うめちゃんの両親。そっくりだな。
うめちゃんからの手紙 2018 No.126
今日は午前中に絵画教室に行き、お昼過ぎから家庭教師の田中さんが勉強を教えに来てくださっていました。
習い事が二つある日だったのですが、田中さんが帰ったのは午後３時だったので暇を感じた1日でした。
暇を嫌うわけではありませんが学校とアルバイトがない日曜日は色々と予定を詰め込んでしまいがちです。
大人になると子供の頃よりも時間の流れを早く感じると昔から言われていたようですが、諸説あり学校の時間割のように細切れに1日を刻み毎時間ごとに異なる事をして新しい事を学び脳に刺激を送っているために長く感じるという説もあるそうで、私はこれを支持しています。
今日はお勉強をした後、マリーちゃんと田中さんと３人でたこ焼きパーティー（通称タコパ）をしました。
東京には実家から私が持ってきた甲野製作所の銅製たこ焼き器とたまえおばちゃんが普段使っている鋳物製たこ焼き器があります。
私が本場の味を再現したものを銅製たこ焼き器で今日は焼きました。
母に仕込まれたたこ焼きの腕を友人に振る舞え、気に入ってもらえたのでとても鼻が高いです。
夕ご飯の時にたまえおばちゃんが延々と溜まっていくテレビの録画が消化できなくて、これは借金と同じで恐ろしい事だ！と語っていました。
１シーズン全て録画したにもかかわらず1度も視聴していないドラマもあり、加えてNetflixなどの見たい動画リストも日に日に膨らんでいくばかりだそうです。
私とヒロシの寝室にはおばちゃんのお下がりのテレビとブルーレイレコーダーが設置されています。
私は機械が苦手なのでヒロシに操作は任せっきりですが、ヒロシのチャンネル選びと録画のセンスが秀逸で時間がある時はいつもヒロシとあーだこうだ言いながらテレビを頼んでいます。
先月くらいにたまたまヒロシが録画していたお笑い芸人の方のヒロシさんが一人だけで出演されている迷宮グルメ異郷の駅前食堂という番組に今ははまっています。
番組全体は１時間ですが、1カ国を30分で区切ってあり、30分番組のように気軽に見られるのも私には都合がいいです。
最初にこの番組を見つけたのは我が家のヒロシなのですが、今ではたまえおばちゃんもはじめおじさんもはまっていて全員で土曜日か日曜日にみんな揃って録画を見ています。
トルコの放送回でチャイがやたらと振舞われるというシーンにたまえおばちゃんもはじめおじさんも大爆笑していました。
おばちゃんたちがトルコ旅行した時もやたらとチャイを振る舞ってもらいトイレがすごく近くなり困った思い出があるよと言っていました。
私はトルコを旅行した事がないのですが行く機会に恵まれた時はトイレが近くならないようにお茶のお誘いに気をつけなければなと思いました。
イギリスのドラマなどを見ているとかなりの頻度でお茶を入れているか飲んでいるシーンが出てきて、ステレオタイプを誇張しすぎではないかと思われる方がいるかもしれませんが、これも事実です。笑
私の祖母がイギリス人なのですが祖母は以前テレビを見ながら「いくらなんでもここまでイギリス人でもお茶ばかり飲んでないよ！ビールの時もあるだろうし！」とツッコンでいたのですが、祖母の左手にはお茶の入ったカップが握られていました。
同番組を見ていて気になったのがトルコでは煮詰めたお茶にお湯を足して好みの濃さにして飲まれていると解説されていた事です。
イギリスでもミルクを先に入れるか後に入れるかで議論になる事があるのですが、トルコでは濃度の調整などのこだわりを語ったりする事があるのか疑問を抱きました。
でもミルクが後か先か、薄め方のこだわり、そういった他愛もない事を真剣に話しながら仕事や悩みなどを一旦外に追いやってお茶の時間を設けるというのはとても素敵やなと思いました。
大阪出身の母とたまえおばちゃんの場合はたこ焼きの生地をどこまでだし汁でシャバシャバに薄めて焼くかで議論する事が時々あります。
たまえおばちゃんは割と関東のたこ焼きに近いものが好みで、水分少なめにカリッと焼き上げるのがこだわりです。
母は定番のだし汁多めのシャバシャバ生地で大阪定番といった具合の焼き加減が好きで、オーソドックスなものが好きな母の性格がよく出ています。
たまえおばちゃんは大きめの穴が空いた鉄鉄鋳物たこ焼き器で焼き、私の母は銅製たこ焼き器で焼くのが好きです。
二人とも大阪出身でたこ焼きが大好きです、双子でもたこ焼きの好みは真逆です。
私は母の焼いてくれるたこ焼きが好きですが、タコパの時はたまえおばちゃん式の方が好きです。
母と同一のたこ焼きは少し技術がいるのでタコパの醍醐味であるみんなでワイワイやりながら焼くというのには適しません。
夕ご飯を終えみんなで少したこ焼きやトルコ料理の話で盛り上がったあと、実家にテレビ電話をかけ母にたこ焼きを上手に焼けた事を報告しました。
母が私に昔に買ってくれた甲野製作所の銅板はやっぱりいい仕事がしてあり、ベストなたこ焼きを友達に振る舞えたのも母のおかげだとお礼を言いました。
父も私の母が焼くたこ焼きより美味しいものはないからね、うめちゃんはたこ焼きの英才教育を受けて育ったからね！と言っていました。
母もどこか誇らしげでした。
母の日にたこ焼きについて熱く語り、母のたこ焼き英才教育に感謝した1日でした。
うめこ
今日の一枚
Nikon FM3A / レンズ名失念 / AGFA VISTA 200 PLUS 明治村
今日の一曲
Sarah Blasko – Hey Ya! (OutKast cover)
今日の一冊
