに誘われお昼から横浜に行ってきました。
前からみんなで行こうと言っていたホテルニューグランドでプリンアラモードを食べるのが目的です。
お昼は横浜に着いて直ぐにいつも言っている崎陽軒の食堂で食べました。
そのあと1時くらいにニューグランドに向かったのですが平日におかかわらず混んでおり私たち3人は10組目でした。
20分から30分くらいは案内されないだろうということで少し早足でしたが山下公園周辺で手際よく写真を撮ったり、ニューグランドの建築や内装の写真を撮ったりして時間をつぶしました。
お手洗いを借りたり写真を撮ったりしていたらあっという間に30分経っていましたが、それでも私たちの前にはまだ2組いました。
やっと案内され念願のプリンアラモードを頂く事もできました。
ガイドブックなどの写真にもよく使われている窓際の席にはるちゃんはわたしとまりちゃんを案内したかったそうですが、こればかりはタイミング次第なので仕方がありません。
はるちゃんから見て斜め向こうの席に俳優の杉本哲太さんにすごく似た人がいるとはるちゃんがずっと言っていたのですが、私にはどの方なのか分かりませんでした。
体調が悪い日だったわけでもありませんし、アルバイト先も休業日だったので体力は有り余っていたはずなのですが、プリンアラモードを食べたあとに少し眠くなりぼーっとなってしまいました。
日頃の疲れが出てしまったのかもしれませんが…ホテルニューグランドの客席にタオルハンカチを忘れて退店してしまいました。
人生で生まれて初めて外出先で忘れ物をしてしまいました。
幸いな事にお店の方が直ぐに気がついてくださり私を追いかけてきてくださりタオルハンカチを受け取る事ができました。
お店から5m弱離れたところで3人で感想を言いながら立ち止まっていたのが功を奏した感じでした。
もし足早に立ち去り山下公園なりで撮影をしていたら私のハンカチは戻ってこなかった事でしょう。
回りくどく書いてしまいました。
私が覚えている限り外出先で物を落としたり忘れてくるという経験が今まで一度もなく、本当に悔しくて仕方がありません。
人からしたら大した事ではないのかもしれませんが、この日は精神的に脆弱だったのかなぜか自分が忘れ物をしたというミスが全く許せず悔しくて人前で恥ずかしながら泣いてしまいした。
忘れ物をしてしまった事も恥ずかしいし、勝手に涙が出てきた事も恥ずかしく、本当に自分が情けなく思えた時でした。
はるちゃんは同じお店で姉妹そろって携帯と傘を忘れて退店した事があると嘘なのか本当なのか判りかねないフォローをしてくれました。
はるちゃんに「3人で来ていて、1人で行動している時よりもリラックスしていたからミスしただけだよ、女の人がスリとか携行品を盗まれる時はグループで会話に夢中になっている時が多いとも言うしね。私とマリーちゃんが気づいてあげられなかったのも悪かったよ、ごめんね」と謝られてしまいました。

その後はるちゃん達のフォローのおかげで気を持ち直し元町に向かい、たまえおばちゃんへのお土産にウチキパンでミルクフランスなどを買いました。
それからまた中華街エリアに戻り地下鉄でみなみとみらいまで向かいました。
マリーちゃんがみなとみらいのスヌーピータウンショップが見たいと言っていたからです。
マリーちゃんは小さいポーチなどの小物を数点買っていました。
はるちゃんは下の階にあるミスタードーナツでポンデリングなどを買っていました。
ウチキパンでも買い物をしていたのでドーナツとパンと二つも袋を抱えていて大変そうでしたが、はるちゃんの家はここから直ぐ近くなので大丈夫だよと言っていました。

はるちゃんは私達とみなとみらいでさよならしたほうが家が近いのですが、横浜駅まで私たちを送ってくれました。
みなとみらいから横浜までなので歩けない距離ではなかったのですが、一日中日差しが強く暑かったので地下鉄を選びました。
私たちが電車に乗っていると知的障害者と思われる女の子が電車の乗客にお菓子を配り歩いていました。
ほとんどの乗客は寝たふりをしたり無視を決め込んだり、中には子供連れの親子がそのまま受け取ったりしていました。
私は少しパニックになり早く電車が横浜駅に着いてほしい、私たちのところまで順番が来ないでほしいと願ってしまいました。
女の子と私の目が合い、私たちのところに向かって歩いてきました。
私達にもその女の子はお菓子を渡してくれようとしてくれたのですが、私はさらにパニックになってしまい動揺してしまい本当に久しぶりに人前で変な風に大きな声どもってしまい、車中の人たちの視線が私に注がれるのが苦痛でした。
するとはるちゃんが「知らない人からお菓子もらったらママに怒られるから受け取れないの、ごめんね」と女の子に謝ると、その女の子もゴメンナサイと言って歩いて去って行きました。
マリーちゃんは日本語が通じないと思われたからなのか話しかけられませんでした。
学校の制服を着ている時やアルバイト先でも変わったお客さんに遭遇した事は過去に何度もありましたし、中学時代に大阪で酔っ払ったおっさんに絡まれたり、急に大声で説教してくるおばさんに遭遇した事もあったのですが、その時は不思議と平気だったのです。

私の心の中で知的障害者の女の子にどう接していいかわからないという恐れのようなものがあったのか、人前で自分がどもった事で強い視線を感じた事が苦痛だったのか、それともタオルハンカチを忘れた事がまだ頭に残っていて精神的に弱っていたからなのか…冷静な判断をして女の子に適切な態度で接する事ができず失礼な事をしてしまったなと反省しました。

私は自分自身が人前で恥を掻く事や、ミスをした事を許せないめんどくさい性格の持ち主です。
そこに電車内の私がパニックに陥ってしまった原因が潜んでいるのです。
結局のところ私はええかっこしぃなのです。
知的障害者の女の子であれ小さいな子供であれ大人であれ、他人と接した時に素敵なお姉さんを演じたいというさもしい、そといきのメンタリティが心の中に住んでいるのです。
はるちゃんのようにとっさに受け答えができる、頭の回転の速さと実践での会話の流暢さを身につけたいと思いました。
制服や仕事着の時は心の切り替えができているのか、もしくは何かしらの組織に属しているという安心感や役割を演じその範囲内で行動しているため私の素の状態が出ていなかったのだと思います。

格好をつけようとすると、人は失敗するのですね。
ミスや人に失礼な態度を取ってしまい悲しい気持ちにはなりましたが、何かは学ぶ事ができたのだと思い受け止めようと思います。

うめこ


今日の一枚 – アーカイブより

Nikon F / Nikkor-H Auto 50mm F2 / SUPERIA PREMIUM 400.


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